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ジオパークの加盟申請プレゼンテーションを見学☆質疑応答の傾向は?

   

昨日、ジオパークの認定プレゼンテーションを見学してきました。(兵庫県立大学大学院・松原先生の美人秘書として同行♪)

松原先生

司会担当の松原先生と竹ノ内さん(糸魚川GP)

こんにちは!兵庫県北部・豊岡市で、小さな宿と店の集客アドバイザー時々観光ガイドの今井ひろこです。私のブログへお越し頂き、ありがとうございます。

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昨日は夕立もあり、夏を感じさせる幕張メッセまで来て、ジオパークの会合へ松原先生にお願いして特別に参加させて頂いています。

ジオパーク

私が講演に行かせて頂いた地域のプレゼンを見たかったのと、今、ジオパークに求められていることなどの最新情報を知るためです。

下北ジオパーク

今回申請した下北のみなさん。緊張感Max!

今年、日本のジオパークに加盟申請したのは、下北、筑波山地域、浅間山北麓、月山、鳥海山・飛島、萩の6箇所。

エリアを拡大した地域の再申請は、箱根ジオパーク(南足柄市追加)の1箇所。

世界ジオパークへの推薦申請をしたのは、霧島、桜島・錦江湾の2箇所。(何と、お隣同士!)

ジオパーク

会場は熱気ムンムン!超満員でした!

それぞれで、プレゼンテーション(12分)と質疑応答(15分)がありました。そのなかで印象に残った質問について7つお伝えします。

ジオパーク認定プレゼンの質問、その傾向は?

1)隣のジオパークとの連携

隣同士のジオパークの連携をどう図っているか、世界ジオパークの推薦申請を出した霧島と桜島・錦江湾、萩(隣は秋吉台)、箱根(隣は伊豆半島)は聞かれていました。

特に世界ジオパークを見据えている地域の場合は、外国から見たら、隣と統合してジオパーク活動を進めた方が良いよねーと捉えられちゃうようです。

2)大地のバックボーンの説明ができているかどうか

ジオパークは大地、地質という土台がしっかり語れて、はじめて土俵に立てます。発表だけでなく申請書を読んで、説明が薄い場合に質問されるようです。火山をテーマとしたジオパークの場合、自分たちのジオパークのどこが他の火山系ジオパークの地形地質と違うのか、そこも突っ込まれていました。審査委員の前で「釈迦に説法」になるので、やりとりを聞いている私が緊張しました。

3)ジオパークエリアの設定根拠

今回登場した浅間山北麓のように、一つの火山をテーマとしてジオパーク活動をする場合は、火山の周辺自治体が一体となってジオパークになるのが自然の流れ。しかし、浅間山の南側・長野県側が入っていないなど、設定根拠が「自治体の都合」の場合はその理由に質問が集中していました。

4)推進協議会の構成メンバーについての質問も

ジオツーリズムを推進する上で、入って欲しい団体(例えば大手リゾートホテル、商工会など)、特に教育委員会が入っていない場合に、質問が集中していました。ユネスコジオパークになってからは、教育が大きな柱となるだけに、教育分野に声をかけて一緒にやっていけるかどうか、そこも問われていました。

5)専門家や拠点施設をどう確保しているのか

専門的な見地を得るために、研究機関との連携について質問も出ていました。地元大学の地学研究者が知識の後ろ盾となっていない地域がいくつかありました。(これは私見ですが結構問題なような・・・) また、事務局への専門家の配置についても質問が出ていました。

また、拠点施設とビジターセンターをどうするのか(基本的にジオパークでは、自分のジオパークを紹介する総合的な施設<博物館、資料館>が必要)、明確な拠点施設が無い場合に計画等、質問が出ていました。

6)ジオパーク間の連携、協力をどう得たのか

ジオパーク加盟申請を出すに当たって、何処へ視察に行き、他ジオパークのどこと連携を図り、どこを学び、どう取り入れたのか。ジオパークはネットワーク活動を重視するので、メールのやりとり程度の曖昧な場合に聞かれていました。

7)なぜ今更ジオパークなのか?

ジオパークエリアが、日本遺産や世界文化遺産、エコパーク、日本で最も美しい村連合などにすでになっている場合、なぜジオパークを目指すのか、明確な理由を問われます。「地域づくりに寄与するから」程度では内容が薄く、地質遺産についての言及などが無いため、「それならジオパークじゃなくていいやん」と感じました。

プレゼンを見た感想

今回は各プレゼンテーション12分を誰が担当したか、私は時間を記録しました。

それを見ていると、事務局や自治体職員がほとんどの時間を使っているジオパークと、ガイドや市民が登場して多く語っていたジオパークでは、「ボトムアップ」を示せる点、ジオパーク活動への揺るぎない思いという点で大きな差を感じました。

ただし、市民やガイドをただ出せば良いというのではなく、ジオパークの理念をしっかりと吸収し、理解した上で発表してほしいです。事実、「それはジオパークで無くて、普通に地域づくりでよかったんでは?」と違和感を感じるシーンもありました。

自分の言葉になっているか。これも大切なポイント。ジオパークになって更に活動の幅を広げたいって明確な夢があるなら、その思いは言霊に乗り、審査員の心をつかみます。(事実、感動してポロリときた発表もありました)

この後、夏にかけて現地審査があります。登壇された申請地の皆様、どうぞがんばってください!

 

 

 

 

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今井 ひろこ

今井 ひろこ

1968年生まれ。大阪府出身。住友精化(株)研究所に17年勤務。在職中に但馬の環境教育を支援するNPOを設立。自然豊かな暮らしに憧れ、日本海に面する兵庫県最北の町・香美町へ移住。2010年より観光まちづくりに関わり、地域資源を活かしきれていない事業者に出会う。2014年9月にコムサポートオフィスを設立。年30回の講演や110回のコンサルティングを実施。事業者のやる気を引き出し、売上につなげるアドバイスをしている。

 - ジオパーク大会など

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