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「山陰海岸ジオパークビジネスフォーラムin京丹後」に行ってきた!

   

3月22日に山陰海岸ジオパーク・京丹後市峰山町で行われた「山陰海岸ジオパークビジネスフォーラムin京丹後」に夫婦で参加してきました。この会はジオパークのビジネス活用を積極的に広めていこうと、ジオパーク、まちづくり、地域活性化などのキーワードにビビっときた方を対象に開催されました。主としては京丹後宿おかみさんの会や京丹後市きもの交流会さんなどですが、会場は100人以上の方で賑わっていました。

京丹後フォーラム

さて、フォーラムでは、基調講演を山陰海岸ジオパーク学識専門員の松原先生が担当し、事例発表を「遊覧船・とび丸タクシー」について運行する西口船長、豊岡市神鍋高原の耕作放棄地で農業生産を行う農業生産法人(株)Teamsの由良さんがTeamsの活動についてのお話、Iターンで京丹後市に来られた扇田さんがなさっておられました。

松原先生の発表は、ジオパークエリアの産物の中にはこの土地でしか語れない美味しさの秘密があるというお話が中心でした。例えば京丹後市内の地酒。酒蔵だけでも12カ所もあります(たしか・・・)但馬・香美町には1つだけなのに(・・・ぐすん)。その理由は大地の性質=地質にあります。京丹後市は但馬と違い、花崗岩で覆われた大地。風化しやすいのが特徴ですが、もう一つの特徴が「花崗岩質の所は水がおいしい」ということ。濾過作用が花崗岩にはあるので、そこを浸透する間に美味しいお水になっているそうです。日本酒の大敵は「鉄分」これが入るとお酒にピンクの色が付くとのことで、花崗岩地帯でもお酒に適さないところがあります。それ以外にも食用に適さない重金属などの問題をクリアした場所で採水し、美味しい地酒ができるわけです。だって、原料の8割は水、ですからね。水は大事。

松原先生はとてもわかりやすく、大地が生み出す美味しさ、地物の理由を書いたポスターを作っておられます。京丹後では、地酒、丹後ちりめん、間人ガニ、砂丘地の農耕などをシリーズ化なさっています。

京丹後フォーラム松原先生

京丹後フォーラムいつの間にか「じおみん(右中央)」以外のキャラが!

この内容を理解した上で、自分の商売のどこかに活かすことが「ビジネス活用」となるわけですが、これがなかなか手強い。そりゃそうです、簡単に語ることができていれば今頃はそのコツが活かされて、ウハウハいってはる事業所さんばかりになります。ですから、商品パッケージやPOP、パンフレットなどの販促物か、うちの旦那の宿のようにお客様へ食材をご説明するときに使う、さりげなくブログでうんちく語る時に使うというのが一般的な使い方です。

当日のフォーラムでは後半に交流会が開かれ、京丹後の郷土料理「ばら寿司」をはじめ、いろんな料理を食べながら、京丹後の皆さんと交流を深めました。もしかしたら、実は京丹後市がジオパークのビジネス活用に活路を見いだそうと一番頑張っている地域かもしれません。知恵を出し合ってこそ良い活用法も見いだされます。事業所さん1カ所では何もできないけど、仲間がいればできることもあります。一つでも多くの成功例を出して、「ジオパークのビジネス活用法を学びたかったら山陰海岸ジオパーク♪」と言われるようになりたいですね。

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今井 ひろこ

今井 ひろこ

1968年生まれ。大阪府出身。住友精化(株)研究所に17年勤務。在職中に但馬の環境教育を支援するNPOを設立。自然豊かな暮らしに憧れ、日本海に面する兵庫県最北の町・香美町へ移住。2010年より観光まちづくりに関わり、地域資源を活かしきれていない事業者に出会う。2014年9月にコムサポートオフィスを設立。年30回の講演や110回のコンサルティングを実施。事業者のやる気を引き出し、売上につなげるアドバイスをしている。

 - ジオパーク, ジオパークビジネス, ジオパーク講演会

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