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ジオパークフィールドノートは画期的!(小学校教諭)

      2014/11/29

昨日、美方郡の小中学校教諭が集まって県教職員組合美方支部の研修会があり、そこに参加してきました。小学校の先生方と一緒に制作した「ジオパークフィールドノート制作の取り組み」が、分科会の一つ「学校・地域における教育改革運動」にノミネートされたからです。

教研集会

ジオパークフィールドノートは、小学校の先生が中心となり、私がディレクション&編集を担当、山陰海岸ジオパーク学術専門の先山先生や松原先生方のご協力を得ながら、予算は町ジオパークから出して頂き、町内小学校及び町外からの教育旅行、公民館行事など用に作った、ジオサイト学習教材で、今年3月に完成しました。町のHPや山陰海岸ジオパークでは一切告知がされていないため、制作した教諭や私のもとにあちこちから問い合わせが来るほどの教材なのです。

分科会では、ディレクション担当の私から制作の裏側の話ををさせて頂き、そして制作担当の教諭代表から、現場教員の立場からの教材制作の話をして頂きました。先生の話もなるほどなぁ、と思いました。

教諭は自分の学校校区の方とは地元住民と連携が取れるが、一方で校区から外れると途端にコネクションが無くなる。そのため、町内と言えども他の校区へ行って校外学習をさせるときに、地元に詳しい地元の方に話をしてもらいたいが、どこに頼んで良いのかが分からない。そのため、外へ連れ出しにくい。

自分たちは教材を作る能力はあるが、教材化するためのジオサイトや冊子化などのノウハウが無く、そういうときに、今井さんという地域の核となる人と出会えたことが、この教材を作るきっかけになり、「教材を作ってみたい」という漠然とした思いだったのが、一気に話が進んでいった。今井さんが大学の先生方にも協力をお願いし、予算の手立ても考えて、なおかつメディア対応もしてくれたなど、それぞれの立場の人たちが「専門性」「得意分野」を活かした成果がまさに、この一冊に凝縮されているんです。

分科会には教諭10名と地元小学校PTAの会長夫妻も参加しており、教諭の方からの感想は

「5月くらいに本が来て、本しか入っていないから何かしら?と中身をみたら、これ、教材じゃないですか。ほかのところからもたくさんこういうパンフレットや冊子が来るんですが、そんなのと違って、私たち教師が使いやすい形で作ってあるので、完成度にビックリしたんです。どうやって作ったのか、今日お話を聞いて、ますます画期的な本だと分りました。これは正式な教材として全学校に使ってもらえるよう働きかけたいです。」

「私は小学3年担当なので、この本の存在は知りませんでした。使い方によっては3年の環境学習でも使える内容になっているので、早速取り寄せてみて使いたいです。あとはこの内容を現場で指導して下さる方がどこかに居られればいいんですが」

「指導書に指導案や地図などが書かれているなど、とても使いやすくなっているのが良いです。コースの組み立て方も教師目線で書いているのでありがたいです」

「内容がとてもわかりやすいので、香美町編だけでなく新温泉町編もぜひ作ってほしいです。」

ジオパークフィールドノート指導書1
ジオパークフィールドノート指導書2
指導書の中身。指導案や見開きの解説は教師目線!(拡大可能)

 

小学校5,6年生にまずは使ってもらえるようにと、その学年のみに配布したフィールドノート。現場での指導は、4月に私から引き継いだ新任の香美町ジオパーク推進員が適任です。その理由は、推進員が町職員なので学校側が講師派遣をお願いする際に人件費の負担が無いためです。小学生への対応・言葉選びが上手く、ジオ知識も深い人が良いという場合は、山陰海岸ジオパーク推進協議会へご連絡ください。私を含めジオパークガイド及び候補が山陰海岸ジオパークには約200名近く居られますし、その中から適任のガイドを紹介して下さいます。地元の先生方は積極的にこれらの人材活用もお願いしたいです。

この発表ですが、次は県全体の県教職員組合の教育研究集会で発表することになりました。兵庫県内の先生方に知ってもらえると、自然学校にこちらに来て頂けるきっかけにつながりますので、私も発表のサポートを頑張りたいと思います。

 

 

illust2712
香美町ジオパークフィールドノート(PDF)
児童編 : 指導者編

小学校児童向けジオパーク教材制作記シリーズ
(1)(2)(3)
(4)(5)(6)
(7)(8)(9)

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今井 ひろこ

今井 ひろこ

1968年生まれ。大阪府出身。住友精化(株)研究所に17年勤務。在職中に但馬の環境教育を支援するNPOを設立。自然豊かな暮らしに憧れ、日本海に面する兵庫県最北の町・香美町へ移住。2010年より観光まちづくりに関わり、地域資源を活かしきれていない事業者に出会う。2014年9月にコムサポートオフィスを設立。年30回の講演や110回のコンサルティングを実施。事業者のやる気を引き出し、売上につなげるアドバイスをしている。

 - ジオパークの販促物&教材, 山陰海岸ジオパーク

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