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ネットからの宿泊予約の「割合」には注意が必要

      2015/10/18

私の主人の宿は楽天トラベルで賞をとっていますし、ブログも毎日書いているので、インターネットからの予約のお客様がさぞかし多いんでしょ?ってよく聞かれます。でも実際のところ、主人曰く「繁忙期のインターネット予約は半分あるかないか」かな、って。50%前後だそうです。

インターネット集客で成功しているのではと思っている宿でも50%前後??この割合って適正でしょうか?

インターネットをしていない層は一定割合である

昔からの常連様、年配のお客様の中にはインターネットをしていない方がまだまだ居られます。

以前ブログ「集客に悩む方全てに読んで欲しい『明日のプランニング』(佐藤尚之著)」でも書かせていただきましたが、

2014年にニールセン社の調べでは、日本国内の月間インターネット利用者数はPCからは5200万人、スマホからは4260万人。日本の人口から考えると、月に1回もインターネットを利用しない人は6000万人〜7000万人いることになります。インターネットで検索などをコアにする人たちと、全く使わない人たちとインターネット人類が分かれている

のです。今やインターネット集客は必須なのですが、だからといって、従来のアナログ販促をしなくても良くなったという訳ではありません。重要なのは、小さなお宿さん、昔から長くやっているお宿さんほどこの層のお客様を多く抱えていて、ちゃんと忘れられないようにニュースレターやお便りをこまめに送っておくというアナログの施策が大切なんです。

年賀状年賀状も今の時代だからこそ重要
売り込みなしでインパクトあるものを

スマートフォンの普及はインターネット予約よりも電話予約を増やした!?

スマートフォンの普及は検索される機会を増やしましたが、必ずしも最終的な予約をインターネットで行う、ということにはなっていません。実は、主人の宿もそうなのですが、「○○だけど、△月△日、いつものプランで×名」という常連様の電話予約が急増しているのです。

これはスマートフォンの普及で「スマホサイトから電話番号をタップ(軽くクリックすること)して電話予約をした方が早い」という常連さんが増えてきているためです。実際にやってみるとわかりますが、スマートフォンで入力するのは、若い方以外は面倒に思っている人の方が多いのです。

スマホサイト

また、これも主人の宿の場合ですが、時々お送りする常連様への季節のお便りにも「○○だけど、△月△日、いつものプランで×名」という予約の仕方でOKですよ、と誘導しています。スマートフォンはPCの機能を備えていますが、電話でもあることを忘れてはいけません。直ぐに予約が完了できるのは電話であり、実はスマホ普及でじゃらんネットや楽天トラベルが最も恐れているのはこの「電話予約」なのです。逆を言えば、ここの動線をシッカリ構築するのが自社サイトの強みになります。

ですから、まずはネットを使わない層にもシッカリとフォローをしておきましょう。これからはインターネットやソーシャルメディアの時代だといって、これまで行ってきた年賀状や宿泊のお礼葉書などのアナログなアプローチをやめてはいけません。また、ネット予約よりも電話1本で予約できる仕組みをしっかり構築しておきましょう。

どこからの予約が何割かは宿泊施設さんによって異なります。業界の適正値はありません。最終的にはそれぞれが自社予約のうち何割ずつぐらいあるかを確認した上で、日々の販促活動でどこに力を入れていけばよいのかの優先順位をしっかりと決めておくことが大切です。

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今井 ひろこ

今井 ひろこ

1968年生まれ。大阪府出身。住友精化(株)研究所に17年勤務。在職中に但馬の環境教育を支援するNPOを設立。自然豊かな暮らしに憧れ、日本海に面する兵庫県最北の町・香美町へ移住。2010年より観光まちづくりに関わり、地域資源を活かしきれていない事業者に出会う。2014年9月にコムサポートオフィスを設立。年30回の講演や110回のコンサルティングを実施。事業者のやる気を引き出し、売上につなげるアドバイスをしている。

 - コムサポートオフィス, その他, マーケティング, 宿泊施設の支援, 販促事例

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