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フリーマガジンの広告はターゲットに響く業種とデザインを。 9/2集客&販促セミナーより

   

先日、「集客効果が出る販売促進ツールの選び方」というセミナーを豊岡市商工会のまちゼミで行いました。そこでは、販促ツールに関わるゲストスピーカーを3名お呼びし、お話を伺いました。今日と明日は豊岡市でフリーマガジン「DROP」を発行するデザイン会社・(株)エッジの内海さん。発表での気づきをお話します。

Drop内海さん

豊岡市内で手に入りやすい月刊フリーマガジンは2誌あります。今回お話頂いた「DROP」、そしてJam(ジョインスリー様)です。「DROP」は飲食店の広告が中心で、「Jam」は広告の他、地元イベントなどの文字情報が中心と、特色が異なっています。

「DROP」はフリーマガジンでは北近畿(京都府北部、兵庫県北部)最多の26000部を発行し、豊岡を中心に1100の店舗や施設(飲食店の他、スーパー、コンビニ、ドラッグストアなども含む)に設置しています。スタッフが手渡しで配布するそうで、聞くだけでも目が回りそうな数ですね。私もよく見かけます。A5サイズで92ページと分厚いです。

Drop飲食店情報が充実するDROP

毎月25日に発行するのは、給料日前後に発行することで、掲載店にすぐに行ってもらえるようにするためだそうです。給料出たらこれを食べに行こう!って思って頂く導線。発行日って大事ですね!

ターゲットはバブル世代の女性?!

ターゲットはズバリ「20代から60代の女性」で、特に40〜60代のお金に余裕のある女性が活用しています。理由は、女性は読み物が好きで、旦那さんに内緒で女子会やランチに行く時などに、紙の冊子媒体を利用する率が高いとのこと。だから、グルメ情報を主に置き、そのほかの美容などの広告も入れているのだそうです。

ちなみに、この「40代以上のちょっとお金に余裕がある女性」というターゲット層に響く広告は飲食店だけではなく、意外な業種が伸びています。それは『一戸建ての住宅情報』。情報誌の特徴として、アパートやマンション住まいの方が冊子を手にする率が高いそうです。

折込チラシの広告費と比較すると、折込は1回あたり10万円は軽くかかりますが、情報誌の場合は広告の大きさにも因りますが、折込よりは安く済みます。また、折込チラシを見て実際に見学に来る方はすでに持ち家のある方が多いのだそうで、広告主が求めるお客様ではありません。新聞は一戸建てに住んでいる方が多く取っているからです。アパートやマンション住まいの方は新聞を取っていない方も多く、そういう方が見学に訪れるのだとか。なるほど!

広告はデザインと写真が命!

女性に手にとって頂く為に、大事にしていることは「デザイン」。デザイナーを雇い、毎月、美しいデザインをストイックなまでに追求しているそうです。ですから、広告デザインを他社や自店で行う店舗には冊子デザインの細かい規定を守って頂いているのだとか。また、料理写真もプロカメラマンから講習を受けたスタッフ陣が一眼レフで撮影(プロのカメラマンを呼ぶと相当な金額になるため)するのだとか。ネットショップもそうですが、写真は大事ですね。第一印象は写真から。その後に文章に落とし込む形になっていますよね。飲食店の広告で「美味しそう!」と印象に残るのは、文章でなく写真です。

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DROPの内海さんには、フリーマガジンの他、名刺やパンフレットの話もして頂きました。話が乗って、どんどん長くなりそうなので、明日も続けます。お楽しみに!

 

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今井 ひろこ

今井 ひろこ

1968年生まれ。大阪府出身。住友精化(株)研究所に17年勤務。在職中に但馬の環境教育を支援するNPOを設立。自然豊かな暮らしに憧れ、日本海に面する兵庫県最北の町・香美町へ移住。2010年より観光まちづくりに関わり、地域資源を活かしきれていない事業者に出会う。2014年9月にコムサポートオフィスを設立。年30回の講演や110回のコンサルティングを実施。事業者のやる気を引き出し、売上につなげるアドバイスをしている。

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