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兵庫県の助成金申請でのプレゼン審査・面接審査攻略のコツ

   

兵庫県の補助金・助成金申請で10万円を超えるものについて、書類審査の他に面接やプレゼンテーションが行われています。来月3日には、但馬県民局の夢但馬応援事業の企画提案会(プレゼンテーション審査)があります。そのほか、各県民局が募集する地域づくり活動応援事業、神戸地域団体活動パワーアップ事業交流促進パワーアップ事業阪神北☆夢づくり応援事業などでも10万円を超える申請事案に関して、「企画提案会」という公開プレゼンテーションが行われます。

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ある程度は書類審査で決まっていますが、面接や公開プレゼンテーションを行って本気度を見ています。昨年は私も兵庫県の女性起業補助金申請の面接審査を受け、主宰するNPOは但馬県民局の夢但馬助成金の公開プレゼン審査に3年連続受け、ほぼ満額回答を得ています(今年は申請しませんでした)。但馬県民局の場合は、プレゼンテーションの点数が順位表示され、書類審査で決めた金額がその順位によって減額されるのです。年によって異なりますが、上位5位までは100%、10位まで90%といった具合に、最下位に近づくにつれ50%まで減額されてました。プレゼンテーションはとても重要なんです!

00231昨年は主宰するNPOは第2位で満額50万円を頂きました。

但馬県民局でのプレゼン審査を例に攻略のコツを3つお話します。

1 遅刻厳禁、最低でも1時間前には到着して会場の雰囲気に慣れる

但馬県民局の場合は公開プレゼンテーションのため、最初から他の団体のプレゼンを聞いておくことも可能です。独特な雰囲気のある会場ですし、時に厳しい質問を審査員が投げかけます。審査員も意地悪で聞いているのではなく、本当に事業を行うことができるのかを確認しているのです。審査員の声一つにたじろぐことが無いように、1時間以上前に来て、雰囲気に慣れましょう。遅刻は厳禁!どれだけ良い内容でも印象が悪くなります。

2 資料の要約でなく、想いを話すべし!

書類審査の資料は審査員に事前に送られていて、当日までに申請書に目を通して、質問事項等をチェックしてきています。審査では本気度を見ています。そのため、この事業をどうして実施したいのか、事業をすることで実施地域にどんな素晴らしい効果があるのかを中心にに3分間でお話すると良いでしょう。

原稿は最初の段階で活動仲間にも見て頂いて、想いが伝わっているか確認して頂きましょう。自慢ばかり、自分よがりの文章になっていませんか?

当日はスライド禁止ですから、模造紙にいろいろと書いて示しながら行うグループもありましたが、小さな文字は効果ありません。うちのNPOでは、A3の紙でキーポイントとなる言葉を3つ、3枚使って、3文字〜6文字大きく書いて示したことがありました。

3 練習は最低100回、時間を計り、発表する声量を出して行う。

自分達が行いたい地域活動であれば、自分の言葉でしっかりと審査員の目を見て話をしなければなりません。最初は紙に書いて練習をしますが、紙を見なくても3分しっかりと想いが自分の言葉で伝えることができれば合格です。プレゼンテーションに慣れていなければ、最低でも100回は練習しましょう。そうするうちに、紙に書いた文章が、やがて自分の言葉になるはずです。

時間は3分であれば、練習では2分40秒くらいで終わるのがベスト。当日時間が余れば言いたいことを最後に付け加えるくらいがスマートなプレゼンです。審査員の目を発表者にむけさせてこそ、そのプレゼンテーションは命を吹き込まれ、審査員の心に伝わります。

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以上、公開審査会でのプレゼンのコツを3つお話しました。是非このコツを理解して頂き、練習を重ねて当日のプレゼンテーションで想いを伝えて下さい。発表される方に対して、発表内容のアドバイス、想定問答などのご相談を受け付けています(一部有償です)。お悩みの方は一度ご連絡下さい。

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今井 ひろこ

今井 ひろこ

1968年生まれ。大阪府出身。住友精化(株)研究所に17年勤務。在職中に但馬の環境教育を支援するNPOを設立。自然豊かな暮らしに憧れ、日本海に面する兵庫県最北の町・香美町へ移住。2010年より観光まちづくりに関わり、地域資源を活かしきれていない事業者に出会う。2014年9月にコムサポートオフィスを設立。年30回の講演や110回のコンサルティングを実施。事業者のやる気を引き出し、売上につなげるアドバイスをしている。

 - コムサポートオフィス, 地域活性化, プレゼンの極意, 補助金申請

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