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ジオパーク全国大会のガイド分科会の様子(2)全体会

   

昨日のブログの続きです。翌28日のガイド分科会の全体会は何と180名ほどの方が参加されて、会場は超満員!ムンムンした熱気の中で開幕しました。各リーダーが壇上に立ち、それぞれのグループでまとめた文章について、会場からも意見を頂きました。

ガイドWSパネリストとして私も登壇(一番右)
(洞爺湖有珠山GPの三松さんから頂きました)

ガイド分科会会場は大入り満員で椅子を追加したほど!

その結果、良い指針が出来たんですよー!まずはそちらをご覧下さい。

『楽しくなければ広まらない』
私たちの目指すガイド像2015 in霧島

ジオパークを多くの人に知ってもらうために、お客様に、目の前の風景の奥にある物語を楽しんでもらいます。そのために、以下のことに留意してガイド活動を行います。

1.知識だけでなく物語風に伝える

お客様は、専門的な知識のみでは忘れがちですが、感動や体験、物語などは覚えています。大地と人と自然のつながり(ジオストーリー)を自分の言葉で、楽しく、分かりやすく伝えます。また、それが語れるように、専門家や地域の人々の協力も得て、知識に裏付けされた引き出しを増やし、ガイド自身も楽しみながら伝えます。

2.「その土地ならでは」の物語を伝える  

お客様が「参加する価値がある」と思うのは、その場所でしか触れられない感動的な体験や物語。
日頃からフィールドを歩き、地元の人の話を聞き、集めた情報を整理し、お客様が興味を持って聞けるように自分の言葉で話せるようにします。

3.自分のジオパークだけでなく 地球全体を伝える

自分のジオパークだけでなく、出来る限り他のジオパークを学び、地球を語り、世界、日本そして地域を語ります。
日本中がジオパークになる中で、各地のジオパークを時間軸の中に置き換え語ると、お客様に伝わりやすくなるでしょう。

4.正確な内容を、 わかりやすい言葉で伝える

伝える内容を正確にするために、専門家等と協力して適切な表現を考え、学んだ知識をお客様の知識や興味に応じて、理解できるようなわかりやすい言葉で伝えます。
また他のガイド(ジオパーク)とも情報を共有していきます。

5.お客様に応じた伝え方をする

お客様の情報を把握し、関連づけて伝えます。お客様にあわせてジオパークをわかりやすく伝え、お客様が(気づき、新しい発見をし)共感しあえるガイドをめざします。

6.興味を持たせる工夫をしながら伝える

身振り手振りや写真・動画、その他の小道具、歌、クイズ等、様々な手法を用いて、お客様が楽しみながら理解できるように工夫します。
景色を観察する際にも、音やにおい、肌で感じる触感など、五感を利用するとよいでしょう。

7.状況を的確に把握し、安全管理を行う

気象や自然現象,活動場所・地形,生物,お客様の状況等によって起こり得るリスクを予知予想し、リスクに応じた安全対策や,事故が発生した場合の対処方法について学び、実践します。

8.常にガイド技術を高める努力を重ねる

常に安全に配慮し、お客様の関心を高め「楽しかった!」「また来ます」と言ってもらえるように、様々なガイド手法を学び、取り入れ、自らのガイド技術を高めます。ガイド自身がまずは楽しみ、自ら学びます。

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今後、この文章は日本ジオパークネットワーク(JGN)のホームページにバナーを貼って、いつでも見れるようにして頂く予定になっています。

今回の指針は8つの文章を重ねただけなので、前文に出てきていたり、重複する言葉もありますので、不完全かもしれません。だけど、日本のジオパークの8年の歴史で、39のジオパークが出来ていく中で、初めてガイドの皆さんで作った目標・指針。あくまでも今年バージョンです。来年、再来年と運用していく中で「これも必要ね」「この言い回しは誤解が生じたよね」と来年以降の分科会で修正していこうという話を会場の皆様にさせて頂きました。

今回の分科会の中で、会場から出てきたご意見等で私が注目したことについては明日にお話を続けていきます。

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今井 ひろこ

今井 ひろこ

1968年生まれ。大阪府出身。住友精化(株)研究所に17年勤務。在職中に但馬の環境教育を支援するNPOを設立。自然豊かな暮らしに憧れ、日本海に面する兵庫県最北の町・香美町へ移住。2010年より観光まちづくりに関わり、地域資源を活かしきれていない事業者に出会う。2014年9月にコムサポートオフィスを設立。年30回の講演や110回のコンサルティングを実施。事業者のやる気を引き出し、売上につなげるアドバイスをしている。

 - ジオパーク, ガイド, ジオパークとは?, ジオパーク大会など

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