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ジオパークにおける地域コーディネーターの必要性

   

地域を繋ぐ、地域のやる気ある人を発掘して導くコーディネーターが、ジオパークで地域づくりをする上において必須であることを、先日参加したジオパークシンポジウムの会議で再認識しました。

シンポジウムをするにあたっては後援や主催共催の団体長(ないしは権限を持つ担当者)が入る実行委員会形式で行うことが多いと思います。しかし、その下には実働チームがいて、交渉事や手配はその実働チームが行います。

会議

実働チームはシンポジウムを行う団体や関係自治体の職員、ジオパークガイド、民間でやる気のある人などが入り、役割分担を決めて、各々が自分のできる範囲で(→これ重要)タスクを片づけていき、協働してシンポジウムを開催し、次のステップへ一段昇る、というのが本来あるべき姿です。シンポジウムを成功させるには、動いて下さる人たちを探しだし、つなげていき、時には相談事も聞いて手だてを一緒に考えるコーディネーターが必要です。

 

ところが、ジオパークコーディネーターがいない場合はどうなるか。

1)実働部隊のスタッフを発掘することができず、スタッフがマンネリ。

2)イベントなどでの交渉事が進まない。

3)どういう活動をジオパークが行っているか、市民には伝わらない。

ジオパークは特にいろんな立場や職業の人が入ることで活性化します。もし、実働部隊のスタッフをどんどん発掘することが出来なければ、スタッフが固定化され、新しいアイデアも生まれません。シンポジウムを行うときにも、的確なパネラーを探すことができず、いつも同じような人にパネラーが回ってきます。

地域に入っているコーディネーターがいれば、誰にどういうことをお願いすれば動いて下さるか、イベントなどをどのように計画し、人を動かし実行していくか、などの塩梅をよく知っていますので、交渉事がスムーズにいくはずです。役場の正規職員では動く範囲が限られていますので、例えば「地域おこし協力隊」やジオパーク推進員などが当たることになります。その方のコーディネーターとしての経験や能力によるところが大きいですから、そういう人が全くいない場合は、地域で人脈が広い、50代までの方にコーディネーターをお願いすることから始めて、若手の新人のコーディネーターを養成していくと、コーディネータースキルも人脈も引き継ぐことができます。

ジオパークは役場職員、教育委員会職員だけでは動かせません。ジオパークガイドだけでも動かせません。大学などの専門機関だけでも動かせません。それらを市民と繋ぐコーディネーターが存在してこそ、持続可能なジオパーク活動となるのです。

今、ジオパークガイドを数揃えようと養成する動きが多いです。ある程度のカリキュラムを組み、市民が頑張って参加してくれさえすれば、よほど不向きな人でない限り、ガイド養成講座の修了証はもらえます。ジオパークガイドの養成も大切ですが、これからはむしろ、ジオパークでの地域コーディネーターの「人財」養成こそが、増加する国内のジオパークにおいて、各ジオパークの差別化を図るとともに地域でジオパーク活動をずっと続けていく上で必要です。そこに気づいてジオパーク「コーディネーター」を養成するジオパークが増えることを祈っています。

 

 

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今井 ひろこ

今井 ひろこ

1968年生まれ。大阪府出身。住友精化(株)研究所に17年勤務。在職中に但馬の環境教育を支援するNPOを設立。自然豊かな暮らしに憧れ、日本海に面する兵庫県最北の町・香美町へ移住。2010年より観光まちづくりに関わり、地域資源を活かしきれていない事業者に出会う。2014年9月にコムサポートオフィスを設立。年30回の講演や110回のコンサルティングを実施。事業者のやる気を引き出し、売上につなげるアドバイスをしている。

 - ジオパークとは?

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