ジオパーク全国大会にジオガイドが参加する意義とは?
昨日からニュースレター第4号の作成に入りました。今年2月から、3ヶ月に1回発行しています。アンケートプレゼントも準備完了し、11月7日発送目指して、今日も作ります。
今回のプレゼントはジオパーク伊豆大会土産。
こんにちは。兵庫県北部・豊岡市で宿専門で集客のアドバイザー時々ジオパークガイドをしている今井ひろこです。当ブログへお越し頂き、ありがとうございます。
山陰海岸の研究発表に経費補助。しかし・・・
山陰海岸ジオパークが今月から、国内外の学術会議で山陰海岸について発表する人に、参加経費を支援する事業をスタートさせるという記事が出ていました。調査研究やガイド活動での人材育成が狙いとのこと。
全国の高校生、大学生、大学院生及び山陰海岸ジオパークガイドの登録団体(年齢制限無し)が対象で、来年中国で行われるアジア太平洋ジオパークネットワークシンポジウムや秋田県でのジオパーク全国大会で研究結果を披露することが条件。
経費は交通費や宿泊費、参加登録費などで、個人参加は国内15万円、海外30万円、団体参加は国内25万円、海外50万円を上限に補助するとのことで、11/1〜来年1/13の一次、来年3/1〜5/31の二次と2回募集し、来年度は2−3の個人、団体を選ぶそうです。
私、この内容に違和感を感じています。
元々、研究者に対して学術奨励補助金(研究に対する補助金)を出しているのだから、その中から審査で上位3名の研究者や団体に補助したら良いだけじゃ無いの?と思った次第です。来年から学術奨励補助金が無くなるのかな?
それに『調査研究やガイド活動での人材育成』って、同列に語ることではありません。同じ補助金対象にしてしまうと、せっかくの学術研究発表がガイド団体のせいで減らされてしまいます。学術研究ができ、発表出来る人材がいるようなガイド団体があれば別ですが。
国内外の研究者の中でPRすることで、山陰海岸ジオパークの研究素材としての多様性を感じて頂けます。魅力ある研究フィールドとして、卒論、修論と研究を進めていけて、かつ、地域の魅力と共に発表をして下さり、もしかしたら、ずっと暮らして下さるかも!!
ガイド団体に出すのであれば、別の補助金名目にして欲しかったです。・・・むむ、何かのチカラが働いたのかな?
自腹で参加しているジオパーク全国大会。その目的は?
私は昨年の霧島大会、今年の伊豆半島大会と、完全自腹で参加しています。交通費と宿泊費、参加費、その他毎日繰り広げられる私的交流会も含めると7−8万円近くになります。推進協議会からの補助などは全くありません。それどころか、主人からは「何で分科会のコーディネーターをタダで引き受けるんだ?!夜中遅くまでかかって・・・工数どんだけかけとんねん!」と、しょっちゅう夫婦げんかになるほどです。
何故そこまでして参加するのか?
それは、ユネスコ正式活動に格上げされた「ジオパーク」という活動そのものの空気感や連携感は、ジオパーク全国大会や地球惑星連合大会に参加しないと咀嚼し吸収できないからです。国内の地質や人文地理などの研究者が集まり、トップクラスの方々が一堂に会する大会です。もちろん、全国のジオガイド、研究者との交流もこの場でないと図ることができないし、他のジオパークから講師の仕事を依頼されることもあり、私にとってはメリットがたくさんあるから自腹でも参加しているのです。
ネットワーク活動の濃さは日本一かも
ジオパークという活動は、全加盟の43ジオパーク、準加盟の15−6団体によるネットワーク活動の濃さが、他の国立公園やユネスコエコパーク、日本遺産、世界遺産、美しい村連合とは違って、とても蜜なような気がします。それは日本だけで無く、世界のジオパークもネットワーク活動が濃いのが特徴です。他がやって良かった例、悪かった例が共有できるから、国内の自治体の2割弱がジオパーク活動に参加しています。
私たちの地域は3府県にまたがる広域のジオパークです。この広域なエリアを俯瞰出来、どこに何があり、どういう特徴があるかを学び、地域交流を進めるからこそ、いろんな切り口で地域資源や人をキュレーションでき、情報を提供できる。1+1=2ではなく、1+1=10にも100にもできるのです。これをジオパーク全国大会に置き換えても全く同じです。
毎年参加して人脈を増やしていく。だからこそ、ヤル気の血液は身体だけで無く活動そのものも循環し、お互いのジオパークへ行き来してくださる。「つながりの経済」に発展するんです。
参加費を工面するには
参加費が工面できないなら、できるように、例えばガイドさんならガイド料を値上げすることです。一般事業者なら商品を値上げして、研修費を工面するよう努力することです。生活費もさることながら、研修費を稼ぐためのガイド事業であり経営活動なんですから。ジオパークを持続可能な活動にしていくためには、ビジネスベースに載せねばなりません。格安ガイドやボランティアガイドでは持続可能な活動はできません。
来年は秋田県で10月末の平日に開催されます。是非、一人でも多くの事業者、ジオガイドに参加して欲しいです。
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今井 ひろこ
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