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今すぐ宿泊予約を増やすためにオフシーズンにしたい3つのこと

   

桜も終わり、新緑がまぶしい季節になりましたね。山陰では冬が観光のオンシーズンのため、春になるとオフシーズン、一気に宿泊のお客様が減ります。その時に一週間休みを取ってハワイへ行く経営者も居られたり、うちのように国内旅行へ出るという経営者も居ります。お客様はオフシーズンですが、実は「デキる宿」はその時期こそ、集中して夏はもちろんのこと、秋冬の集客について対策を練って行動する時期なんです。私の主人も冬のカニ料理メニューの準備に追われています。

そこで、今すぐ宿泊予約を増やしたいお宿の方に有効な3つの方法をお伝えします。

1)宿泊予約サイトで夏、秋のプランの販売を開始しましょう

冬は本当に忙しく、毎日の予約をこなすのが精一杯。そういう方ほど、実は夏や秋の宿泊プランを販売していないもの。GWの検索をなさったお客様が夏や秋もチラリと見て頂けるのであれば、それはチャンスですよね?! 半年前には公開しなければいけないルールですので、5月には11月の・・・そう、北陸・山陰であればカニプランを出す必要があります。カニの仕入れ価格はUPする可能性が高く、なかなか予約が入りにくい、多人数グループ向けプランのみ先行販売というのも有りです。(忘年会用プランなど)

楽天トラベルサイト

ただし、宿泊プランは宿泊客がパッとみて区別ができるプランにしてください。どのコースに何が食事やサービスに付いているのかが明確に示されていないプランが2つ以上あると、お客様は「この宿、自分に合うプランを探すの面倒だからやめておこう」と近隣のお宿に行ってしまいます。区別が付く付かないというのは、実は当事者では分からないことが多く、第三者が見てはじめてわかるものです。もし自分の宿のプランが選びやすいか選びにくいかを見て欲しい方は、私にご連絡下さい。

2)オフシーズンの今だからこそ、お客様へサンクスレターを送りましょう

冬にご来館頂いたお客様(特にいままで複数回ご利用の常連様)へ、自分の宿を思い出して頂くために、春の季節の便りと合わせて、感謝のお手紙、或いは葉書を送りましょう。コツは手書きであることです。「活字=広告」と見なし、廃棄される率が高くなります。字が本当に汚い人は、すぐに文房具屋へ行って、ペン習字の練習本付きのペンを買い、練習しましょう。めっちゃ良いことを書いていても、活字であれば読まない人が多いんです。読んで欲しいんでしょ?だったら丁寧に手書きです。原稿で1枚しっかり書いて、それをスキャニングして印刷するのはOKです。

また、内容も「夏休みには是非お越し下さり、我が宿の名物料理を存分にお召し上がり下さいませ。海の幸をたくさん用意して皆様のお越しをお待ちしております。」という、売り手&上から目線280%の売り込み手紙はお客様がうんざりします。素直に感謝の気持ちと、宿周辺の季節に見られるものを書くだけです。お客様に「これはいい葉書だから残しておこう」と思わせるサンクスレターを書きたいと言う方は、宿それぞれに伝えるポイントが異なりますので、私にご相談下さい。

3)スマホページを作りましょう

実は今日からGoogleの検索アルゴリズム(検索の法則)が変わりました。スマートフォン専用ページが無いホームページは「閲覧者に対して親切で無いページ」として、検索の上位に掲示されなくなりました。そのため、スマートフォン専用ページをすぐに制作して、せめて検索上位に上がるようにしましょう。PC用のホームページよりは制作費用が安くなるはずです。5月末に締め切りになる、小規模事業者持続化補助金(中小企業庁)では、このようなサイトを制作する費用に対して補助金が出ますので、アベノミクスの今がチャンスですよ!

スマホスマホサイトの表示。
スマホで見ると、スマホ専用サイトの場合は「スマホ対応」と出てくる。

以上、オフシーズンにこそ行って欲しい3つのコトについてお話しました。お客様がたくさん来るようになってから集客方法を考える後手の自分から脱却することが、売上をギュンと上げるコツなんですよね。お時間のある今だからこそ、のんびりせずに取り組み、来年の今頃は笑顔でもっといろんな手が打てるようにしましょう!

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今井 ひろこ

今井 ひろこ

1968年生まれ。大阪府出身。住友精化(株)研究所に17年勤務。在職中に但馬の環境教育を支援するNPOを設立。自然豊かな暮らしに憧れ、日本海に面する兵庫県最北の町・香美町へ移住。2010年より観光まちづくりに関わり、地域資源を活かしきれていない事業者に出会う。2014年9月にコムサポートオフィスを設立。年30回の講演や110回のコンサルティングを実施。事業者のやる気を引き出し、売上につなげるアドバイスをしている。

 - コムサポートオフィス, 宿泊施設の支援

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