地物のアサリが羨ましい!蒲郡の老舗うどん店にて海の不思議を想う
先週、蒲郡市でジオパークの講演会を行うために前日入りして町を訪れました。講演する場所に行くと、大抵、その地のB級グルメや郷土料理を食べることにしています。蒲郡で郷土料理と検索すると、すぐに出てきたのが「がまごりうどん」という文字。
がまごりうどんは、蒲郡市で獲れる特産のアサリを使ったうどんで、
というルールがあります。

家族で食べて絶賛でした!
観光協会でもらったパンフレットをじっくり見るとアサリの旬は春らしく、春以外にやっていない店もあって、せっかく食べるならその時期が良いねと思い、今回はパス。その代わり、頭の中がすでに「うどん食べたい」になっていたので、蒲郡駅から歩いて15分ほど、創業明治36年という老舗のうどん店『やをよし』さんへ。
秋のオススメで書いていたアナゴ天ぷらうどんを注文したら・・・
こんなに大きいアナゴが2本!どうやって食べるのだ?!
私はうどんのお出汁に浸して少し柔らかくして食べましたが、アツアツ&サクサク感がすごかったです。
お店は駐車場も多くて敷地も広く、次から次へとお客様が入店する人気店。家族連れ、特に三世代が多かったので、少し良いことあったらこのお店、という使われ方なんでしょうね。純和風でとても過ごしやすかったです。
ところで、私が食べたかったアサリ。私の暮らす香住では獲れません。もちろん、潮干狩りはできません。潮干狩りが無いって?!それは潮の干満が香住はほとんど無いのです。
アサリは潮の干満する場所で生育します。そのため、干満差が激しい蒲郡市は昔からアサリが特産だったそうです。
潮の差ってスゴいんですよ。何故こんな事が起こるかというと、海と場所の違いです。
日本海は地球のあらゆる海の中で、新しくできた海です。たった2000万年前。しかし、太平洋は逆に地球で最も古い海です。何億年前という大昔です。潮の満ち引きが太平洋側ですごいのは表面積が大きいから。そうして満ちて引いてを繰り返します。ところが日本海側は入り口が狭くて、おまけに小さいです。太平洋側の満ちて引いてが入り口の方では伝播しますが、私の暮らす香住など中央付近まで到達する頃には打ち消しあって、満ち引きの差は小さくなってしまいます。そのため、干満差が殆ど無いのです。
兵庫県は二つの海があり、瀬戸内側では潮の満ち引きは激しくなります。私の夢の一つは、同じ海側に暮らす但馬の子供達に瀬戸内で潮干狩りをさせてあげたいです。きっと海の潮のパワーを知ると地球や地元にもっと興味を持ってくれるだろうなぁと思います。そんなことを思いながら、アナゴうどんを一人食べていました。
今井 ひろこ
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