本当に好きなのか、想いは文章に表れるーー。9/14「伝わる文章を書く7つのポイント」セミナー開催報告(2/2)
2016/09/18
昨日と今日の2日間で、赤羽博之先生の「伝わる文章を書く7つのポイント」セミナーでの気づきを書いています。
こんにちは。兵庫県北部・豊岡市で宿専門の集客アドバイザー時々観光ガイドの今井ひろこです。当ブログへお越し頂き、ありがとうございます。
ビフォーアフターでこんなに変わる文章!
当事務所が主催する赤羽セミナーは事前に課題文を提出→添削付き!今回のお題は「好きな食べ物(飲み物)」でした。150字の課題文を午前中はテキストの例文として一部分だけ公開添削し、昼からは80文字に推敲するという作業を行います。(そこが商工会等で行われる赤羽先生の無料セミナーとの最大の違い)。本当に伝えたいことを絞れるかどうか。これをどんどんしていくと短いキャッチコピーも書くことが出来ます。
私が提出した文章ですが、
とっても良い感じになったなぁと思ったのですが、赤羽先生のムチが入ると、こういう指摘が。
やはり3回目ともなると、当然ですが指摘が厳しくなってきます。重複問題と文章が長い、出だしが正直すぎると3つも問題点が!ちゃんと見直したんだけどなぁ〜、ちゃんと声を出して、プリントアウトして、ってした「つもり」になってましたね。重複は避けたつもりだったのに、思いっきり使ってるがな!(涙)
ここからさらに2文目だけ添削指導が入り・・・(そりゃ68文字は長すぎる)
どうですか?! この添削があるのが赤羽先生の少人数制セミナーなのです。今回、2度目の参加である主人が「自分が書いた文章の添削は勿論だけど、人の書いた文章を見るのはとても勉強になる」と言っていました。まさにそれなんです!客観視できると、もっと治したくなるんです。
で、結局、80文字に推敲して「整いました!」
(最後は原稿用紙に手書きで書いていきます)
この文章を研ぎ澄ます作業を講習中にできるのが、「コムサポ×赤羽セミナー」の強みです!
本当に「好き」でないと「好きなこと」は書けない!
今回は「好きな食べ物」150字の課題文を80文字に推敲しました。「好きな食べ物」というお題の場合、何がどう好きなのか、書くことを絞らないと80文字にぎゅぎゅっと凝縮できません。例えば、「のどぐろ」が好きだとすると、のどぐろの刺身か、塩焼きか、或いは煮魚が好きなのかで書く内容や注目点が変わってきます。それも好きなシーンや部分も千差万別。同時に美味しさも表現したいですもんね。文章は人の心を映しますねー。150文字の場合は文字数でごまかせても、80文字に絞ったとき・・・
本当に好きなのか、想いは文章に表れる。
皆様が推敲した原稿をホワイトボードに投影しながら、添削をその場で赤羽先生が行う添削ライブ。
今回、80文字に推敲する段階で、文章を絞りきれない方が数名いらっしゃったのです。文末がおかしくなる人、文中にどうしても迷いが出る人・・・!! どうしちゃったのかしら?という文章が続出し、添削していた、まさにその時。
「あの・・・わたし、サツマイモの話を書いたんですけど、実はサツマイモ、そんなに好きでもないんです。課題文を出してって言われた時に、直前に食べていたのがサツマイモなんで、サツマイモの話を書いただけなんです。」
あらまぁ・・・好きじゃなかったのですね?! そしたら次々とカミングアウトが!
「私も好きな食べ物は納豆なんですけど、お店のメニューを書いた方が良いかなって思って」
「私はラーメンのことを書いたんですけど、ラーメンはあまり好きでなくて、ラーメンを下さる常連さんが好きなんです。」
カミングアウトされた方の文章はやはり美味しさや好き好き度が伝わりにくかったのです。
ここで分かったこと。
言霊は文章にも宿る。
好きな食べ物を本当に書いている方はその想いが伝わり、今、その場で食べようとしている状況がイメージできているのです。食べる直前の、あのよだれが落ちそうになる瞬間を想像できるのです。
特に好きということではない自社商品や適当な題材を書いた方の文章は、どことなく伝わりにくいのです。
言葉で、文章で、読み手に伝える為に必要なのは、上手な文章じゃなくて、想いなんだ! だから、思い入れがない文章はすべて読み手にバレている! 下心があればそれも読み手にバレている!と思った方が良いです。
伝わりにくい理由のひとつは「考える順番が違う!」
伝わりにくい文章の特徴は「長い文章」「主語と述語が一致しない」などもありますが、このように推敲していく段階で伝わりにくい場合は、
「考える順番が違う」
限られた字数で文章を書くときには、
①何を言う? What to Say?
↓ ↓ ↓
②どう言う? How to Say?
この順番で書くとポイントを絞って伝わる文章になるのに、どう言おうかをまず先に考える、順番が逆の人が多いのですって。どういう風に伝えよう、と焦ってしまい、絞り切れてない尻切れトンボな文章になってしまうのだそうです。
思い入れが無い商品の説明文はどうやって書く?
最後に、赤羽先生に質問してみました。
「どうしても自分の商品でそんなに好きでないのに説明を書かないといけないとき、どうするんですか?」
すると赤羽先生は、
「これを好きな人だったら、どう言葉を発するかな?どう思うかな?と、その商品が好きな人になりきって書く!」
もしそれが分からなければ、その商品が好きで買っていくお客様に直接聞けばいいだけですね。お客様からのナチュラルな感想や声を活用して、商品の説明文を書いていきましょう!
受講者の声
「2回目参加ですが、やっぱり何度やっても勉強!と思いました。書き写しは続けまーす! 赤羽先生、やっぱりすごいですね。」
「お客様に対してのチラシや案内葉書に書かせて頂こうと思います。短くても伝えられる文面っていうのは、とても難しかったのですが、今日参加させて頂き、とても参考になりました」
「新聞コラムの写しやってみます。何か題名をつけて文章をつくってみます。改めて、好きな物は何かを発見できよかったです」
参加者皆様の感想がとても前向きなものが多かったことが嬉しかったです! 次回、また赤羽先生が但馬&京丹後にお越しの際は、この中毒性の高い「文章力UPセミナー」を開催しますので、気になる方は事前にお伝え下さい。もちろん、新しいお題で課題文を提出頂きます!
赤羽先生、どうもありがとうございました!!
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今井 ひろこ


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