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「電話が鳴り止まなくて困るほど」ニュースレターの超絶効果!〜主人の宿の話〜

   

今日は近畿中部と南部が晴れで、北部が曇りという、典型的な冬の天気になっています。こういう日は部屋を温めて、軽快なジャズをAmazonMusicで選びながら、お仕事に没頭っ!

img_1734 Amazon Music

こんにちは。兵庫県北部・豊岡市で宿専門で集客のアドバイザー時々観光ガイドをしている今井ひろこです。当ブログへお越し頂き、ありがとうございます。

「予約の電話が多すぎて仕事にならない!」と若女将がキレた?!

宿屋を営む主人が昨夜、

「今日さぁ、あの温厚な若女将がキレたんだよ」って。

主人の宿は主人の妹が若女将、女将は主人の母親です。若女将は、とても温厚な性格なのですが、仕事もてきぱき、従業員へのサポートもよく、料理も得意で生け花の師範も持つほどの腕前。その若女将がキレるって滅多にないので、何が起こったのか心配でした。

その原因は・・・

「予約の電話が多すぎて、仕事にならない!」とのこと。

電話

主人によると、一日に20件以上、電話がかかってくるそう。この時期、カニ宿の多くは宿泊の他に昼食を受けている宿が多く、ほぼ一日、何かしら仕事をしています。そのため、電話がかかる度に手を止めることになります。ホテルや旅館であればフロント担当がいますが、家族経営の小さな民宿ではそんな担当がいないので、困っているようでした。

主人が常連様に送った「ニュースレター」が原因だった?!

電話の多くは「お手紙頂いて、予約させて頂こうと思って」という年配の方からです。そう、そのお手紙とは、私の主人が常連様に10月末に送付したニュースレターです。

ニュースレター

過去5年間に2回以上お越しになった方(2回がミソなの)1100組に送ったら、1割以上からお電話やネットで予約が入ってきました。超常連様はすでに半年前の5月までにほぼ週末を中心に予約を受けていましたので、その間を埋める形で平日を中心に予約が入り、年内は昼食、宿泊とも9割埋まったそうです。

それでもまだまだ電話がかかってくるのは、ようやくテレビや新聞で松葉ガニ料理の映像が流れ出したからですよね。その番組や新聞記事を見て「そういえばこないだ、かどやさんから手紙が来てたなぁ。あそこのカニ、美味しかったなぁ」と手紙を見返してお電話して下さるんですね、きっと。

SNS、ネットを使わない人にはお手紙やニュースレターが効果を発揮!

SNSに没頭する主人に私が伝えていたのは、さとなお(佐藤尚之)さんの著書にもあるように、国内消費者は生活の中でSNSを多用する人と、SNSを使わない人が一定数いるということ。一生懸命ブログを書いていても、SNSを使わない人々に対しては伝わらない。むしろ、そのような方にはアナログの葉書、お手紙、ニュースレターを送るほうが直に伝わるのです。

事実、その効果は印刷→送付にかかった費用17万円弱のすでに20-30倍は軽く超えています。下手なPPC広告や宿泊予約サイトの広告よりも効果が高い。だけど、この結果は、常連率50%を越えているからこその効果です。

ニュースレター

私の事務所通信はこんな感じで発送準備しています

私の主人もようやく重い腰を上げて10月にニュースレターを作った訳ですが、このニュースレターはシニア世代に受け入れられたようで、平日の空きを埋めることがほぼ出来たとのこと。

主人の宿のようにシニア夫婦が顧客ターゲットになっている場合は、インターネットよりもニュースレターやお手紙が効果的なのですね。但し、そう書くと「DM」と勘違いして、値段でかでか載せたDMチラシを送っちゃう方も居られますが、それは逆効果です。

友達へ手紙を出すときに、自分の店の商品のチラシに値段デカデカ書いたものを同封しますか?しないでしょ??? それと同じ。お手紙だから、そのようなことは書かず、季節のお話しやカニのうんちく、どういう思いで宿の仕事を日々しているかを自ら綴っています。

ニュースレターの書き方(手書き)も専門家派遣でサポート!

現在、私の事務所では、商工会や商工会議所の専門家派遣で、ニュースレターの内容やどんな方に送るかなどの顧客マネジメントなどの指導を行っています。もちろん、定期顧問契約でもどのような文面を書けばお客様に思いが伝わるか、事業者様のサポートを行っています。ご相談はお近くの商工会、商工会議所、又は当事務所までお気軽にご相談下さい。

 

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地方の小さな宿と店の集客サポート 
コムサポートオフィス 今井ひろこ

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今井 ひろこ

今井 ひろこ

1968年生まれ。大阪府出身。住友精化(株)研究所に17年勤務。在職中に但馬の環境教育を支援するNPOを設立。自然豊かな暮らしに憧れ、日本海に面する兵庫県最北の町・香美町へ移住。2010年より観光まちづくりに関わり、地域資源を活かしきれていない事業者に出会う。2014年9月にコムサポートオフィスを設立。年30回の講演や110回のコンサルティングを実施。事業者のやる気を引き出し、売上につなげるアドバイスをしている。

 - 宿泊施設の支援, 販促事例

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  1. […] これ、本当の話です。 ↓↓↓ 「電話が鳴り止まなくて困るほど」ニュースレターの超絶効果!〜主人の宿の話〜 […]

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