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経営学で最も難しいのが「人をやる気にさせる」こと 〜福島正伸先生のセミナーから

   

福島正伸先生の「究極のコンサルタント養成講座」セミナーシリーズ! セミナー中に伺ったお話を振り返り、私のブログを読んで頂く皆様と共有したいと思います。最近、「ブログを見て自分も勉強しています」というお声を聞きます。ありがとうございます!今日は、リーダーに必須な「人をやる気にさせること」とそのためのチーム作り、仲間作りについてのお話です。

まずは、福島先生のセミナーでのお話から。

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経営学で最も難しいのが「人をやる気にさせる」こと

こうすれば人が変わるというものではなくて、人を信じて応援し続けるという覚悟が、結果的に人を変えていくのです。難しいように思いますが、実はこれができると、どんな商売をやろうが、どんなチームを作ろうが、最高の結果が出るんです。

経営学で最も難しいのは、チーム作りや人をやる気にさせることなのです。何故か?それは経営学の中に概念がない。経営学ってテクニックなんです。人の問題というのは、経営学の領域を越えてしまう。だから、経営学者は研究するのが大変だから、別の世界の人に任せているんです。それは哲学や東洋思想、宗教かもしれない。結局は、あらゆる経営も何もかもが、人が集まって、人のためにしている訳ですから、人の問題は絶対に外せないんです。

経営学というのは、手法論としてみんな考えるようになっているが、人間が集まって人間のためにやるというのが根本なので、言い換えると人間学なんです。人間学として経営学を捉えないと、リーダーシップもメンタリングも概念で経営学のものではなくなってしまい、みんな面倒くさくなっちゃって、やらなくなってしまう。だからどんな大企業であっても、人間のモチベーションや会社の一体感にみんな悩むんです。

チーム作りは意識して行う

本当にちゃんと勉強して、自分を振り返って、自分たちが人として成長していくというところに視点が行かない限り、チームをつくれない。だから、それに気づいている人たちはやはりすごいチームをつくる訳です。EXILEにしてもHIROさんにしても、上手くいかなかったからチーム作りをみんなで勉強して、ああいうチームをわざと作っているんです。すっごく仲が良いんですよ、筋肉もりもりの男たちが、誕生日はプレゼント合戦なんですよ、男同士で。しゃべると他のメンバーの他己紹介になるんです。「誰々さんのおかげで、誰々さんの素晴らしさで、僕はこういうことに気が付いて…」と自己紹介なのに、みんな他人の紹介をして、他人に感謝して、「誰々さんに出あわなければ僕の人生はどうなっていたか分からない」というようなことを、メンバー同士みんな言うんです。何故か?わざとしているから。(福島先生はEXILEのメンタルトレーニングも行っておられます)

仲が良いというのは努力してこそ

人間は無意識になると、自己中心的になって自分のことしか考えない。だから、わざと仲間を大切にする。わざと周りのおかげで、と言う。人間関係を良くするとか、リーダーシップは全部わざとやっているんですよ。仲が良いというのは努力しているということです。

人間関係は放っておくと仲が悪くなる。人間関係やリーダーシップは、ちゃんと勉強をして努力しないとバラバラになる。人間はもともと自己中心的でわがままだから。何も考えない人たちが集まると、チームはできないんです。2 人以上の人が集まるとケンカになる。ということは、どうしたらいいかというと『仲良くする努力』をするしかないんです。人間関係は全部努力なんです。人間関係が上手くいかないのは努力が足りないと考えればいい。自分の努力、人を信じる努力、人の見本になる努力が足りないと考えてみてください。

会議風景

それを職場みんなで共有できたら最高に良いですね。それはこういう講演会に一緒に来てくれてもいいし、本を読んでもいいし、誰かの勉強会に行ってもいい。学ぶということ、または実際にいるリーダーたちの姿を見たり体験談を聞いたりするのもいいと思う。

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このお話を伺って、事業というのは人が人を動かし、人が買ってくれることで成り立っている以上、人間関係の構築の仕方をきちんと学んでいかないと成り立たないんだと、改めて認識しました。それはこうすれば良いという一つの方法があるわけで無く、たくさんの方法がある。人の心の中は宇宙のような広がりと奥深さがあるので、いろんな方とどんどん出会って、学びを深めたいですね。最近はビジネス心理学という言葉も生まれてきています。

もし、何かのミッションを遂行するための会議なら、是非とも最初に、何のために集まっているか、夢と目標を必ずどこかに書いて共有しましょう。自分の意見だけを押し通すだけが会議ではありませんね。会議で行うのは、まずは参加者全員を信頼し「仲良くする努力」です。

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今井 ひろこ

今井 ひろこ

1968年生まれ。大阪府出身。住友精化(株)研究所に17年勤務。在職中に但馬の環境教育を支援するNPOを設立。自然豊かな暮らしに憧れ、日本海に面する兵庫県最北の町・香美町へ移住。2010年より観光まちづくりに関わり、地域資源を活かしきれていない事業者に出会う。2014年9月にコムサポートオフィスを設立。年30回の講演や110回のコンサルティングを実施。事業者のやる気を引き出し、売上につなげるアドバイスをしている。

 - セミナー聴講記, 究極のコンサルタント

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