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2013年の宿泊旅行業調査結果を聞いて(2)(JRC観光振興セミナーより)

      2014/08/13

じゃらんリサーチセンター(JRC)主催の観光振興セミナーへ出席し、今の国内旅行の需要等についてお話を聞いてきた内容を連載で書いています。

旅行の形態

個人旅行とパック旅行では個人旅行が88%と圧倒的に多いです。パック旅行の多くは北海道や沖縄だそうです。個人旅行で最も多いのは夫婦二人連れの旅行(25%)、ついで一人旅、友達との旅行、未就学児連れの家族旅行、となっています。旅先くらいではリラックスできる、気を使わない旅行が一番なんですね。

注目は親連れ家族旅行が増えてきていることで、特に母娘という組み合わせが多いとのことです。独身女性も増えてきましたからね、気を使わない親と一緒に旅に行くというのが、親孝行にもなるし良いですね。

一人旅はどの年代で盛んなのかというと、実は20~34歳の男性なのです。旅行に出る割合が減ってきているこの世代で、宿泊旅行の4回に1回以上が一人旅なのです。一人旅での目的は「リラックス派(宿でのんびり過ごして温泉や露天風呂を愉しむ)」方と「旅行は手段派(お祭りやイベントの参加、見学、コンサートなど)」が多く、まち歩きや友人の訪問が減っているそうです。

宿泊旅行の目的は「メシ・フロ・ハコ」

旅行の目的第一位は「地元の美味しいものを食べる」次いで「温泉や露天風呂」、「宿でのんびり過ごす」といった「メシ、フロ、ハコ」が30%以上と底堅いとのこと。名所旧跡の観光は伸びが鈍化しているそうです。一方、(手作りや果物狩りなどの)各種体験は1.3%とこれが旅の目的はなっていないことを示しています。

かどや露天風呂

新たな旅行ニーズは?

どういう旅行を意識したのかというアンケートでは、一位の「事前に立ち寄り先の計画を立てる」人が前年よりも少なくなっています。現地に行ってからどこへ行こうか、という方が増えています。気になった項目は、「一度も行ったことの無い宿や飲食店を選ぶ」というのも減っています。これはリピートが増えていることの裏返しでしょうか。昨年よりもポイントが上がったもののなかで注目は、

A)ホンモノ志向

*洗練された感じのものを選ぶ

B)地域の人がキーポイント

*人に勧められたものを選ぶ
*地元の人に積極的に話しかけて情報を聞いたり交流する
*地域のためになること、貢献できることを選ぶ
*地域に根差した生活体験をしてみる
*将来のライフスタイルの参考にするために、地域の人と触れ合う旅行をする

ホンモノ志向で「地元の人がキーポイント」であるということは、テレビやインターネットでは感じることができないリアリズムを体感したいという旅行者が増えたということですね。これは旅先でないと感じることができませんから、五感をフル活用して頂くような旅のドキドキを得ることを目的にしてもらえるような旅の提案をしていかなければいけないということ。ホンモノの自然、ホンモノの地域の良さ、方言を体感できるジオパークはまさにこのニーズにマッチしていると思います。自信が湧いてきますね!

20-34歳男性の4割は地域に根差す情報や体験をする地域密着型の旅のニーズが高く、同じ年代でも女性は、効率重視型の旅、一方シニアは男女ともこだわりの強い知的好奇心を満足させる旅、のんびりしたいという方も多いそうです。誰でもウエルカム、では、誰にも響かず来ません。地域の良さがどの層に届くのかを見極めた観光振興対策が官民に問われていますね。

 

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今井 ひろこ

今井 ひろこ

1968年生まれ。大阪府出身。住友精化(株)研究所に17年勤務。在職中に但馬の環境教育を支援するNPOを設立。自然豊かな暮らしに憧れ、日本海に面する兵庫県最北の町・香美町へ移住。2010年より観光まちづくりに関わり、地域資源を活かしきれていない事業者に出会う。2014年9月にコムサポートオフィスを設立。年30回の講演や110回のコンサルティングを実施。事業者のやる気を引き出し、売上につなげるアドバイスをしている。

 - 地域活性化, ジオパークの旅, 山陰海岸ジオパーク, 田舎での商売心得

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