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無料で新規の宿泊客を集める方法

      2015/12/02

先日、とある民宿で集客方法の相談を受けました。私にご相談頂く第一位は「インターネットの宿泊予約サイトにも出しているし、自社サイトも作っているけど、平日の集客が悪くて、オフシーズンは週末も少ないんです。どうしたら良いでしょうか?」という内容です。

集客をしたい場合、新規のお客様を集めたいのか、常連客や休眠客(一度来てその後来ない)を集めたいのかによって変わってきます。先日もブログで言いましたが、新規のお客様よりも断然集めやすいのが常連客や休眠客です。一度泊まっているので、宿の事は良く分かっているからです。今回はあえて、新規のお客様を集めたい、それもできるだけ無料で、という場合の話をします。

1 宿の説明、宿泊プラン名やプラン説明に地名を入れましょう

新規のお客様がインターネットで宿を選ぶときは、いきなり自分の宿の名前は入力しません。

楽天トラベルサイト

*地名+食べ物 (例−「香住 かに」「城崎温泉 松葉がに」「香美町 但馬牛」など)
*地名+ビジネスホテル
*駅名+旅館

といった具合に、自分の宿を見つけるために検索する地名や言葉を考えて、その言葉をプラン内容の説明やプラン名に入れるようにします。それだけで検索の順位が上がってきます。

2 クチコミは良いものも悪いものもすべて返事!

クチコミはこれから予約をしようかどうしようかと迷っている見込み客が必ず見ます。宿泊客が書いているクチコミの内容も見ますが、むしろお客様が見るのは宿側の返信内容です。この返信内容が誠実かどうかで「この宿は安心して泊まることが出来る」「私には合っていると思う」と予約をするのです。時々、良いクチコミや4−5点の点数が付いているものだけに返信をして、3点をつけた普通のクチコミやそれ以下の悪いクチコミには返信をしないという宿があります。もし、「お客様へのおもてなしを大事にする宿です」「ホスピタリティーがウリです」という宣伝をしている宿なのに、クチコミに返信をしていなければ、お客様への誠実さは感じられないので、悪いクチコミを書いている人を信じてしまうのです。

楽天トラベルお客様の声

悪いクチコミを書いている人の中には、本当に腹を立てて居る場合と、改善したらまた来ようと思っている場合もあるのです。また、明らかに悪意を持って書いている宿泊客も確かに居ます。クチコミの点数を悪くして順位を下げるのを商売にしている方がいるのかもしれません。そういうクチコミには私の主人は返事をしません。その見分け方は簡単です。具体的なスタッフの対応等でなく施設の抽象的なことばかり書いている場合はその傾向があります。

悪いクチコミを書かれた時には、それらを見分けた上で、キレずに大人の対応で返事をすることが大事です。

3 無料ブログやSNSを活用する

Googleアドワーズや楽天トラベル広告、ヤフー広告などの有料広告を使わず、無料で自分の宿の知名度を上げたいのであれば、ブログを毎日書き、FacebookやInstagram、TwitterなどのSNS発信を増やすことです。SNSはお客様とのコミュニケーションツールになりますので、既存客や休眠客にも効果的です。

お宿が書くブログネタって、たくさんあります。

*宿の周りの風景を日々撮影してUPする。
*お客様が行く宿の近くの観光名所に行って撮影してUPする。
*料理を出す前にちょっと撮影してUPする。
*雪の情報などのローカル天気情報は重宝されます。
*お客様からのクチコミや御礼の手紙を頂いたら、それをそのまま載せて宿としての御礼を述べる。

いくらでも書く内容があるのです。まずは600文字〜1000文字、お客様が聞きたいお話を書き続けます。よくあるのは、宿泊プランのPRですが、売り込みの内容はお客様にそっぽ向かれます。ぜひお越し下さいのオンパレードはいやがられます。

インターネットにいかに自分の情報の種まきをするか、です。無料であれば本当に毎日真剣に1年間やり通さないとGoogle検索の順位も上がらず知名度が広がりません。結果が出てくるのは半年後以降だと思って下さい。それを面倒と嫌がり、すぐに結果が欲しいなら、有料広告でお金を月に10万円20万円と出せばいいだけです。

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もし平日にお客様が来ないと嘆いている時間があれば、ブログやSNSを毎日更新し(SNSはそれぞれに5−10回投稿)、宿泊プラン内容やプラン名を書き換えてみましょう。そして過去のクチコミの返信もしてみましょう。きっとそこから数ヶ月後、光明が見えてきます。

 

 

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コムサポートオフィス 代表 今井ひろこ
info@imaihiroko.com
http://www.com-support-co.jp

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今井 ひろこ

今井 ひろこ

1968年生まれ。大阪府出身。住友精化(株)研究所に17年勤務。在職中に但馬の環境教育を支援するNPOを設立。自然豊かな暮らしに憧れ、日本海に面する兵庫県最北の町・香美町へ移住。2010年より観光まちづくりに関わり、地域資源を活かしきれていない事業者に出会う。2014年9月にコムサポートオフィスを設立。年30回の講演や110回のコンサルティングを実施。事業者のやる気を引き出し、売上につなげるアドバイスをしている。

 - コムサポートオフィス, クチコミ, ブログ集客, 宿泊施設の支援, 相談事例

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