『集客』を再認識したガイド養成講座の企画〜『集客』の極意とは?
昨日はとっても青空が広がって、いい天気でした。でも今のワタシには日焼けは厳禁。今週末に親戚の結婚式があるためです。こういうときに最も効果がでるのが資生堂の日焼け止めアネッサ。露出している肌全てに塗りまくって耐えました!
兵庫県北部・豊岡市で宿専門の集客アドバイザー時々観光ガイドをしている今井ひろこです。当ブログへお越しいただき、ありがとうございます。
一昨日、昨日と当事務所が企画したジオパークガイド養成講座についてブログでお話ししてきましたが、今日は当事務所の真骨頂『集客』について、今回企画したジオガイド養成講座を例に掘り下げます。
ターゲットとベネフィットを明確にする
同じような養成講座はすでに5年以上行われていましたが、一番参加者の多い年代は生活に余裕のある年金受給世代の年配者。養成講座の多くが、スポンサーである役場都合で平日昼間に行われるため、サラリーマンなど青壮年が参加できませんでした。
今回の養成講座では「ノルディックポールを使って、10km以上歩きながらお客様に案内できるガイド」を養成することが求められていたため、健康な20代〜50代の方を多く募集する必要がありました。
ただし、その年代の方は暇ではありません。ガイド資格を取得した後のベネフィット(価値・利益)が明確でないと参加してくれません。
そのため、今回は「ガイド起業したい人はサポートします」として、地元商工会や商工会議所と連携して起業できるよう、サポートすることを謳いました。コンサルティング事務所だからこそのサポートです。
また、チラシを手渡しした人には「ジオパークを学んでいると商品開発や顧客満足度をあげるコトができるよ!」とPRもしました。暇な時にガイドをして小遣いも稼ごうと思えばできることも。(1回の夕飯代にはなるでしょう)
ワタシもジオパークで地域のことを学んでいたからこそ、今、行っている宿や飲食店の「強みを見いだす」ことに成功しています。これは自信を持って言えます。
地方では一つの仕事だけで収入を得ることが難しくなっていますので、私のようにコンサル会社とガイドを掛け持ちしてるように、複数の仕事を掛け持ちするのは、今や普通です。若い人たちのかけもち仕事の選択肢の一つとしてネイチャーガイド、ジオガイドは有りだと思っています。
このように、集客を行うには、まず、集めたい層(ターゲット)、それから利益・価値(ベネフィット)を明確にすることが大切です。
集客は一つの方法に頼ってはいけない。これが鉄則。
昨日のブログをまとめると、新聞記事だけではなく、ホームページやランディングページ、チラシ、SNSも活用しました。
最終的には一人一人にお声をかけて、チラシを配りに行き、SNSで流して興味あると感じた人にメッセンジャーでやりとりしたり・・・で、私の知り合いが多数参加して下さって、登録数の半数に及びました。
集客ってイメージが悪い言葉?
集客と聞くと、どうしても「宗教の勧誘」「マルチ商法」など悪いイメージが付いていませんか?
私もこの仕事をするまで、
お金に汚いことをするんだーーー!
って思ってました。
この集客アドバイザーの仕事を3年やってきて、経営者の皆様にお話しを伺い、経営塾などに行かせて頂き、気づかせて頂きました。
ダーティーなイメージは間違いだったのです!
ワタシが考える集客とは、
『自分の商品・サービスに共感し応援して下さるなど一緒に活動していく人を募ること』
ちなみに、明日開催するコムサポ販促塾での集客とは
『事業者が共に学び、ひとつでも多くのことを吸収し、経営に応用して一緒に儲けていきましょうという仲間を集めたい』
との思いで講演会を開き、私や主人と一緒に学ぶ仲間を募っています。
宿泊事業者からみた集客とは
『自宿のコンセプトや経営者・スタッフ、料理等に共感して泊まりに来るお客様を集めたい』
飲食店の集客とは
『自分の店の料理や人柄、コンセプトに共感し、食べに来て下さるお客様を集めたい』
と言い換えることができます。
集客の鉄則は「一つでも多くの方法を使うこと」
今回、企画を進めるにあたって
・新聞に記事を載せてもらう
・推進協議会のホームページ
・香美町のホームページ
・但馬情報特急のイベントページ
・養成講座のランディングページ
・ブログでPR
・チラシ作成&配布250枚(公民館、役場など)
・自分の知り合いに声をかけてチラシ手渡し50枚(知人や町内の方など)
・SNSでの発信(山陰海岸GP有志のページ、コムサポ、今井ひろこ個人)
・イベントでPR
・NPOのジオパークガイドメンバーにPR
・講師からPRをして頂く
・参加者がお友達や知人に声をかけて頂く
と、今のワタシや事務局にできるだけのことをしました。
そりゃそうです。自信のある企画だし、スポンサーからは今年度1回ポッキリの企画と聞いていましたので、私が関わるからこそ知り合いにたくさん受けて欲しかったです。当然、自分の知り合いに声をかけてチラシを配りまくりましたし、協力もお願いしました。
大切なことは、それぞれの方法に対して、何人が応募するかな?と考えながら募ること。新聞を見て3人、推進協議会のページからは3人、香美町のホームページから何人、ランディングページから何名・・・という風に。
一つの方法に対して1人が応募すると考えたら、定員20人なら20通りです。
手数が多いほど、集客の可能性は広がります。
集客にてこずる事業者の多くはわずか1個しか手を打たずに「お客様が来ない」「求めているお客様以外が来てしまう」と言っています。
広くいろんな手を使うと、広告料や手数料などが発生するため、ジリ貧の事業者や今回のような公共事業だと打てる手数に限りがありますが、それでもできる限りの手を尽くすことで、1人でも多くの「自分が求める」お客様を増やすことに繋がります。
今回の企画で改めて、集客について深く考えるきっかけになりましたし、あらゆる手を考えていくことを再認識することができました。
☆★☆・・・☆★☆・・・☆★☆・・・☆★☆
地方の小さな宿と店の集客サポート
コムサポートオフィス 今井ひろこ
〒668-0022
兵庫県豊岡市小田井町5ー3フラッツオダイ201
TEL&FAX 0796−24−3139
「コムサポートオフィス」 で 検索!
Mail: info@@@imaihiroko.com (@は一つにして下さい)
URL:http://www.com-support-co.jp
★当社アドバイザーGAKUの骨太販促ブログ★
「コムサポートオフィスアドバイザー ガクの視点」
http://com-support-co.jp/blog
★あなたにマッチするビジネスセミナーの予定は★
☆★☆・・・☆★☆・・・☆★☆・・・☆★☆

今井 ひろこ


最新記事 by 今井 ひろこ (全て見る)
- 第6期・南紀熊野観光塾「塾生講習」に参加して(5/n) 選ばれるだけの理由が無ければ売れない - 2019年1月17日
- 第6期・南紀熊野観光塾「塾生講習」に参加して(4/n) 着地型観光で選ばれる商品とは? - 2019年1月15日
- 第6期・南紀熊野観光塾「塾生講習」に参加して(3/n) ターゲットを一つに絞る - 2019年1月14日
関連記事
-
-
「日本のジオパークへ行ってみよう」日本海新聞連載コラム・白山手取川ジオパーク
先月2月28日(土)の日本海新聞朝刊連載コラム「日本のジオパークへ行ってみよう」 …
-
-
「とりあえずFacebookだけ」に頼ると危険な4つの理由とは?
今日はこれからFacebookの講習会。でもとってもチャンス!なんです。会場には …
-
-
「どんなネタがお客様にウケるか?」マリンガイド有志が集まって勉強会開催!
一昨日書いたブログ《「質の低いボランティアガイドはストーカーと一緒」〜『観光立国 …
-
-
期待を上回る参加者数だった3つの理由!〜ジオパークガイド養成講座
今日は午後から今年初の自然学校リーダー。まだ水が冷たいのになぁ・・・がんばってき …
-
-
小規模事業者のみなさま、商工会をもっと活用しましょう!
中小企業庁の中小企業&個人事業主の商売をサポートする「未来サポート事業」(通称: …
-
-
日本のジオパークのメッカ「糸魚川ジオパーク」巡礼へ<2・終>
北陸新幹線が通り、リニューアルした糸魚川ジオパークへ巡礼に行ってきたお話の続きで …
-
-
明日から2016年後半戦スタート!☆折り返し地点で何を思う?
昨日、自宅近所を車で走っていたら、 地元・香美町の花であるユウスゲが咲いていまし …
-
-
うんちくを語ってもダメな理由~小阪裕司先生の講演会での気づき
先日、豊岡市商工会で、ワクワク系マーケティングの小阪裕司先生の講演会がありました …
-
-
小さな宿ほどWifi環境を(個人的には商工会にもWifiを設置して欲しい!)
小規模宿泊施設の支援をさせて頂いていますが、当然ながら?!Wifi環境のない施設 …
-
-
なぜジオパーク看板が必要なのか?
日本ジオパーク南アルプス大会の分科会D「見せ方、ソフト(ガイドなど)、ハード(看 …