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香美町の観光で人気は何?ギャップ調査の結果から

   

じゃらんリサーチセンターは依頼された地域ごとに観光調査も行っています。「香美町」も少し前ですが2012年に依頼し、データが出ています。(データは香美町の役場ホームページで公開されています)

兵庫県香美町調査報告書

じゃらんリサーチセンターではギャップ調査と呼ばれているもので、従来の観光施設と旅行者のイメージギャップを測定し現状の課題把握を行い、地域の資源・価値(強み)の発掘と整理を行うためのデータとして活用できます。例えば・・・

「香美町」は知られていない

キャップ調査「香美町の認知度」ギャップ調査「香美町の認知度」

なんと、46%の人が「香美町」を知らないという結果が出ました。日本全国ではなく、西日本、特に関西でのアンケート実施が50%での結果ですので、地域住民にはショッキングなデータかもしれません。但し、これは市町村合併して新しい町名になったところは共通した課題で、スポット的な観光地は知られていても、町名は知られていない、ということはありそうです。(かつて私も知らないどころか、読めなかった・・・)

自分たちが資源と思っているものがどれだけ知名度があるのか

ギャップ調査「興味度」ギャップ調査「香美町内での興味度」

続いて地域内における観光地、特産品の知名度、興味度についてのデータです。正直、「カニの町」としてのブランド力が高いと思っていたら、「但馬牛」の方が知名度が高かった、という結果になりました。私も全国各地で講演をさせて頂いたときに、「但馬牛を知っていますか?」と聞くと、東北でも1/3が手を上げるほど、知名度は高いんですよね。まさに地元と来訪者とのイメージギャップです。実際に聞いてみないとわからないことです。

実際のギャップから資源を掘り起こしてみる

ギャップ調査「イメージ」ギャップ調査からのイメージマップ

実際のデータをイメージマップに落とし込んだものです。これにより地元が気づいていなかった人気コンテンツや認知度があるのにPRが足りていなかったと考えられるコンテンツにもっと力を入れてプロモーションしてみよう、という方向性を決めることができます。例えば、上記のイメージ図でいうと「山陰海岸ジオパーク」は興味はあるけど認知度が足りない、というカテゴリーに入ります。この「興味はあるけど知名度が足りない」部分を「お宝コンテンツ」として磨いていくかが鍵となります。

逆に、マラソンやトレイルランニングが盛んになってきていますが、こちらは趣味趣向によるコアなファンが多いだけで、実際には観光でのドル箱になる可能性が低いということが示されています。参加総数は日帰り含めた香美町来訪者約130万人の中の1%にも満たないお客様数ですしね。費用対効果を考えましょうということですね。

夕陽がきれいな香住海岸。「日本の夕陽百選」のひとつとして売り出してきていましたが、「〜百選」というのはどこでも使われる「使い古された表現」です。別の切り口で表現したり体験できる観光メニューがあれば、もう一度クローズアップされる可能性を秘めている、とじゃらんリサーチセンターの佐藤先生はおっしゃっていました。

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日本の棚田百選も然り。滝も然り。。。新しい切り口や既存メニューとの組み合わせによる新しい観光メニューセットができればいいですね。このあと、3回に渡って、香住・村岡・小代の各区(これはどやさと思いますが)に分かれてワークショップ形式であぶり出し&メニュー創作をしていくそうです。その手法等々、レポートできればと思っています。

 

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今井 ひろこ

今井 ひろこ

1968年生まれ。大阪府出身。住友精化(株)研究所に17年勤務。在職中に但馬の環境教育を支援するNPOを設立。自然豊かな暮らしに憧れ、日本海に面する兵庫県最北の町・香美町へ移住。2010年より観光まちづくりに関わり、地域資源を活かしきれていない事業者に出会う。2014年9月にコムサポートオフィスを設立。年30回の講演や110回のコンサルティングを実施。事業者のやる気を引き出し、売上につなげるアドバイスをしている。

 - 地域活性化, 田舎での商売心得

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