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ポール・マッカートニーのコンサートでのビジネス的気づき

   

おとついになりますが、主人に誘われてポール・マッカートニーの大阪ドームでのコンサートに行ってきました。実は主人と行く予定だったお友達が急用で行けなくなり、急遽チケットが私に回ってきました。ビートルズの曲はいつも通勤の車の中で聞いている私ですが、そんなに詳しいわけではありません。大ファンで行きたかった方もいらっしゃったでしょうから、私のような「ビートルズの曲程度しか知らない」者が行くのは少し申し訳ない気持ちもありました。

ポールマッカートニー

しかし、行ってみて大感動!!御年72歳のポールさんが37曲も休みなく歌い続ける姿にも元気をもらいました。また、会場ではその世代の方も多く居られ、踊っていたり歌っていたりとそんな雰囲気もとても良かったデス。

さて、今回のチケットは主人持ち♪だったのですが、聞いてビックリ!!なんとチケット代は1枚18000円!!二人で36000円です!4万人もの人たちがその金額を支払って来場されているわけですよね。そのことに驚いていたら主人曰く「ドームコンサートだからこれでも安い方。日本武道館で開催される分は10万円だよ」とのこと。

ポールマッカートニーコンサート料金

チケット1枚10万円!!(>_<)

コアなファンでない私から見ると信じられない価格設定です。「ビートルズ」というブランドがあるからこそなし得る価格設定かもしれませんが、旦那曰く「ドームコンサートじゃなくて小さなホールで、しかも49年前と同じ場所でのコンサートという価値を考えると、冷やかし半分じゃなく、本気で来て欲しいファンだけに来てもらおうとするのにあえて価格をあげてしまうのは一つの方法じゃないかな〜」って。

価格設定について考えてみよう

これを自分の商売に置き換えて考えてみてくださいね。価格を高くする、というのは勇気のいることです。例えば5千円の単価のものを半額2500円にして2倍の人数のお客様に来てもらおうとするのと、単価を2倍の1万円にして今の人数の半分以上の方に来てもらうことを考えるのとどちらが良いでしょうか?どちらも同じ売上です。

安易に価格を下げていませんか?

価格を半額にして集客するというのは、新規のお客様を集めるのに有効です。ただし、元々お買い得感のある人気商品がさらに半額になっている、ということがお客様に伝わらないと集客効果はありません。逆に価格を2倍にする、というのは既に購入してくださった方に、「2倍になっても購入する価値がある」と納得して頂けばよいわけです。難しそうに感じるのは自分の販売している商品やサービスの価値を理解していない証拠です。新規のお客様はそもそもの最初のスタートの価格を知りません。もちろん、価格を2倍にする為にはそれだけの価値付けを付加しなければなりません。つまり、ファンの方をよりコアなファンになっていただくための仕掛け作りが必要になります。

音楽業界の場合、CDが売れなくなってきている今の時代、特典DVDや握手券とかのおまけ付販売でなんとかしようとしているケースが目立ちます。逆にそういった多売戦略や大きなコンサート会場でのライブをやめて、ライブハウスやホテル(ディナーショー)などを利用した少人数高単価で、コアなファンと繋がることを重視して営業をされている歌手の方も増えてきています。ファンクラブ会員対象の高額ですが、とても距離の近いファンミーティングやディナーショー、シークレットコンサートなどもあるようです。

すごいなぁと思ったのは、ポールマッカートニーさんのコンサートはカメラ撮影(一眼レフ、ビデオを除く)OKでした。今の時代、それを取り締まるよりも、どんどん撮影させてソーシャルメディアとかで紹介してもらった方が臨場感ある観客の声が伝わりますし、宣伝効果も高いです。おとついはFacebookのタイムラインがポールさんで埋まった関西の方もいらっしゃったのではないでしょうか。

Facebookのタイムラインにて主人のFacebookの投稿

本当に好きな人たちだけを集めて、より深いサービスを提供して価格を上げる。安易に価格を下げる前にむしろ逆の発想をしてみる。自分の商売にもぜひ置き換えて考えてみてくださいね。単純に「ブランドがあるから高く売れるんだ」ではなく「距離感を縮める」「特別感(お得意様感)を高める」ことによって価格を再考することもできるはずなんです。

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今井 ひろこ

今井 ひろこ

1968年生まれ。大阪府出身。住友精化(株)研究所に17年勤務。在職中に但馬の環境教育を支援するNPOを設立。自然豊かな暮らしに憧れ、日本海に面する兵庫県最北の町・香美町へ移住。2010年より観光まちづくりに関わり、地域資源を活かしきれていない事業者に出会う。2014年9月にコムサポートオフィスを設立。年30回の講演や110回のコンサルティングを実施。事業者のやる気を引き出し、売上につなげるアドバイスをしている。

 - コムサポートオフィス, マーケティング

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