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平成27年の持続化補助金の公募が始まりました!

      2015/02/28

「そろそろホームページを変えたいんだよなぁ〜」
「パンフレットが古くなってきたから、新しいのを作ってみたい!」
「店のメニュー表、もっとオシャレなのにしたいな!」
というあなたに朗報です。

経済産業省中小企業庁が募集する小規模事業者持続化補助金の募集が今年もスタートしました!

持続化補助金

この補助金は、小規模事業者に限りますが(⇒ここ重要*)、商工会・商工会議所と一体となって、販路開拓に取り組む費用(チラシ作成費用や商談会参加のための運賃など)を支援するものです。具体的には、小規模事業者が、商工会・商工会議所の助言等を受けて経営計画を作成し、その計画に沿って販路開拓に取り組む費用の2/3を補助します。補助上限額は50万円ですので、自己負担25万円で合計75万円までの事業ができます。もちろん、それを超しても良いんですがその場合は上限の50万円です。第一回目の締め切りが3月下旬とすぐに来ますので、ご注意ください!

*小規模事業者とは「製造業その他の業種に属する事業を主たる事業として営む商工業者(会社および個人事業主)」であり、常時使用する従業員の数が20人以下(卸売業、小売業、サービス業(宿泊業・娯楽業を除く)に属する事業を主たる事業として営む者については5人以下)の事業者です。

広告宣伝費もこれでカバーできることから、私の主人の宿も昨年申請して受かり、「親子体験ダイビング」に特化したホームページを作りました。残念ながら昨年夏は週末の度に天候不良が続き、予約をキャンセルさせて頂く事も多かったのですが、この次の夏はフル稼働できるよう、お天道様に祈ります!

かどやダイビングプラン

ここでのポイントは、「親子」に特化することで、新たなターゲットを絞ったことです。単に「新しく販促物を作りますから」では補助金申請は通りません。今ある事業でもよいので、拡販が期待できる新たな視点での販売戦略を持って申請する必要があります。

うちの主人の宿のように広告宣伝費にこの補助事業を充てる事業者様が多かったようです。昨年11月〜1月までに私に「このチラシとホームページでうちの店の言いたいことが伝わっているか、見て頂けますか?」というご依頼が4−5件参りました。あとは印刷するだけ、あるいはWebにアップするだけ、という段階になって私にお声がかかり、私も正直に「ここはこうしたらもっと商品の注目度があがります」「ここのページではこれをもっと強調させないと」「この台詞では響きません」と依頼者のためを思って言ってしまうために、それだけで制作がやり直しになって、納期が遅れるということがありました。

もし、パンフレットやホームページを変えたいという方が居られて、この補助金を使いたいなら、まずは事業所様が加入している商工会か商工会議所にその旨をすぐに連絡して下さい。商工会か商工会議所に入っていない方は、すぐに入会を!そうすると、商工会や商工会議所スタッフが相談にまずは乗って下さいます。その上で事業の可能性があれば、スタッフと一緒に書類を作っていきます。その時にすぐにスタッフに提出できるよう、どんなものを作りたいのか、ホームページなどを制作するのであれば、Webでどんどん検索して、イメージを膨らませて下さい。チラシやパンフレットも同様です。そして、見積もりを取る際には、マーケティングに詳しい方がおられるWebデザイン業者を選んで下さい。そうでなければ、マーケティングに長けたディレクターを入れて、自分の事業所が誰に対してどのような販促物を作るのか、販促物を手に取る方、見る方にどう行動して欲しいのかなどをディスカッションしながら、Webデザイナーと共に制作して下さい。私も販促物ディレクターですので、ぜひご相談ください。

補助金を使う以上、売上を持続的に上げねばなりません。それを肝に銘じておきましょう!

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今井 ひろこ

今井 ひろこ

1968年生まれ。大阪府出身。住友精化(株)研究所に17年勤務。在職中に但馬の環境教育を支援するNPOを設立。自然豊かな暮らしに憧れ、日本海に面する兵庫県最北の町・香美町へ移住。2010年より観光まちづくりに関わり、地域資源を活かしきれていない事業者に出会う。2014年9月にコムサポートオフィスを設立。年30回の講演や110回のコンサルティングを実施。事業者のやる気を引き出し、売上につなげるアドバイスをしている。

 - コムサポートオフィス, 販促事例

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