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ジオガイド養成講座で何を学ぶべきなのか?

      2014/09/12

先日の第7回ジオ談会。府県イベントやシンポジウムが重なり、参加できたのは鳥取~豊岡のガイドと自治体関係者13名でしたが、それだけにディスカッションも進み、とても濃いぃ会になりました。

日本ジオパークネットワーク事務局向け研修会のフィードバックでスライドで登場した、NPO桜島ミュージアム理事長の福島大輔さんの報告スライドはとても納得した内容ばかりでした。その内容を聞いていてなるほどと思ったのが、

果たして、日本のジオパークのジオガイド養成講座は「お客様を満足させるジオガイド」を育てる養成カリキュラムになっているでしょうか?

ジオ談会20140906
ジオガイドのリスクマネジメント講座、リスク把握や事故を起こさないための準備などの、職業ネイチャーガイドであれば必ずやっている講座をきちんと行っているジオガイド養成講座って、意外と少ないのでは、と思います。

そして、もっと大切なこと。それは、ガイドの基軸となる「ガイド自らが学ぶ姿勢」を講習の中で繰り返し伝えているかということです。お客様に満足して頂くためには、知識だけでなく、コミュニケーション能力等も学ぶ必要があるのですが、その学びは教えるという一方通行型では習得できません。

プロガイドは生活がかかっているので、お客様を1人でも多く獲得するには、そして、来られたお客様をどうサポートし、そのお客様が再び来て下さるにはどうしたらいいかを真剣に考えて、学んで実践し、自分の知識の糧とするのです。これができるからこそ、お客様がリピートして下さるのです。

ところが、年金を頂いて生活に困窮していないボランティアガイドの中には、テキトーにこなしてしまいがちな方も見受けらます。ガイド講習で教えたことをお話して頂いたらいいのですが、自分でそれを咀嚼できずに変な解釈を加えて、間違ったことを伝えたりするケースを見かけます。教えられたことしかしません、という方も実はかなり居られます。学びの放棄はプロガイドから見たら「手抜き」に他なりません。

ジオパークは幸いにして専門家が多数います。そういう方々と話やガイドトレーニングを進めて、知識を校正するということも必要です。ガイドのためのコミュニケーション講座(実践講座も含めて)も必要ですね。

どうしても地質地形の学習会が中心になり、地域資源の発掘ワークショップ、消防署の救急訓練だけになって実践講座やガイドとして自立するための講座がおざなりにされがちなジオパークのガイド養成講座。今一度、カリキュラムを見直す時が来ているのではないでしょうか。今回の報告は、改めていい気付きを与えて下さいました。

今回、フィードバックをして頂いたのは、私と同じ香美町在住の事務局・麻町さん。このように事務局員だけに行われている研修会の内容をガイドや自治体関係者にフィードバックして下さるというのは、ほかのジオパークでは無いかもしれないですね。オープンにできることはこのようにジオパーク内で共有して下さる山陰海岸ジオパークは、すごく風通しのいいジオパークだと思います。ありがとうございました。

 

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今井 ひろこ

今井 ひろこ

1968年生まれ。大阪府出身。住友精化(株)研究所に17年勤務。在職中に但馬の環境教育を支援するNPOを設立。自然豊かな暮らしに憧れ、日本海に面する兵庫県最北の町・香美町へ移住。2010年より観光まちづくりに関わり、地域資源を活かしきれていない事業者に出会う。2014年9月にコムサポートオフィスを設立。年30回の講演や110回のコンサルティングを実施。事業者のやる気を引き出し、売上につなげるアドバイスをしている。

 - ガイド, ジオパークとは?, 山陰海岸ジオパーク

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