地方の小さな宿とお店の集客をサポート!「今井ひろこドットコム」

宿泊施設や店舗の集客コンサルティング、プレゼンテーション指導、研修会、ジオパークにおける地域活性化を行う今井ひろこのブログサイトです

*

自宿のおもてなしをお客様目線で確認したこと、ありますか?

      2017/01/16

今日は『お客様へのおもてなし』を真剣に考えたい宿泊施設の方向けに、実際に自宿にお客様と同じように泊まってみようという話です。

兵庫県北部・豊岡市で宿専門で集客のアドバイザー時々観光ガイドをしている今井ひろこです。当ブログへお越し頂き、ありがとうございます。

お客様のウォンツを叶える「長靴レンタル」:湯村温泉・朝野家

私も大好きな宿・湯村温泉の朝野家さんが、今日のFacebookで長靴についての投稿をなさっていました。

ここで大切なことは、朝野社長が

湯村への交通の90%は車と観光バスで、玄関まで到着されるわけですから、ほとんどの方が皮靴でお越しになられます。冬の湯村の長靴(但馬ブーツ)は必需品で、荒湯や散策に利用していただいています。

「やゃ~なつかしぃ!」「初めて履くわぁ~」などの声をよく聞きます。都会では使用する機会のなくなり、目に触れる機会も少なくなりましたね。

と仰っていること。バスや列車で都会から来るお客様はその殆どが革靴で、雪の多い但馬山間部、雪道は革靴で歩けません。

都会では子供ならば長靴は持っているでしょうけど、大人はまず持っていません。お客様の「荒湯まで雪道を歩いてみたい」というウォンツを叶える、このシステムはとても素晴らしいです。

民宿でこのようなサービスをしている宿は、私は聞いたことがありません。

私の苦情から、全て「低反発枕」に変えた主人

私もダイビングスタッフとして、主人の宿に何度か宿泊したことがあります。大抵、寝付けないんです。

その原因は「枕」。

makura

民宿や旅館の枕は硬くて高いそば殻枕が多く、主人の宿もそば殻でした。寝返りをうつ度にガサガサうるさいし、めっちゃ高いので、肩や首が凝ってすぐに目が覚めます。

nebusoku

そういう場合は、座布団を半分に折って、タオルを敷いて枕代わりにします。完全には寝付けませんが、高さが際立つそば殻枕よりはマシでした。

その苦情を主人に伝えたら

「そういえば、お客様のクチコミにも何度も書かれてたなぁ・・・いっそのこと代えてみようか?」

と、全ての枕を低反発枕に代えました。その結果、寝具に関するクチコミも一気に減りました。

実際、枕以外にも次々と代えていきました。冬は外気温も寒いので、暖房はエアコンにホットカーペットですし、布団はホットカーペットの上に敷き布団、掛け布団は羽毛布団の2枚重ねだから、布団に入ってもホカホカです。

羽毛布団

そのお陰で、寝具に対するコメントが上々です♪ 例えば・・・

1213d

民宿かどや「お客様の声」ブログより転載

というように、クチコミに布団のことを述べて下さる方も多くなりました。

自分が自宿に旅行客として泊まってみよう!

クチコミの点数が良くない宿や人気の無い宿が、心を入れ替え、お客様で真の意味でおもてなしをしたいと思ったら。。。

自宿で何が足りないのかは、経営者やスタッフが自分の宿に「旅行者」として泊まってみるとすぐに分かります。

私の主人は自宿の料理をちゃんと食べたことが無かったのですが、宴会等で宿泊プランの料理を食べる機会があり、その時に

「これは多すぎて食べられへん!(涙)」って。

manpuku_kurushii

それまでも、妻である私が何度か食べる機会があり、その度に「量が多すぎる」と言っても聞く耳を持ちませんでした。しかし、主人自らが食べて量が多いと分かると、その日以降、料理の品数や分量を少し減らしました。

自分の宿に一泊してみる、メニューを食べてみる、そういう経験が無い経営者が意外に多いと思います。もしそうであれば、いくらクチコミで苦情を書かれても、お客様が真に伝えたいことは分からないのでは無いでしょうか?

「おもてなし」と難しく考えなくていいんです。お客様が嬉しいと思うことをするだけでいいんです。まずは部屋のおもてなし度を上げるように、お客様と同じ装い&準備をして泊まり、不都合があればそこを修正していくようにしましょう!

☆★☆・・・☆★☆・・・☆★☆・・・☆★☆

地方の小さな宿と店の集客サポート 
コムサポートオフィス 今井ひろこ

〒668-0022
兵庫県豊岡市小田井町5ー3フラッツオダイ201
TEL&FAX 0796−24−3139
「コムサポートオフィス」 で 検索!

Mail: info@@@imaihiroko.com (@は一つにして下さい)
URL:http://www.com-support-co.jp

★当社アドバイザーGAKUの骨太販促ブログ★
「コムサポートオフィスアドバイザー ガクの視点」

http://com-support-co.jp/blog

☆★☆・・・☆★☆・・・☆★☆・・・☆★☆

The following two tabs change content below.
今井 ひろこ

今井 ひろこ

1968年生まれ。大阪府出身。住友精化(株)研究所に17年勤務。在職中に但馬の環境教育を支援するNPOを設立。自然豊かな暮らしに憧れ、日本海に面する兵庫県最北の町・香美町へ移住。2010年より観光まちづくりに関わり、地域資源を活かしきれていない事業者に出会う。2014年9月にコムサポートオフィスを設立。年30回の講演や110回のコンサルティングを実施。事業者のやる気を引き出し、売上につなげるアドバイスをしている。

 - 宿泊施設の支援

コメントを残す

  関連記事

海の京都・丹後半島の間人(たいざ)がにを初めて食べた!(1)

先日から、宿泊施設への販促アドバイザーのお仕事で京丹後市に通っています。同じ日本 …

ネットからの宿泊予約の「割合」には注意が必要

私の主人の宿は楽天トラベルで賞をとっていますし、ブログも毎日書いているので、イン …

小さなお宿がクレジットカード対応にする方法(1)簡単スマホ決済

先日もお話ししましたように、私がお手伝いさせていただいている小規模宿泊施設さんで …

正規価格で販売して広告出すのと、広告出さずに値引きするのと、どっちがいいの?〜宿泊予約サイトの場合〜

今日は久しぶりに峠に雪がちらちらとしていました。空を見上げると、青空と雪雲が同居 …

じゃらんnet【ポケモンGOで旅に出よう!】特集をエクスマ的に考えてみた

今日も晴れて暑くなりそうな日本海側。今日は主人のダイビング屋さんのお手伝い。1年 …

WEBサイトに顔写真を出すことは必須、更に○○もアピールしよう!!

昨日まで続いたじゃらんネット集客シリーズ、いかがでしたか?じゃらんネットやヤフー …

そもそも「平日限定」「平日特典」プランって必要なの?

昨日、「平日限定」と「平日特典」の違いについてお話しました。平日の稼働率を上げた …

「平日限定」と「平日特典」、言葉の使い方には要注意!

先日、あるクライアント様から「繁忙期にもかかわらず土曜日に空室があるんです。どう …

「方法は百万通りある」〜お客様が来ないと凹む前にするべき事とは?

今年も終わるまであと数日、当事務所の営業は今年は29日までです。よろしくお願いし …

小さな宿がポンパレやグルーポンで販売してはいけない理由

香住は今朝も爽やかな朝を迎えましたね。朝晩涼しい日々もあとわずか?! おはようご …