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島原半島ジオパークの平成新山ネイチャーセンターへ行ってきた!

      2015/12/07

一昨日、昨日と、島原半島ジオパークの南東側を巡ってきました。自然公園財団が運営する平成新山ネイチャーセンターでは、ここで働くジオガイドの大町さんが案内して下さいました。

島原GP

島原GP

平成新山は1990年から5年間にわたって火砕流や土石流の被害をもたらし、43人の犠牲者も出した山です。私もニュースで見ていましたが、記憶していたよりも相当大きくて、火砕流現場を見て圧倒されてしまいました。

この日も朝から寒く、山頂には白く雪が。「山は1483mあって、標高500mにあるネイチャーセンターも何度か雪が積もって、車でセンターまで登れなかったことがあります。」とか。頂上からは20年経った今でも、水蒸気がモウモウと湧いていました。年に2回、調査のため調査団が頂上まで上がります。ちょうど先週に調査で登った時に、それまで60℃台だったのに80℃台まで上がっていたそうです。不気味ですね。

島原GP

ネイチャーセンターの展示は主に木や鳥などの自然のほかに、雲仙全体の地層の展示もありました。今回の噴火の様子を5分ほどの映像にまとめたものを見せて頂き、噴火活動が続いて何度も火砕流や土石流が流れた様子を見ることができました。

島原GP

また、5000年前に噴火して出来た眉山(まゆやま)、江戸時代に噴火してできた焼山(やけやま)、そして、昭和新山の地面下の様子を示していた模型が印象的でした。最初は焼け野原になって焼け焦げた木だけになります。その後、痩せた土地などでも生えることの出来るススキや松が生えて、何百年、何千年後かに照葉樹が生えて森となっていく様子を再現していました。

島原GP

大町さん曰く「平成新山と同じく、桜島も火山で定期的に噴火をしてマグマが流れていますけど、森の回復のスピードはこちらのほうが早いと思います」同じ九州でも標高の高いところと低い場所や緯度の違いで回復度合いも変わってくるんだと思いました。

私は島原半島は雲仙普賢岳だけだと思っていたのですが、何と8つの山で構成されています。普賢岳の中腹からニョキニョキと溶岩ドームが普賢岳を越えて成長して平成新山になっているのですが、同じように出来た山が眉山や焼山、その他5つですって。ビックリ!平成新山以外の眉山〈まゆやま〉や焼山は登ることができるので、ネイチャーセンターを拠点にしたハイキングのお客様が多いようです。

島原GP

ただ、ここは平成新山から2kmの距離にあるので、溶岩ドームが崩れてきたらわずか1分半で到達するという場所にあるため、シェルターが5ヶ所設置されていて、震度4以上になるとシェルターのカギが開いて避難できるようになっているそうです。

島原GP左手前のドアが震度4になったらカギが開き、
とにかく避難!頑丈なシェルターが5ヶ所に。

火山がもし何かしそうなときって、火山性微動などが見られます。平成新山にはたくさんの観測機器が備え付けられていて、常時監視がされていますが、今は噴火等々の予兆は見られていません。「火砕流」は今回の平成新山で研究が進んだと言われており、その迫力と衝撃、住民へのインパクトは実際に現場に来て感じて欲しいと思いました。入場料無料、現在車で行ける場所で最も近い場所で平成新山を感じたい方は是非ここへ遊びに行って下さい!

*****

平成新山ネイチャーセンター
長崎県島原市南千本木町甲2683
0957−63−6752
開館時間 9:00〜17:00
休館日 火曜日、12/31、1/1

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今井 ひろこ

今井 ひろこ

1968年生まれ。大阪府出身。住友精化(株)研究所に17年勤務。在職中に但馬の環境教育を支援するNPOを設立。自然豊かな暮らしに憧れ、日本海に面する兵庫県最北の町・香美町へ移住。2010年より観光まちづくりに関わり、地域資源を活かしきれていない事業者に出会う。2014年9月にコムサポートオフィスを設立。年30回の講演や110回のコンサルティングを実施。事業者のやる気を引き出し、売上につなげるアドバイスをしている。

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