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ジオパーク関係者(特に事務局)はマーケティングを勉強しよう!

   

ジオパーク関係者はマーケティングを勉強した方が良い!

南ア全国大会分科会Dより
強烈なシメの言葉

この言葉は、日本ジオパーク南アルプス大会の分科会Dではでの一番最後のシート。コーディネーターを務めた桜島錦江湾ジオパークの福島さんがおっしゃっていたことです。

私はこの言葉にとても共感していますし、マーケティングのプロを推進協議会で雇用契約を結んで戦略的に動いてほしいなぁと思っています。自治体のイチ職員やガイドがマーケティングなんてできません。だってその道の素人サンですもん。

お客様に価値を提供してお金をいただくことを意味する「マーケティング」の基本理論としては4Pという、アメリカの経済学者E.マッカーシー先生が提唱した理論が有名です。企業側の視点、売り手側の視点で示したマーケティングの要素です。ところが、お客様の心に届けるためには企業側の視点を買い手、顧客である「顧客の視点」に変えることが必要です。売り手側の視点はいわゆる「興味のないことばかり言っている押し売り」、顧客側の視点は「知らなかったこと、聞きたかったことを教えてくれた、ありがたいアドバイス」になりますね。この顧客視点で考えたマーケティング理論を4Pになぞらえて4Cと言います。

4Pと4C

では、ジオパークへ旅行することを、この4Cを当てはめると、

Customer Value(お客様にとって、ジオパークへの旅行の価値)

*お客様はジオパークやジオツアーで何を求めているのか?
*お客様はどのようなライフスタイルの方で、どのような時にジオパークへ行きたいと思い、どう行動するのか?

Customer Cost(お客様にかかるコスト)

*お客様がジオパークに行って、ジオツアーに参加して、確実に得をする(または余計に支払う)金額はいくらか?
*お客様がジオパークに行って、或いはジオツアーに参加したとして、節約できる(余計にかかる)時間はどれ位か?

Convenience(お客様への利便性)

*営業日、営業時間、営業場所はお客様にとって便利か?ガイドをお願いしたい場合、すぐに受けてくれるのかなど。
*予約・問合せに対しての利便性はどうか?
*サービスの体系はお客様がわかりやすいように、HPやチラシ、看板などで事前に明確になっているか?

Communication(お客様との対話)

■新規のお客様

*お客様はジオパークの事を何で知ることが多いか?
*お客様は何を使って問合せをしてくるか?
*あなたは、ジオパークでのサービスについてお客様に何を使って説明しているか?

■既にジオパークをご存知のお客様

*ジオパークでツアーに参加、或いはジオパークに来て下さっているお客様には、どのような対応をしているか?
*お客様があなたと接することで何を得ることができるのか?
*お客様が「ジオパークやそこで携わる人(=ガイド、観光業者、住民)があなたを信頼できる」と思う根拠はどのようなことか?

という感じでしょうか。(この考察は、IS ASSOCIATES さんのブログ「お客様の視点に立ってマーケティングを考える」を参考にしました。)

 

昔はプロダクトアウトと言って、白物家電のように、いい商品を作るだけで売れました。今はもうそんな時代じゃありません。良いものを作っても、素晴らしいツアーを作っても、情報がお客様に届かなければ売れません。伝わっていなければ、存在していないのと同じです。

そういう考え方をベースにして、ジオパークの看板やマップ、チラシやパンフレットを作っているか。そしてガイドを養成しているか、という桜島錦江湾ジオパークの福島さんの会場への問いかけだったのです。

事務局員は特に看板制作やマップ、パンフレットやチラシの発注者になりますし、ジオパークを運営しているのですから、既存の自治体職員の立場(異動になるまでの間は可もなく不可もなく仕事をこなす)ではなく、戦略的に考えて発展するように、ある種、民間のように息を意を付けてジオパークの運営を民間と一緒に進めて欲しいと思います。

 

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今井 ひろこ

今井 ひろこ

1968年生まれ。大阪府出身。住友精化(株)研究所に17年勤務。在職中に但馬の環境教育を支援するNPOを設立。自然豊かな暮らしに憧れ、日本海に面する兵庫県最北の町・香美町へ移住。2010年より観光まちづくりに関わり、地域資源を活かしきれていない事業者に出会う。2014年9月にコムサポートオフィスを設立。年30回の講演や110回のコンサルティングを実施。事業者のやる気を引き出し、売上につなげるアドバイスをしている。

 - ジオパーク, ジオパークとは?, ジオパーク大会など

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