地方の小さな宿とお店の集客をサポート!「今井ひろこドットコム」

宿泊施設や店舗の集客コンサルティング、プレゼンテーション指導、研修会、ジオパークにおける地域活性化を行う今井ひろこのブログサイトです

*

城崎温泉と香美町小代のコラボ・但馬牛見学ツアーの意義

   

昨日おとついのブログで、城崎オンパクで行く、但馬牛見学ツアーin香美町小代のお話をさせて頂きました。城崎オンパクとは、豊岡市の城崎観光協会が主催しているイベントで、1か月間、城崎温泉の周辺で多彩な体験ツアーを行います。今回行っている但馬牛ツアー、ガイドは私たちNPOたじま海の学校が養成し、ガイドで訪れる畜産農家や旧家などへの折衝、ガイドの選定は香美町小代観光協会にお願いしています。

城崎温泉
城崎温泉の柳並木

実は、異なる市町の観光協会同士が、自治体を挟まず、対等に組んで何かイベントやツアーを行うというのは殆ど皆無でした。自分のところだけ、儲かればいいと思っていたからか、あるいは、ほかのところと組んでイベントを行うことの余力が無いのか・・・なぜ今回、それができたかというと、ジオパークだからです。ジオパークの中で但馬(兵庫県北部)を活動拠点としている私に「今井さんが仕掛けてる体験ツアーって無いですか?」とお声を掛けて頂いた城崎オンパク事務局に感謝しています。こういうお声掛けがあって、私が両方の観光協会の間を取り持ち、町自治体担当職員を挟まず、民間だけでツアーの開催が可能になりました。本当に感慨無量です。この3方をつなげて下さった関係者の皆様、ありがとうございました。

但馬牛ツアー下見10/04
城崎オンパク事務局の古田さん(右)

最近の城崎観光協会は、城崎の温泉だけではダメだとお気づきになったのか、自転車で豊岡市北部を周遊する「山陰海岸ジオパークチャレンジライドin但馬」など、城崎の観光半径を広げてきています。今、但馬で最も多い宿泊客を呼ぶ城崎温泉を起点に、今日は竹野海岸、明日は香美町小代、明後日は出石そばをゆっくり食べて、その次の日は神鍋火山の跡をみてニジマス食べて・・・今まで城崎温泉に泊まって経験したことがなかった1-day旅行ができるようになれば、「もう城崎は飽きたし、ほか行こう」と思っていた旅行客の呼び戻しにもつながります。

出石そば輝山
出石の蕎麦屋・輝山では2種類のそばが食べられます

自宅を出て宿へ着く。点から点の「目的一点集中型」の旅行よりも、どこかへ寄って来て、帰りもどこかへ寄って帰る、線から線の旅行にシフトしてきました。高速道路が延び便利になったことで、点から点、線から線の旅行は、1泊を日帰りにし、旅行先でお金を落とさない危険性もはらんでいます。

明石海峡大橋

その流れに逆らい、日帰りを1泊に、1泊を2泊にし、地元へ「楽しく使って頂いたお金」が落ちるには、それ相応のコンテンツが必要です。今回、このツアーを催行して実績を積み重ねたら、2-3年後には定期コースとして、観光客が最も多い城崎温泉からの小代観光ツアーが月1回でもできる可能性があります!そうしたら小代も城崎温泉もWIN-WINになります。「One但馬」の組み合わせは、新たな観光ルートを作るほどのポテンシャルがあるんです!

夢但馬2014
1年間に渡って300余りのイベントが組まれている夢但馬2014
只今、秋・冬号配布中。

ご存知でしたか?外国人向けのJR周遊券(JR-RailPass)の近畿圏分は3泊4日7000円で、但馬北部まで使えるのです。レンタカーを借りるより、関空へ入った外国人が利用しやすいのがJR周遊券です。外国人が使う旅行本を見ると、但馬で大きく載っているのは城崎温泉です。ですから、今後外国人向けに、城崎温泉を起点にして、城崎温泉からあちこち行けるツアーを構築する必要性が出ているのです。それに、今の日本人も、都市部に住んでいる方で車を持たない人も増えてきました。(重いものはネットショップで買って玄関まで持ってくる時代になりましたから)車を持たない都市部の方が、城崎温泉を起点にして行きやすい、着地型の日帰りツアーを作っていく必要があるのです。

以上、画期的な民間連携がジオパークでできるようになった、というお話をさせて頂きました。

「連携無くして進展なし」

人口が少なくなった今、連携を深めて『温故地新』、いろんなツアーを再構築し、新しい但馬の観光スタイルを作っていきましょう。

11/5(水)城崎オンパク・但馬牛見学ツアーにもぜひご参加ください。
城崎オンパク牛ツアー
illust2712
香美町まち歩きガイド「香美がたり」
香住、今子浦、佐津エリア受付中!
山陰海岸ジオパーク公認ガイドが
深堀りしたまちの魅力をわかりやすくお伝えします!
お問い合わせ・申込はこちらをクリック!
10291825_455700764565169_5111936446927707570_n
illust2712

The following two tabs change content below.
今井 ひろこ

今井 ひろこ

1968年生まれ。大阪府出身。住友精化(株)研究所に17年勤務。在職中に但馬の環境教育を支援するNPOを設立。自然豊かな暮らしに憧れ、日本海に面する兵庫県最北の町・香美町へ移住。2010年より観光まちづくりに関わり、地域資源を活かしきれていない事業者に出会う。2014年9月にコムサポートオフィスを設立。年30回の講演や110回のコンサルティングを実施。事業者のやる気を引き出し、売上につなげるアドバイスをしている。

 - ジオパーク, 地域活性化, ジオパークの旅, 田舎での商売心得

コメントを残す

  関連記事

ジオガイド難民を減らす方法はあるのか?

昨日のブログ、ジオガイド養成講座を、ガイドの運営をしない自治体又はジオパーク推進 …

えんたくんでワークショップ開催

10月29日、山陰海岸ジオパークガイド交流会を行いました。その全体プロデュースは …

田舎の地域創生って、実に時間がかかるのです。〜但馬コネクション聴講記・1〜

先日、豊岡市日高で行われた但馬コネクションという会合に初参加させて頂きました。こ …

島原半島の「過去」をジオガイドさんと共に巡ってきました

知ってましたか?島原半島は南方向に毎年約1センチのペースで動いているんだそうです …

ジオパークフィールドノート、兵庫県を代表し全国大会へ出場決定!

今日は地元の教諭チームと一緒に、西脇市立西脇南中学校で開催された、兵庫県の教職員 …

香美町小代のガイドツアーは嵐の中でも大盛り上がり!

一昨日の山陰海岸ジオパークのガイド交流会の午前中は、香美町小代でガイドツアーを開 …

ジオガイドの認定制度は「上から目線でけしからんっ!」という意見について。

先日、「わたしたちジオガイドの認定を、行政主導のジオパーク推進協議会や専門家委員 …

体験プログラムは山よりも海が人気? じゃらん香美町観光セミナーより

じゃらん観光商品作りワークショップでは、今回、GAP調査の結果も合わせて、どんな …

「日本のジオパークへ行ってみよう」日本海新聞連載コラム・三笠ジオパークの巻

城崎オンパクシリーズを今日は中断して、今月の日本海新聞コラム連載「日本のジオパー …

なぜジオパーク看板が必要なのか?

日本ジオパーク南アルプス大会の分科会D「見せ方、ソフト(ガイドなど)、ハード(看 …