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福崎町商工会で「地域の宝の探し方」セミナーを開催

   

昨夜、兵庫県の福崎町にある福崎町商工会の研修室で、「地域の宝の探し方セミナー」の講師をさせて頂きました。「地域内資金循環事業開発検討事業」委員の皆さんに対して、「地域の宝の探し方、活かし方」と題して、ハコモノだけでない地域の魅力の探し方をお話しました。

福崎町商工会

実は「地域の宝=地域の魅力」の探し方は、ジオパークに関わることで、より視座が広がり、いろんなものが宝であることがわかってきました。自然、景観、地形、地質、畑の土、特産品、神社仏閣、イベント、祭り、そこに暮らすヒト。すべてが大地と人々の暮らしに深く関係しています。それを改めて認知し、愉しむことが新しい旅の形を作ると思っています。

その視点はジオパークでない地域が持ったらあかんのか、ということを時々聞かれます。ジオパークでない地域がジオパークの視点で地域の宝さがしをすることは全く問題ないです。「ジオパーク」とは名乗れませんが、宝探しの視点は活用できます。

そのため、たまにですが、ジオパークを目指してはいないけど、地域づくりにジオパークの視点を用いたい、と県内の自治体や今回のような商工会からお話を頂くことがあります。

今回はこのようなラインナップでお話をしました。

福崎町商工会

ジオパークの取り組みについてビジネスの観点から紹介したのち、主に香美町の話ですが、観光でお客様をどうおもてなしし、地域の方はどのような取り組みや努力をしているかについてお話ししました。ただ地域で頑張った!ではなく、商工会なので、宿での実践例として旦那の宿の話、そして、香美町商工会青年部前部長の松岡大悟さんの話を中心に、地域の事を発信したり、一見、自社事業に何ら関係のない地域行事に取り組んだことにより、結果的に商圏が広がり、顧客が増加したという話をさせて頂きました。

ポスター

地域の宝はどこにある?ということなのですが、香美町で例をあげて説明していきました。

  1. 特産品

    香住の特産「梨」を例に、梨生産の歴史や他地域との生産方法の違いについてのお話をしました。丹精込めて作っただけでない、その地でないとできないことを「当たり前」に農家さんが経験則でやっていることが多いのです。それを解き明かして独自の手法としてストーリー化することが商品の付加価値につながります。

  2. 自然・景観

    滝、川、山、棚田、夜景、山城跡、城跡、古道、街道などなど

  3. 祭り・イベント

    花火大会や秋祭り、その他、住民の心のよりどころとなる祭り

  4. 神社仏閣

    円山応挙の襖絵のある大乗寺のような大きな寺や、地元の人しか知らない信仰の厚いお地蔵様も「地域の宝」。

  5. 店舗・工場

    観光客にお勧めできる店舗もそうですが、工場見学ができるところも大事な地域の宝です。その商品を見ると地域を思い出して頂けるからです。

  6. ヒト

    個性的な人、地域への熱い想いを持って暮らしている人、まち歩きガイド、土産店のおもしろい店主、飲食店の個性派マスターなどはすべて、その地へ行かないと会えない「地域の宝」です。但馬は実はそういう個性的な方が多いんです!

その後、実際にどんなものがあるかを皆様にお聞きして、人気投票を行うワークショップを行いました。この手法は淡路島在住のプロのファシリテーター青木将幸師(マーキーさん)に教えて頂いたものです。参加者にご年配の方が多く、出てくるかな、参加して下さるかなと心配でしたが、そんな心配はどこへやら。私にたくさん、福崎の見どころを教えて下さいました。こんなにあったとは!

福崎町商工会

スペシャルニュースとしては、池の中から現れる河童人形「カッパ一号」の後継「カッパ2号」が本日からデビューとか。これは必見!めっちゃおどろおどろしいです。 小さなお子様は連れて行かないでください。

福崎町カッパ
これは陸カッパ。これと似たカッパが目の前の池から出てきます。

この日のクロージング(まとめ)として話したことは、事業所がお客様に出来るおもてなしの話と必要性。商談などで大事なことはいつでも思い出してもらうこと。商談の合間の雑談の時に、地域の話をすることで、後日ニュースや新聞に地名が載っていると、それを見たお客様が「あ、あそこの会社で商品見せて頂いたなぁ」「営業マンの○○さんに相談してみよう」と自社を思い出して頂けるチャンスです。地域の事はオーナーだけが話せたらいいものでなく、お客様と接する時間の長い従業員こそが話せる必要があります。従業員教育の中に、ぜひ地域を学ぶ時間を入れて頂きたいです。

商工会の担当者の方や参加された方からは「参加者が笑顔で帰っていかれました。とてもうれしいです」「とても有意義な時間でした」というお言葉を頂戴しました。ジオパークのチカラは、ジオパークの中だけでなく、ジオパークの外でも有効ですね!

今回講座の担当をして下さいました福崎町商工会の吉澤さん、それから、私を講師に指名して下さった、今委員会コーディネーターの藤尾先生、そして2時間私の話に耳を傾けて下さった委員会の皆様に感謝申し上げます。

 

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今井 ひろこ

今井 ひろこ

1968年生まれ。大阪府出身。住友精化(株)研究所に17年勤務。在職中に但馬の環境教育を支援するNPOを設立。自然豊かな暮らしに憧れ、日本海に面する兵庫県最北の町・香美町へ移住。2010年より観光まちづくりに関わり、地域資源を活かしきれていない事業者に出会う。2014年9月にコムサポートオフィスを設立。年30回の講演や110回のコンサルティングを実施。事業者のやる気を引き出し、売上につなげるアドバイスをしている。

 - ご挨拶・お知らせ, ジオパーク, ジオパークビジネス, 講演・セミナー活動

Comment

  1. […] るのが大好き。なので「日本海のカニはなぜおいしいのか」「香住の梨はなぜおいしいのか」等を科学的に説明することができる。それをコンサルタントとしての研修会開催に活かした。 […]

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