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島原半島の「過去」をジオガイドさんと共に巡ってきました

   

知ってましたか?島原半島は南方向に毎年約1センチのペースで動いているんだそうですよ。100年で1メートル。1万年で100m、100万年で10km!そのうち、4km先にある天草諸島とくっついてしまうかも!

島原GoogleMapで見ると、島原半島(画面左)
と下の天草諸島とくっつきそう!

今日のブログは先日からの島原半島ジオパークの旅の中でも、島原半島のなりたちを巡る旅のお話です。島原半島=雲仙普賢岳=災害、というイメージが付いていますが、実はジオパークでは島原半島そのものの成り立ちも学ぶことができます。

島原半島は先ほども言いましたが、南に動いているので、南へいくほど古い土地になります。ま、古いといっても400万年ということなので、山陰海岸ジオパークの2000万年前の大地よりは「若造」です。大地が動いたり地殻変動が起こると、地面がバキッとずれる「断層」もできてくるのですが、そのずれの差がすごい!場所によっては70mも高さが変わっている場所もあって、ずれ方がハンパないところを道路で走ったり。

道路を走っていると、目に飛び込んでくるのは、野菜畑の多さ。普賢岳の周辺の畑は黒い土でした。いわゆる「黒ボク土」と呼ばれる火山灰土壌になっていて根菜類が盛んに作られてました。今はニンジンやジャガイモだそうです。「黒ボク土」は但馬でも見られ、神鍋高原の神鍋ドーム周辺が黒ボク土です。ここではキャベツやニンジンが栽培されてます。

島原

南へ下って来る道中にある原城跡は、島原の乱で有名な天草四郎が立てこもった城跡で、実はこの下の崖で、この場所からずいぶん離れた阿蘇山の9万年前の巨大噴火で出た火砕流堆積物が数メートルの高さで積もっています。何でここだけ?

島原

島原

そして、最も南にある早崎海岸では、島原半島で最も古い火山岩が見れました。ガイドの長谷川さんによると、出来たてホヤホヤのこの場所は半島では無くて、恐らくハワイの火山みたいで、玄武岩の溶岩がドロドロと流れたんだろうということでした。そのドロドロ流れた跡が残っています。パホイホイ溶岩って言うんですって。お菓子みたい!

島原

ここの玄武岩は比較的薄く割れるようで、畑の石垣に特徴が。こんなに積み上げる前に私だったら崩してしまいそう!大変な数の岩を並べています。

島原

島原

このあと、長谷川さんと分かれて、口之津港から船に乗って天草へ参りましたが、わずか30分くらいのあっという間に到着でした。

島原フェリーから見た島原半島

島原は火山災害だけが目立っている感がありましたが、それ以外の温泉や湧水、戦国時代〜江戸時代のキリシタンの歴史、風土と人々の暮らしにも深みがあって、とても有意義な旅になりました。公共交通機関の列車やバスの本数が少ないので、レンタカーで回るととっても便利だと思いました。ジオパークになったり、世界文化遺産の施設候補があるなど、看板がとても多くて親切です。でも、地層の不思議な話などは、ガイドが一緒に付いて回って頂くとおもしろさが倍増しますね。ジオガイドの長谷川さんは、深く広く島原半島のことを知ってはるので、とっても楽しい旅になりました。

島原長谷川さん、ステキなガイドをありがとうございました!

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今井 ひろこ

今井 ひろこ

1968年生まれ。大阪府出身。住友精化(株)研究所に17年勤務。在職中に但馬の環境教育を支援するNPOを設立。自然豊かな暮らしに憧れ、日本海に面する兵庫県最北の町・香美町へ移住。2010年より観光まちづくりに関わり、地域資源を活かしきれていない事業者に出会う。2014年9月にコムサポートオフィスを設立。年30回の講演や110回のコンサルティングを実施。事業者のやる気を引き出し、売上につなげるアドバイスをしている。

 - ジオパーク, ジオパークの旅

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