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香住で揚がるイカの食べ比べ講座を開催してきました!<下>

   

火曜日に行った香住で揚がるイカ食べ比べツアーを、今日はツアーコーディネーターの視点で振り返ります。

今回の開催は、昨年居酒屋さんで頼んだイカの一品料理を食べ比べたことから思いつきました。春はホタルイカやマイカ、ソデイカ、白いかなど、数種類のイカが一同にたべることのできる香住を、城崎温泉のお客様に体感して頂きたいと思って企画しました。

香住は3月の松葉ガニシーズンが終わると一気にお客様が減り、香住カニがスタートする4月からは週末だけお客様がありますが、鍋需要の減る5月から夏休みに入るまでが閑古鳥状態。それを打破する食材として目をつけたのが「数種類揃うイカ」です。同じイカで天ぷらやフライ、焼いたり刺身で食べることはしますが、違う種類のイカを食べる機会がご家庭でも無いですよね。難しい調理をしなくても、味・食感の比較ができます。こんなシンプルで好都合な食材はありません!

「数種類のイカを観光客に食べ比べて頂く」という視点は、残念ながら地元の方には決して見つけることができないのです。つまり、私がヨソ者だからこその視点なのです。だって、地元ではイカは普段から新鮮なものが出回っていて、ごくごく普通の食材なのです。そんな普通に食べているものをメイン食材として出すことは無いんです。観光客に出すのは扱いが難しく、地元の人は家庭でしない「活イカ」だけです。

イカのお刺身食べ比べ

元々、このオンパクプログラムは城崎温泉へ宿泊される方の宿泊翌日プランとして作りました。そのため、料理やツアーの内容も京阪神からのお客様を対象にして考えました。ところが、ふたを開けてみると、大阪からお越しの方も居られたのですが、隣の豊岡市からご参加された方や実家が香住という方が殆どでした。それだけ、イカにフォーカスしたツアーという、今までには無い食材だけに、今回注目度が高かったと思います。

イカめし

イカもただ食べ比べるだけではなく、ツアーだからこそ、香住をより深く知って欲しい。そう思って、イカのレクチャーを海の文化館で行ったり、途中、景勝地へ見学に行ったりして、香住もちょっとの時間でしたが満喫して頂きました。

山田店長

今回のツアーでアンケートを頂きましたところ、評価が分かれたところがあります。それは「価格」です。ツアー価格(4,000円)が「高い」という評価をしたのは、主に地元の参加者でした。普段から新鮮なものを食べているからです。一方、大阪からご参加頂いた方からは「やや安い」「安い」という評価でした。どこをターゲットに価格を設定するか、という問題は、地元食材を使う時に最も悩むところです。

その他、リクエストがあったのは、野菜と飲み物です。会場が飲食店ではないので今回はあえて用意をしませんでしたが、もし、飲食店でこのプランを実行する際には、イカのマリネなど野菜があれば、箸休め的に食べることができ、女性のお客様にも人気が出るのでは、と思いました。

今回、参加者は12名でしたが、実はもうお一人、イカの食べ比べから飛び入り参加されました。名古屋の旅行会社の方です。城崎オンパクのガイドブックを見て、このツアーに興味があり、この日たまたま250名のお客様のコーディネートを城崎温泉でするらしく、時間が取れたので、様子を見に来たということでした。その方曰く「もう、ネタが尽きてしまって、今までに無い何か新しい観光メニューが無いかなと思っていたんです。このプラン、素晴らしいですよね〜。どこかでできませんか?」と。私の視点はシャープでした!

今回のプランは、専売特許なプランではありませんので、お客様に来て頂きたい宿泊施設や飲食店で是非やって頂きたいです。その際は食べ比べだけですと「美味しかった」で終わってしまい、イカや香住への興味が半減しますので、資料や店員さん、オーナーさんのイカ解説があると、食べた後のお土産にイカを購入して下さると思います。そうして頂き、「イカのサンクチュアリ・香住」ブランドを発信して頂けたら嬉しいです。

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今井 ひろこ

今井 ひろこ

1968年生まれ。大阪府出身。住友精化(株)研究所に17年勤務。在職中に但馬の環境教育を支援するNPOを設立。自然豊かな暮らしに憧れ、日本海に面する兵庫県最北の町・香美町へ移住。2010年より観光まちづくりに関わり、地域資源を活かしきれていない事業者に出会う。2014年9月にコムサポートオフィスを設立。年30回の講演や110回のコンサルティングを実施。事業者のやる気を引き出し、売上につなげるアドバイスをしている。

 - ジオパーク, 地域活性化, ジオパークの恵み, ジオパークの旅, 田舎での商売心得

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