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宿関係者が常に感染を警戒するウイルス性胃腸炎になってしまった!

   

今週は感染性胃腸炎で、事務所を1週間にわたってお休みすることになりました。関係者の皆様には本当にご迷惑をおかけしました。今後のビジネス展開を占うミーティングやセミナーが複数飛びました・・・失った代償は大きいです。今年は特に寒暖差が激しすぎますので、皆様、体調管理にはくれぐれもお気を付け下さい。

急な下痢が襲う真夜中

実は、今週の日曜日夜から変な下痢に襲われ、月曜朝になっても下痢が激しく、15分に1回はトイレに駆け込み、水便ばかりを繰り返しました。昼前には大量に嘔吐し、熱も出てきたため、吹雪が収まった午後、たまたま開院していた近くの診療所で診て頂き、1時間近く点滴を打って頂きました。食中毒を疑っていた私ですが。。。

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診察の結果・・・ウイルス性の胃腸炎?!

さぁ、ここからが大変。診療所の先生の診断は「ウイルスによる感染性胃腸炎です!」。えっ、ウイルスってヤバいんちゃいますのん?「あのぉ、主人は宿屋のオーナーなんですけど、別居したほうがいいですか?」と訪ねたところ、「それは当然ね。イマイさんは宿に同居?」と聞かれ、自宅が別にあることを告げると、「そしたら旦那さんが宿にずっと居れば良いだけ。1,2日で症状が治まるけど、ウィルスは便と共に排出し続けるから、そうねぇ・・・しばらく・・・最低1週間は隔離ね。その間、自分が触れる箇所やトイレは次亜塩素酸で消毒をしてくださいね。」と先生が仰いました。

先生のお見立てでは、前日までに食べたものや一緒に食べていた人の様子、家族の健康状態、罹患者との接触等を聞かれ、下痢の症状などを総合的に判断して、食べ物が直接原因の細菌性の胃腸炎(食中毒)でなく、ウイルス性による感染性胃腸炎であると診断されました。血便が出ていないことから細菌性じゃないらしく、二枚貝を食べていないことから、恐らくノロウィルスではなく、子供が冬場によくかかるロタウィルスなどの別のウィルスの可能性が高いということでした。

「疲れとかで抵抗力が落ちていたんでしょうね。」って先生は簡単におっしゃいますが・・・。病院からの薬の処方は、何と整腸剤の「ビオフェルミン」。薬で下痢を止めると体内のウイルスが排出されないので、排出されるまで我慢しなさいと言われました。

ええっ、別居?!飲食店ではかかるといけない病気

自宅に帰ってから、外出していた主人にメールで伝えると「そりゃマズイ!すぐに別居だ!」と、帰宅後、着替えとノートPCなど、生活に最低限必要なモノを持って、自宿へ飛んで行きました。

「風邪なら一緒に看病するけど、感染性胃腸炎は食べ物屋が罹患したら一番アカンねん。ボクが感染して、お客さんの料理に感染して、何人かまとまって症状が出たら食中毒と同様、保健所から即営業停止になって信用がガタ落ちだからね。冷たいと思うやろうけど、ごめんねー。」

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感染性胃腸炎は胃腸風邪って簡単に言われがちで、一般の家庭では下痢が治まったら「治った〜!厄介な風邪菌だったね」で済みます。ですが、飲食店の関係者(特に調理場を担当する方)がかかってはいけない禁忌の病気です。厨房に立つ人がこの病気になると最低1〜2週間は厨房に出入り禁止?!になるほどの「重病」みたいです。ですから、罹患者は下痢や嘔吐の症状が完全に治るまでは、飲食店や宿へ足を運ばないで下さい!

私の大好きなラーメン店の店主さんは、子供が胃腸風邪になるとホテルに自分が「10日間も移住」して、ウイルスが移らないように神経質になります。(その間、奥様が次亜塩素酸で滅菌作業されるそうです)

症状は丸2日でほぼ回復

主人はたまたまこの日、高校の授業で町へ出ていたので、病院の先生から勧められたOS-1を買ってきてもらいました。脱水症状の時はとても美味しく感じました。当日の夜は38℃前半まで熱が上がり、夜中もずっと1時間に一度は起きてトイレに駆け込むなど眠れない夜でした。

2日目には下痢は続くものの、食べていない分だけペースが落ち、1時間に1回程度に。熱は朝には下がっていて、起き出すと途端に元気になってくるのか、お腹も空いてきて、昼からおかゆを食べました。1日半ぶりの食事は美味しかったです。

3日目になると、下痢そのものも無くなり、夕食からは普通に寄せ鍋を食べて、白湯を飲んで、非常に健康的な食生活になりました。もう、大丈夫かなーって時が他人様に移すときでもありますので、翌日までのイベントやセミナー参加をすべてキャンセルすることにしました。本当に悔しいですね。自分が情けない。

昨日、4日目ですが、完全に復活。う○こも硬いし、繊維質の多いキャベツなどが入ったコンソメスープもきちんと食べることが出来ました。今日は5日目ですが、何の不自由も無く、いつもの食事に戻っています。

早く回復させるコツ

下痢の症状が現れたら、どんどん水分が奪われるので、常温のOS-1を一日2本以上飲みました。下痢の頻度が少なくなった2日目からは重湯からはじめて、夜には5分がゆ、3日目はおかゆにして、胃をならしていきました。下痢が止まってから、R-1などのヨーグルトを買って食べるようにして、悪い菌をどんどん外へ出すようにしていました。文献によると、下痢便や吐瀉物に菌が大量に入っており、収まっても腸からの菌の排出は続いているそうで、発症後1週間ほどはケアが必要とのことでした。

家族に移さないために注意したこと

下痢が激しかったときの下着は廃棄。2日目からは、下着とスパッツ、便座カバーは0.5%次亜塩素酸溶液(ハイターを薄めたもの)に5分間浸して殺菌してから洗濯。他の洗濯も、漂白剤でいつも使うワイドハイターでなく、普通のハイターを使って洗濯しました。トイレは毎日、ハイターを薄めて消毒拭き。トイレのタオルをティッシュに変更しました。

主人が避難していた自宿が週末には満室のため、4日目からは私が実家へ帰って、自宅を主人が使うことになりました。そのため、触る部分や床、カーペットをすべてハイターで消毒拭き、布団はわずかの晴を狙って、消毒のために干しました。(使った雑巾は廃棄)

同居再開はいつから?

主人とは罹患後9日後の2月1日に同居を再開する予定です。同居可能かどうか、危険度を主人自ら判断させ、同居を避けるのであれば、あと1週間〜2週間ほど、自宿へ避難し手頂こうかと思っています。お客様で満室の週末は、私が萩や下北などの講演会でそれぞれ留守にしているため、自宅を予め消毒して上で、戻って頂こうかと思っています。

何もそんな大げさな、と思うでしょ?だけど、食中毒様の症状が出て、主人だけで無く、お客様が症状で苦しむのは、翻意では無いですからね。店の売上げよりもそちらが私や主人は心配です。

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特に冬は乾燥して、ウィルスが蔓延しています。疲れが出て抵抗力が下がっているときに限って、日頃は感染しないようなウィルスに感染することがあります。冬場、人の多い場所ではできるだけマスクをして、都度、手洗い、うがいを行って、感染を防止しましょう!また、罹患者はトイレ(特に大便)後は、石けんを使って手洗いを30秒以上しっかり行い、手に付いた菌を洗い流して下さい。
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今井 ひろこ

今井 ひろこ

1968年生まれ。大阪府出身。住友精化(株)研究所に17年勤務。在職中に但馬の環境教育を支援するNPOを設立。自然豊かな暮らしに憧れ、日本海に面する兵庫県最北の町・香美町へ移住。2010年より観光まちづくりに関わり、地域資源を活かしきれていない事業者に出会う。2014年9月にコムサポートオフィスを設立。年30回の講演や110回のコンサルティングを実施。事業者のやる気を引き出し、売上につなげるアドバイスをしている。

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