ジオパーク国際大会ツアーでのバス添乗ガイド、無事終了しました!<中>
2015/09/24
昨日の続き、ジオパーク国際大会のツアーガイドの話の続きです。
そういえば、ツアー担当のJTBの担当者から「外国人は時間を守らないので、早め早めに動きましょう」と教えて頂いていたので、かなり早めに動きました。しかし、そんな懸念はナシナシ!皆様、時間きっちりに動いて下さってました。さすがはジオパークの関係者。日頃からお客様の対応などで私と同じような立場を経験なさっているのですね。
その後、香住鶴に行き、工場見学とお買い物の時間を作りました。そこでビックリ!先にAPGNの札を付けた別のグループが香住鶴さんの喫茶室でビデオを見て居るではないですか!マレーシアの先生方かな?あれ??? 私たちのバスが最初だったのだけど・・・?実は、APGNの正式ツアーに申し込まず、自分たちでツアーをチャーターした20人ほどのグループがあり、お土産売り場はその方々と私たちのツアーでごった返してました。
そんなこんなで、ドタバタしつつも、乗り物酔いが収まり、何とか楽しく昼食会場へ向かうことができました。昼食会場玄関で町観光商工課長とゆるキャラのジオンくんがお出迎え。
後で聞いたら、海の文化館館長が入っていたとか・・・
ご協力ありがとうございます!
そして会場では、香住観光協会の藤原会長が香住の観光についてお話して下さって、
廊下には足跡化石のレプリカも展示されているなど、私にはサプライズの連続。
展示されていたらいいなぁと思っていましたが、まさかここまでして下さっているとは!!まさに、香美町のジオパーク関係者が連携した「おもてなし」になりました。
昼食後は、会場の下手にある景勝地・今子浦です。今子浦は日本列島がユーラシア大陸から離れつつある2000万年前頃からの大地が残る場所。火山の噴火や地殻変動が激しい中で残ったものが今の風景を作り出しています。かえる島もその名残です。
江戸時代になって初めて、北前船の風待ち港として賑わい、船宿屋を営みながら船の停泊料を徴収した田嶋久右ヱ門さんが住み始めました。そこから150年ほどは景気も良かったんですが、だんだん港も使う人が減り、一時期は相当寂れたようですが、昭和時代に入り、再び宿屋を始めた田嶋家。今では11代目の田嶋さんが香住でも人気の旅館を営んで居られます。周辺はキャンプ場などのレクリエーション施設としても使われていて、GWや夏休み、連休は賑わっています。
この浜には大引の鼻展望台があり、そこからは荒れ狂い始めた日本海を望むことができます。「あの洞窟は入ることができるんですか?」と穴があったら入りたい衝動に駆られる参加者が多いのに驚きました。
大引の鼻展望台で解説する小林ガイド
(先山先生のFacebookから拝借)
ここは携帯キャリアによっては電波が届かない場所もあり、この場所を担当するジオガイドの他に地元無線クラブの方にご協力を頂いて、安全管理班としてグループ最後尾について下さいました。これで、崖から落ちたり、危ない場所へ行く方への注意喚起と安全が確保されました。本当にありがとうございました。ここのガイドが実は大人数の時に崖っぷちなので気を遣うところでした。
時間が少し余ったので、千畳敷手前の凝灰角礫岩のところも見学。「何故、千畳敷と手前の岩との高さが違うのか?」「何年前のもの?」という質問が外国の先生から矢継ぎ早に。さすがジオの先生方です。「1600万年前くらいと言われています」というと「若いね!」と。その先生のところは2億年前だったようで、それに比べればずいぶん若いですね。日本の方は「グリーンタフやん!」(1600万年前の火山活動でたくさん出た火山灰で、日本だけのもの)とウキウキしながらご覧になってました。グリーンといってもうちは白いのですが、東北へ行くとほんまに緑色なのです。
雨も上がってきたので皆様と記念撮影。この後、遊覧船乗り場に移動し、最後の見どころへ向かいました。この後、通訳サンにアクシデントが・・・!
ジオパーク国際大会ツアーでのバス添乗ガイド、無事終了しました!
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今井 ひろこ
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