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言葉よりもジェスチャーで!☆香美町商工会インバウンドセミナーを聴講

   

2月17日に香美町商工会本所にてインバウンドセミナーが開催されました。5年前からインバウンド支援に入っている刀根先生が中心となって商工会と共にいろんな仕掛けをして下さっています。

今回は私の主人の宿も集客でお世話になっているTravel Arrange Japan(大阪)の稲見さんや、昨年11月にタイのパワーブロガー・タノンさんと一緒に通訳としてファムツアーをして頂いたマルコさん(イタリア人)と、サービスコンサルタント会社のRainbow Dream(大阪)代表の細見さんが、事例を交えて講演をして下さいました。

この模様、新聞記事にもなりました!

神戸新聞インバウンド

もちろん私たち夫婦はかぶりつき!
オレンジの服の方が稲見さん。

稲見さんの会社は在日&訪日外国人への旅行手配を行う会社で、お客様の多くは欧米人です。欧米人といえども、国によって特徴があります。稲見さんの会社で手配が多い国別に教えて頂きました。

国別の外国人の特徴とは?

1位 アメリカ人

「カードが使えるか?」という問い合わせが多い。何でもカードで払うため、現金でないとダメな場合はコンビニでキャッシングを指示するそうです。外国のカードで現金を引き出せるところを把握しておきましょう。

2位 日本に住む外国人

「ディスカウントありますか?」という問い合わせが多い。日本に暮らすと「まけて〜!」の文化を知ってしまうのかな?「お得感」の快感を知ってしまったのかな?

3位 オーストラリア人

全てにとってもテキトーだそうです。気がすぐに変わってしまうので、予約を入れていても、直前に予定を変えることもある。そのため、キャンセル料がかかることをきっちりと伝えることが大事。

4位 フランス人

すべてにとっても細かく、埃ひとつでも「高級な宿でこれはいかん””」と宿をチェンジさせてほしいとクレームすることも。フランス人は「トレビアン」なもの、芸術、無形文化、景色を探しに来日する。

5位 シンガポール人

来る前に質問が多いのが特徴で、特にアメニティーや設備に関しての質問が特に多い。

外国人観光客

京都駅で見かけた外国人観光客。
本当に多い!

宿や外国人観光客からのクレームとは?

宿側、お客様側からそれぞれクレームが来ることがあるそうで、

宿側から

*お客様が来ない
*お客様が来るのが遅い(特に欧米系)
*お客様が現金を持っていない
*日付を間違えて来た(一ヶ月違いという方も過去に居られたようです)

外国人のお客様からは

*部屋が狭い

部屋が狭いという問題は宿の伝え方に問題があり、部屋の平米数だけでなく人を入れて写真を撮ることで、部屋の感じがわかります。実際にインバウンドのお客様が使うドデカいスーツケースを入れて撮影してもいいでしょう。

*音がうるさい

道路に面していると車の音や人の声が聞こえたり、隣のお客様の声が聞こえたり、日本は外国に比べていろんな音がするそうです。それを気にする方が外国人に多いそうです。

*思ったよりも遠い

地図を見るだけでは日本は狭いと感じるそう。旅行計画がビックリするような長距離移動になっていることがあるそうで、東北の山奥の温泉地から九州の鄙びた温泉地へ行くとか、直線距離しか考えていないとのこと。

*Welcomeでないと感じる

私はこれが問題だと思っています。外国語で聞かれた瞬間、凍り付いて、ちょっと待って下さいって英語がかろうじて分かる人に代わると「何かまずいことを言ったのか?」「私は歓迎されてない?」と思うのだそうです。

タノンさん

主人の宿では外国人観光客はWelcome!

ちなみに、稲見さんの会社で集客をお願いすると、お客様とのやりとりはすべて稲見さんの会社でして下さるので、私の主人はとても助かっています。当日の外国人からの質問はジェスチャーかアプリの翻訳で対応しています。それで充分!主人の宿の女将さんは、英語が全く話せないし理解出来ませんが、ジェスチャーで雑炊の作り方を説明しています。

もし「外国語が話せない」となっても、言葉よりジェスチャーでカバーできるものです。訪日外国人は最初から、自分の母国語がスラスラと日本人は理解出来、話せると当然思っていないので、スマイリーにWelcomeな対応を取って欲しい、と稲見さんは仰っていました。

明日もこのインバウンドセミナーでの気づきをフィードバックします!
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今井 ひろこ

今井 ひろこ

1968年生まれ。大阪府出身。住友精化(株)研究所に17年勤務。在職中に但馬の環境教育を支援するNPOを設立。自然豊かな暮らしに憧れ、日本海に面する兵庫県最北の町・香美町へ移住。2010年より観光まちづくりに関わり、地域資源を活かしきれていない事業者に出会う。2014年9月にコムサポートオフィスを設立。年30回の講演や110回のコンサルティングを実施。事業者のやる気を引き出し、売上につなげるアドバイスをしている。

 - セミナー聴講記

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