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「個」を出すのに「恥ずかしい」という気持ちが商売の妨げになっています

      2015/01/23

11月から本格的に開始した販促支援。11,12月に支援させていただいたお客様から「売上が上がった」「手直ししたところから注文、予約が入ってきた」と、嬉しい効果のお知らせが入ってきています。うまくいっているクライアントさんに共通する「手直しをした部分」は2つ。どちらもそんなにお金をかけずにすぐにできることです。今日はそのうちの一つを紹介しますね。

オーナー、店主の顔写真と商売に対する思いを発信しましょう

私が最初に取り組んだのはホームページにオーナーさんの顔写真とお仕事に対する思い(何故、私がこの仕事をしているのか)、オーナーさんの趣味(共感してもらう、親近感を持ってもらうため)、などを紹介したページを作ってもらうということ。実はこれだけでも、反応率は上がります!

ペンションムーンサイドさんのコンセプトペンションムーンサイドさんのコンセプトページ

リピーターさんでない限り、商品や宿を検討する場合、いくつかのお店や宿を比較検討されている場合がほとんどです。料金も同じ、内容も同じだったら、最後選ぶ決め手は何か?ズバリ「誰が」販売しているかです。特に宿泊施設の場合、お客様は一晩そこで過ごすわけですから、どんなオーナーさん、女将さんが運営しているのか、気になるところです。ここでこだわりや安心感は、選ぶ際の「決め手」につながります。上記のペンションさんのように、指摘をすぐに取り入れて実践されたクライアントさんは他にもあり、この短期間で『予約が入った』『売上が上がった』とおっしゃってくれています。

「個」を出さない人の言い分

逆に、アドバイスしても取り入れなかった事業者さんもあります。なぜ、自分を全面に押し出すことが出来ないのか?色々とお話をしていると「個」を出さない理由として

恥ずかしいから

プライバシーがなくなるから

といったものがありました。中には「個人情報」だから、という方も、、、

小さな店舗や宿泊施設の方は自分の「個人情報」を守る必要はありません!!

例えば、自宅をオフィスにされているフリーランスのデザイナーさんとかだと話は別です。でも、店舗が存在する商売の場合、住所と電話番号はオープンなのです。隠すどころか、住所や電話番号がより広く知られる努力をしなければなりません。店舗の住所と電話番号が自分の住所と電話番号と同じ、というのは価値なのです。だって、Facebookなどのソーシャルメディアに自宅の電話番号や住所を堂々と書くことができるのですから。プライバシーが云々・・・安心して下さい。何故なら・・・

そんなことを心配するほどあなたのお店は誰にも知られていません!!

「恥ずかしい」というのは誰に対してなの?

「恥ずかしい」という心理は(田舎の人ほど)近所の人たちに見られたら「恥ずかしい」というものです。例えば近所のお店さんが顔写真やお店のコンセプトをインターネット上にUPしていたら「うぁあ~この人、恥ずかしい!」って思うでしょうか?おそらくそうは思わないはずです。自分から見て他者をそう思わないのであれば、他者から見て自分はそう思われないということです。

カラオケカラオケの法則(と私は勝手に呼んでいる)

カラオケの法則とは?
グループカラオケで一番最初に歌うのは恥ずかしい。なかなか誰も最初に歌いたがらない。でも、盛り上がってくると一番最初に誰が歌ったかなんて誰も覚えてはいない。「恥ずかしい」と思う自分の心理は他人から見ると記憶にすら残っていない行為なのです。

顔を出す、思いを伝える、ということは一番最初にやりましょう。小さな個人店舗ほどすぐにできることです。すぐに反応が出る部分です。コツは一つだけ。「恥ずかしい」という感情をなくすことです。

以上、直ぐに売上を改善できる2つのうち1つをお話を紹介しました。ただ、顔写真を出す、思いを書くだけではうまく行きません。その「コツ」に関しては私に相談して下さい。明日はもうひとつの改善点についてお話します。

 

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今井 ひろこ

今井 ひろこ

1968年生まれ。大阪府出身。住友精化(株)研究所に17年勤務。在職中に但馬の環境教育を支援するNPOを設立。自然豊かな暮らしに憧れ、日本海に面する兵庫県最北の町・香美町へ移住。2010年より観光まちづくりに関わり、地域資源を活かしきれていない事業者に出会う。2014年9月にコムサポートオフィスを設立。年30回の講演や110回のコンサルティングを実施。事業者のやる気を引き出し、売上につなげるアドバイスをしている。

 - コムサポートオフィス, 販促事例

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