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秩父の街中を幸せにする「チチブータン」?!☆人や社会に尽くすこと

   

先日、福島正伸先生に久しぶりに再会しました。昨夏に通った人材育成塾「究極のコンサルタント養成講座」の関西1期〜3期の卒業生が集まって結成された「関西メンターズクラブ」の創立記念講演が京都で行われました。卒業生は総勢約140余名。売れっ子税理士や医師、コーチングトレーナー、コンサルタントなどが名を連ねる、頭脳集団です。

関西メンターズクラブ

養成講座の時には録音音声や資料が後から配布されたので、何度も聞いて復習出来たのですが、今回は特別講演ということで一切無し。2時間の講演ではメモを取る私の、ペンを持つ手が攣りそうになるほど、講義や音声全集で聞いたことの無い話が多かったです。

今回の講演の中では、自分が誰かのために尽くす=貢献する、応援する社会を作ることが、笑顔溢れる幸せな社会を導くという話を中心に据えておられたのですが、そのときに2名のお話が出てきました。私も知らなかったことなので、ブログでシェアしたいと思いました。

中国で元ハンセン病患者を支援する原田燎太郎さん

今は薬で治るハンセン病ですが、容姿が変形することから昔は隔離政策が執られた悲しい病気です。日本でもずいぶん問題になりましたが、同じような隔離政策が執られ、「快復村」として人里離れた奥地に集落が作られました。その数、何と国内に800余箇所も!しかし、家は古くガス、水道、電気も不自由でトイレも付いていない。学生時代に行った快復村の人たちへのボランティア活動がきっかけで中国へ移住し、一緒に生活しながら、トイレや水道を作るなどインフラ整備や元患者との交流、啓発活動を行う活動を友達2人で始めました。その活動に共感した中国の学生たちに広く活動が知られ、今では50以上の村に延べ1万人以上が活動する大きな運動に。2014年度CITIZEN OF THE YEAR 国際部門賞受賞。

☆参考ページ(リンク先をご覧下さい)
CITIZEN OF THE YEAR 受賞者アーカイブ
*「ハンセン病快復者を社会の財産に」(←活動が写真と共に詳しく紹介されています)

「チチブータン」構想で保育園の入園希望者殺到!柴原幸保さん

自身が暮らす埼玉県秩父市をみんながハッピーになる街にしたいと活動する、認定こども園も経営するお寺の住職さん。一度は認定こども園も空中分解するほど、スタッフや周囲の方と軋轢があり、どん底まで落ちたとか。人間関係を改善し、前に進むには自分を変えるほか無いと気付いた住職。住んでいる人が楽しいと、訪れる人も楽しい、そんな街を作りたいと、「チチブータン」と名付け、たった1人で活動を始めたそうです。夢を諦めずにやり抜く姿、「ココロの魂」に共感した職員や児童の親たちもどんどんハッピーになっていき、子供も笑顔いっぱいに。ここに子供を入れたいという親が殺到しているそうです。Webサイトを見たら、いかにチチブータンが素晴らしい場所かが分かります。

☆参考ページ(リンク先をご覧下さい)
学校法人弘道学園 秩父こども園
ドリプラジオ 出演者紹介 柴原幸保さん

二つの事例を紹介された福島先生の話から

原田さんの事例からも、利己主義と思われがちな中国でも、人や社会に貢献する人が増えてきている。人のために出来ることを、何でもいいから一つまずはやってみること。人間の本当の幸せ、生き方とは「相互支援」である。よく地方へ講演に行くが、地方ほど、目の前で起こることや、目の前の小さな競争をしがちである(足の引っ張り合い?)。そうではなく、その人のために何が出来るかを考えよう。そうすることで心が豊かになり、助け合う世の中となる。

ただ尽くすことが喜びになる。それが世界共通であったということを証明したのがたまごっちである。自分が誰かのために尽くせること、貢献することが、自己が存在することの証明ともなる。それが使命感でもある。

相手に尽くすこと、相手を支援してあげること、相手の役に立つことをすることで、感謝が売上として返ってくる。

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福島先生の教えの中で重要なキーワードが「相互支援」という考え方です。相手からでなく、先に自分が行動で示し、相手に尽くすことが重要で、尽くした分だけ相手からも協力が得られるということです。田舎であれば、近所のおばぁちゃんが野菜が獲れすぎたからと隣近所に差し上げたりして、その代わり、若い人は雪の時におばぁちゃんの家の雪かきを手伝ったり、頂き物のお菓子をお分けしたり。。。そういう小さなご近所づきあいもその一つかと思います。

福島先生

今回、特別に福島正伸先生に直筆で
何度も聞いたこの言葉を書いて頂きました。

Facebookの「いいね!」や「シェア」も実は相互支援かもしれないです。お友達の行動や発言に対して「いいね!」「シェア」をすることで、自分の友達にもその友達の存在が広がりますね。そしてお友達も自分の発言に対して「いいね!」をしてくれるようになります。それって、何だか嬉しくないですか?「幸せ」ですもんね。その幸せをFBだけでなく、いろんな「相互支援」でもっと幸せを感じたいと思った、福島先生の特別講義でした。

 

 

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今井 ひろこ

今井 ひろこ

1968年生まれ。大阪府出身。住友精化(株)研究所に17年勤務。在職中に但馬の環境教育を支援するNPOを設立。自然豊かな暮らしに憧れ、日本海に面する兵庫県最北の町・香美町へ移住。2010年より観光まちづくりに関わり、地域資源を活かしきれていない事業者に出会う。2014年9月にコムサポートオフィスを設立。年30回の講演や110回のコンサルティングを実施。事業者のやる気を引き出し、売上につなげるアドバイスをしている。

 - セミナー聴講記, 究極のコンサルタント

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