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「週末も予約が埋まらへんだがな!」夏休みの予約をどう獲得していく? 〜今夏の宿の集客対策〜

   

先日、海底清掃の話を載せましたが、昨夜、その模様が10秒ほどサンテレビで放送されました。(サンテレビさん、ありがとうございます。)

赤いウエットスーツが私です。

このように水中にはちょっとしたすき間にゴミが挟まっています。この缶はまだ年月が経ってないようで、形がしっかりと残っています。

アルミ缶はこの後、塩水と紫外線の影響で何年もかけて腐食していき、蓋部分だけが残っていきます。

そうなる前に、人間が出したゴミは人間の手で取り除きたいですね。

 

 

こんにちは。兵庫県北部・豊岡市で小さな宿&店の集客アドバイザー時々観光ガイドをしている今井ひろこです。当ブログへお越しいただき、ありがとうございます。

オートキャンプや車中泊の増加で、夏の但馬の宿泊が減っているのか?

当地では、例年の夏休みは、週末だけでなく平日も満室になる日の方が多かったのですが、今年は様子が激変。

夏休み、海沿いの民宿では「海水浴」「花火」がキーワードであり、この時期増える「家族連れ」をメインターゲットとして「海水浴を家族で楽しもう!」とファミリー向けプランを作って販売しています。

しかし、今年はこの「海水浴」「ファミリー」というキーワードに刺さらないのか、週末の予約も埋めるのが精一杯で、平日はまず満室にはなりません。

地元の土産屋さんに聞いたら「今年はどうなっとるん?土日だのに店の前を通る車が少ないんだがな」って。

一体どうしたことなんでしょう???

その原因を探るため、昨日、一昨日のブログでは、オートキャンプ白書2017を購入。キャンプ場に流れている要因をデータから考えていました。

昨日一昨日のブログをまとめると、

オートキャンプをする方は子供のために、家族の団らんを求めて行う40代の家族連れが最も多く、100km以内の近場で年3回程度楽しむとのこと。8月が最も多く、GWやシルバーウィークなどの入る月も多いとか。バーベキューや野外料理を楽しみ、キャンプ場のアクティビティーにも積極的に参加

最近ではキャンプ場でなく、道の駅など車中泊も増え、インバウンド向けに空港でキャンプ道具一式も付いたレンタカーも人気。

伝わってますか?? 今までの民宿やペンションの夏のターゲット層が被ってますね。減っている一つの原因はこれだと思っています。

子供の夏休み期間でも、親は休みを取りづらい実態が

そもそも、平日の予約落ち込みが激しいのは、どちらかというと、人手不足によって休暇が取りづらいことが第一の理由だと思います。

その他、子供のいる働くママでも、夏休みに休暇を特別に取るかどうか、ですが、4人に1人は「取らない」と言っています。

マクロミルのレポートから抜粋)

非正規雇用だと、なおのこと休めないですね。収入に響くから。 有給休暇は子供の急病などとっさの時に取っておきたいですから。

つまり

『夏休みだからといって平日にファミリー層は来にくい』

ということが読み取れます。

感覚的には、5月GW明け〜7月3連休前の平日の様子がそのまま、7月〜8月に来ている感じです。

じゃあ、夏休みの予約をどう獲得していく?

1)常連様にトライ!

まず大切なことは、

いままでこの時期に来ていたお客様に暑中見舞いや残暑見舞いの葉書を送ること。

常連様や過去に来ていたお客様は、自分の宿の良さを分かっているはずだから。

お客様も一度しか来ていなければ宿の名前を忘れます。思い出させる工夫をしましょう。

もし、葉書を出すお金も無いということならメールでもOKです。

2)SNSでの発信

SNSを活用して自宿のことを発信していますか?面倒臭がってやっていない経営者も多いはず。

こういうときだからこそ、毎日の発信が大事。

ただし、「うちの宿に来てー」「今、このプランは1000円引き」などの売り込みは厳禁です。

書くのなら、日頃の宿のお仕事話、宿の周辺の見どころなどの話です。

3)販路拡大

ネット販売の販路を広げること。例えば、じゃらんネットと楽天トラベルに出しているだけであれば、るるぶトラベル、マイナビトラベルなど、販路を拡大して、インターネットでの露出を増やします。

また、今までBooking.comやエクスペディアなどで販売したことが無い場合は、そちらのインバウンドに強いサイトでも販売して、販路を拡大してみましょう。

4)宿情報の更新など

今、お客様はgoogle検索を行いますが、Googleのデータは自宿が提供したものになっていますか?

Googleマイビジネスなどに登録をして、確実な情報や宿提供の写真が検索画面に揚がるようにしましょう。

5)ターゲット設定の修正

もし、夏は「ファミリー向け」とファミリー推しばかりのプランであれば、週末しか埋まりません。

平日に自宿へ来る人は何を求めてくるのか?何を提供したら幸せに感じて頂けるのか?

それはもしかしたら日本人では無くインバウンドである可能性はいかがですか?

また、2食つけていますが、1泊夕食付き、1泊朝食付き、素泊まりなども検討する価値あるかもしれません。

それらのコースを予約するヒトはどういう理由でそのプランにするのか?

安く販売するという意味合いで食事回数の少ないものを考えるのでは無く、減らすことでお客様が得られる幸せは何なのか?と考えてみることが大切です。

それをプランタイトルやプラン説明に書きましょう。

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8月に入ったらお客様が増えるだろうと思っていたら、8月に入っても予約の動きが遅いので、今日はちょっと踏み込んで書いてみました。来年以降も同じ事になりそうな予感です・・・。

 

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今井 ひろこ

今井 ひろこ

1968年生まれ。大阪府出身。住友精化(株)研究所に17年勤務。在職中に但馬の環境教育を支援するNPOを設立。自然豊かな暮らしに憧れ、日本海に面する兵庫県最北の町・香美町へ移住。2010年より観光まちづくりに関わり、地域資源を活かしきれていない事業者に出会う。2014年9月にコムサポートオフィスを設立。年30回の講演や110回のコンサルティングを実施。事業者のやる気を引き出し、売上につなげるアドバイスをしている。

 - コムサポートオフィス, 宿泊施設の支援

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