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ジオパークを直接的に使おうとしてもうまくいかない

   

「今井さんが指導されている事業者さんは、どんなジオパーク商品を開発されているのですか?」と先日聞かれました。「ジオパークを活かした~」と言えば、ジオパークのロゴの入った商品を販売している、と短絡的に捉える方が多いようです。勿論、そういった商品で秀逸なものもありますが、私が指導させていただいている事業者さんの中にはジオパークエリアにあっても、直接的にジオパークを使っているわけではない方も多くいらっしゃいます。

によどがわ恋しいきなりこのクオリティは難しいです!

私がジオパークをベースに考えているのは、その商品がそこで生まれた背景、そこで販売している背景を絡めやすいから。商品でなくても良いです。販売している「人」もそこに住んでいる「理由」があります。それを個性とし、他とは比較されない独自のウリを高めれば、自ずと商売はうまくいく、という信念を私は持っているからです。

先日のホームページの話でもお伝えしました。「自転車が好き」「カメラが好き」。だから近くのキレイな穴場ビュースポットをたくさん知っているオーナーがやっている宿です。これが独自化です。

「但馬牛はジオの恵み。但馬の風景が育んだものです。だから当館は但馬牛を使っています。」

確かにその通りですが、それだと隣のお宿も同じことが言えちゃいますよね? 自分の宿、お店独自のウリを探し、それをお客様にわかりやすく伝える方法を一緒に考えていくのが私のお仕事です。なぜあなたが(あなたのお店が)但馬牛を扱うのか?そこにどういう想いがあって、お客様にご提供するのか?・・・そこに初めて、隣の宿と違う「独自化」が見いだせるのです。

よく「ジオパーク商品はジオパークがメジャーじゃないから売れない」という意見も耳にします。これは全く本末転倒です。ジオパークといえば行政がお金を出してくれるものでもありませんし、有名なブランドを利用して一儲けしようというものでもありません。大切なのは自分たち住民がジオパークを普及する立場である、という自覚です。個々の事業者が自分の個性を活かし、独自化していけば、まちは元気になる。私がこの事業を始めた一番の理由はそこにあるのです。

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今井 ひろこ

今井 ひろこ

1968年生まれ。大阪府出身。住友精化(株)研究所に17年勤務。在職中に但馬の環境教育を支援するNPOを設立。自然豊かな暮らしに憧れ、日本海に面する兵庫県最北の町・香美町へ移住。2010年より観光まちづくりに関わり、地域資源を活かしきれていない事業者に出会う。2014年9月にコムサポートオフィスを設立。年30回の講演や110回のコンサルティングを実施。事業者のやる気を引き出し、売上につなげるアドバイスをしている。

 - ジオパーク, ジオパークの販促物&教材

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