半円段ボール「えんたくん」でグループワークの効果絶大!
先日、養父(やぶ)市商工会女性部が主催して、但馬(兵庫県北部地方)の3市2町の女性部が集まって研修会が行われました。午前中は過疎地の赤字スキー場を再生させる救世主・マックアースの一ノ本社長(養父市出身)が講演し、午後からは養父市大屋地区にある分散ギャラリー養蚕農家やアート村・ビッグラボなどを見学。その後で、「えんたくん」を使ったグループワークを開催しました。施設見学でハイ終わりでなく、新たな視点で見ると興味深いモノが見えてくるのでは?それが地域の個性であり、それを観光の新たな切り口として新たな但馬の観光ルートの造成につなげ、訪問者を増やしたいというのが今回の研修目的です。
この研修のアドバイザーをさせて頂いたんですが、ワークショップの司会進行役(ファシリテーター)が好きな私ですから、今回、「えんたくん」を持ち込みワークをさせて頂きました。
「えんたくん」とは?
さて、今回グループワークで使ったのが「えんたくん」。段ボールで出来た直径1mの円形のボードです。このボードに同じサイズの円形の紙を貼って使います。
静岡県の三ヶ日紙工さんで販売していて、1枚モノと半月に折ったタイプの2タイプあります。紙も販売しています。(私の知り合いは白の模造紙をこの形に切って使ってます。)ワークショップ専用のボードとして、主にまちづくりや研修会などで使われています。特に、参加者の交流や意見を気楽に出すことを目的としたワークショップに効果が高いです。但馬では私と山陰海岸ジオパーク推進協議会事務局しかもってないかも。(前回使った様子はこちらをご覧下さい)
会議室はイスだけを準備。輪になって座って頂き、膝にこのボードを乗せます。参加者にはペンを渡し(三菱プロッキーなど下ににじまないものが理想)、テーマに沿って思い思いに書いて頂き、ディスカッションに使って頂きます。
「えんたくん」の利点は3点あります。机の準備が不用なこと、角が無いので書きやすいこと、輪になるので参加者の距離が縮まることです。一つの班で4−6人で輪にしていくのが理想で、これ以上多いと輪が大きくなって膝から外れてしまいます。
えんたくんはコミュニケーション効果が高い!(特に女性は!)
今回は特に、但馬各地から来られていて面識があまり無い方々も居られるため、このような輪になってお話することで、距離が縮まって交流を深める効果を狙ったのですが、効果は絶大でした。
各班のリーダーには今回主催の養父市商工会女性部幹部にお願いしたのですが、事前に講習を行っていたことから、班内でとても話しが弾み、参加者それぞれが発表し終わった後も話しが続いて、とっても賑やかで温かい雰囲気になりました。
半円段ボール「えんたくん」の使い心地
今まで使ったことがあるのは全円段ボールなのですが、今回は初めて半円のものを取り寄せました。理由は、事務所での収納スペースの問題と、自車(プリウス)では直径1mのボードは大きすぎて運ぶことができないためです。持ち運びができるように半月版には専用ケースも付いています。
懸念1)書いている途中でボードが2つに割れないか?
半円段ボールに紙を乗せるときには、まず、半分の折り目だった部分にガムテープを3カ所小さく貼って、その上から両面テープを円周数カ所に貼って、紙を乗せて使いました。
参加者が興奮して途中で半円段ボールをバキッと折るということもなかったので、壊れやすいということはありません。両面使ってみましたが、特に問題はありませんでした。終了後、ガムテープは取り除くときに綺麗にとれますが、紙を貼っていたほうの両面テープは貼ってはがしやすいって書いていたのに、しっかりと跡が残ってしまう。。。
ま、紙を上から貼るので見た目は気になりません。
懸念2)ボックスの耐久性は?
残念ながら持ち手部分は耐久性がありません。何度か持って行くうちに破れます。
予めガムテープや何か他の手段で補強をする必要がありますが、底が抜けることはありません。私はガムテープで補強をしています。将来的にはプラケースを自前で作り、持ち運べたらと思っています。
******
今後の使用予定ですが、来月に中播磨地域の商工会女性部の研修で使ったり、来年も新入社員研修のファシリテーターを受けたら使いたいと思っています。実物が見てみたい方はコムサポの事務所に置いていますのでご覧下さい。
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今井 ひろこ


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