ブナシメジの新食感!~ジオパークの楽しみは「郷土食」
2014/10/09
旅にはやっぱり「食」も大事。日本ジオパーク南アルプス大会で訪れた長野県伊那市、そしてその周辺は、但馬では見かけない、あるいは食べる機会が無いものが多いです。そのようなものをスーパーに入ってふむふむとチェックしたり、お店で食べたりして、その地域の特性を舌で感じるわけです。
ジオパークではよく「ジオフード」といって、その産地で収穫、また海や川で獲れたものを使った地元料理を紹介したり、また、イベントなどで地域の食材をPRするために、新たにメニュー開発を行ったりします。食材の中で独特の風土や気候が美味しさを産んでいたり、昔からのソウルフードであるものをジオパークではPRしています。
例えば、白菜などは日本中どこでも作られていますので、それ自体はジオフードとは言えません。同じ一般的な野菜でも、新温泉町の畑ケ平(はたがなる)の高原大根は、標高1000mにある平らな高原(このあたりでは珍しい)で、戦後入植した方々が森を切り開き、標高差から来る気温を利用して、大根を季節を前倒しでずらして作っており、それがブランドとなって京阪神に出荷されています。もちろん、平らな場所ができたのには大地の歴史とその理由があります。(長くなるので割愛)
さて、元々標高の高い伊那市(市役所で海抜632m)で、スーパーや土産物店で見つけた最大の不思議は「ブナシメジ」です。関西のスーパーとは明らかに違う売り方です。
こちらはいつも買うブナピー(ぶなしめじ)
伊那市内のスーパーで見かけるブナシメジ。
ま、どうせ根っこ部分は切り落としてほぐして使うので、これはこれでリーズナブルなのです。なんで関西は株で売っているんだろう?その株の下の部分はどうしているの?という疑問が湧いたのですが、全国的に有名な産直市場「グリーンファーム」で見かけたものが、答えなのかな、と。
それは「パリージョ」。オシャレな名前が付いてるけど・・・これ、ブナシメジの根株やん。。。??
2個100円とはまたリーズナブルなので、自分の土産に買って帰り、後日ムニエルにして食べてみました。塩コショウして小麦粉付けてバターで炒めて・・・
その味に主人が思わず「めーっちゃ旨い!ナニコレ?!」と叫んだほど。サクサク、シャリシャリの後にジュワーっと広がるブナシメジ本来の味が、焼くことでさらに深みを増していて、バターと合う! 実用新案申請中ということですが、ここに気づいた方はエライ!日頃は廃棄している部分をどうにか活用できないかと、試行錯誤をされた様子が分りますね。これが大事ですね!
湿潤、かつひんやりしたほうがキノコ栽培に向いているのと、人工栽培の時に使うおがくず(パックで買った時もついていますよね?)が調達しやすかったために盛んになったと言われる長野県のキノコ人工栽培。そのバックボーンには、キノコを愛するたくさんの地元の方が居られ、研究され続けてきたこと。風土の話と今の暮らしの中にキノコ類がどう取り入れられているのかまで語ることができれば、そして、キノコ類の中で伊那市でのみ栽培、あるいは自生するキノコ類があればジオフードとしてもPRできるのでは、と思います。
グリーンファームには野生のキノコたちが並べられていました。さすがキノコ王国、長野県!
グリーンファームにこの時期並ぶいろんなキノコ。全て自然のもの。
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今井 ひろこ


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