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「人」の魅力と「地域」の魅力、順番を変えると伝わり方も変わる

   

夏らしくない天気が続きますね。今朝は雨だしじめじめじめ・・・っと、カラッとした夏、かかってこんかーい!と言いたくなります。こういうときは冷房もドライ運転ですね。

こんにちは。兵庫県北部・豊岡市で宿の集客アドバイザー時々観光ガイドをしている今井ひろこです。当ブログへお越し頂きありがとうございます。

先日、主人のFacebookで面白いやり取りを見かけました。

主人のfacebook投稿

昨日は香住の花火、大盛況だったみたいですね♪

花火に行く道中ついででカフェバーランチにお越し下さったお客様もありました。感謝です!!

そんなカフェバーでお出ししている3つのお料理について今日はご紹介。
サムネイルは香住産スルメイカを使ったパスタです♪

「カフェバーみなみ」がランチメニューを3つに絞っている理由

という内容の投稿です。(詳細はリンク先をご覧ください)

それに対するコメントが。

facebookでのやりとり

Aさんのコメント

メニューの魅力以上に、みなみちゃんの魅力が伝わってきました♪
みなみちゃん、サイコー!(⌒▽⌒)

それに対する主人の返信コメント

ありがとうございます!

「地域の魅力を発信」→「そこで出会ったガイド、人の魅力でファンを作る」

って思っていたジオパーク的シナリオって実はどこもがやっていて難しくなってきている。

「ガイドを問わず人の魅力を発信」→「その人に会いに行く」→「その人の勧める地域の魅力に触れる」

の順番の方がよりコアなファンが作りやすい、と実感しています。

この返事、どういう意味なのかを、仕事終わりに主人と話しました。

「何を伝えるか」ではなく「誰が伝えるか」が重要な時代

地域資源を発掘、再発見、それを発信していくことはとても重要。ジオパーク活動をしていて、つくづく感じていることです。再発見はできても、それを発信して広めていくのがとても難しい!!ましてやジオパークや何とか遺産といったものがどんどん出てきてて、全ての市町村が”観光”収入を欲している時代。普通のやり方では埋もれてしまい、どんどん伝わりづらい時代になってきています。

ジオパーク的な地域資源の伝え方、広げ方は

「地域の魅力を発信」→「そこで出会ったガイド、人の魅力でファンを作る」

時間をかけて漢方薬のようにゆっくり、ゆっくりと行っていく。ニッチなファンが広がり、また訪れたいと思ってもらえる人たちを増やすには有効な手段です。従来の食材や景勝地だけに頼った観光集客よりも一つ先を行くやり方だと思います。

でも。。。

それでも、なかなか伝わりづらい時代になっているのはなぜでしょう? 情報過多な時代、「地域の魅力」を発信している場所があまりにも多く、情報の波に埋もれてしまって伝わりづらくなってきているからです。ですから、ここは「人」優先でアプローチしていくべきなんじゃないか、というのが主人の言いたいことのようです。

それが

「ガイドを問わず人の魅力を発信」→「その人に会いに行く」→「その人の勧める地域の魅力に触れる」

という順番になるわけです。

ジオパークの場合、「人」はガイドであればそれに越したことはありませんが、「地域の魅力=人」として捉えた場合、魅力的な「人」はたくさんいるはずです。

お土産屋さんの名物店長だったり、食堂や旅館の名物女将だったり。そんな人が「ここがお勧め!」「これが美味しいよ!」っていえば、より魅力的に感じ、「この人のオススメだったら行こう、買おう」ってなりますよね。

山田店長お土産屋さんの名物店長

主人は最近、この「人」に先にフォーカスしてブログの記事を書くことを意識しているそうです。書いている内容でも切り口を変えると伝わり方が全く変わってきて、アクセス数も伸びてくるようです。先に「人」にフォーカスしてみる。ぜひ意識してみてください!

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今井 ひろこ

今井 ひろこ

1968年生まれ。大阪府出身。住友精化(株)研究所に17年勤務。在職中に但馬の環境教育を支援するNPOを設立。自然豊かな暮らしに憧れ、日本海に面する兵庫県最北の町・香美町へ移住。2010年より観光まちづくりに関わり、地域資源を活かしきれていない事業者に出会う。2014年9月にコムサポートオフィスを設立。年30回の講演や110回のコンサルティングを実施。事業者のやる気を引き出し、売上につなげるアドバイスをしている。

 - ジオパークとは?, 田舎での商売心得

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