洞爺湖有珠山ジオパーク・ジオパークピザプロジェクトを五感で堪能!
2014/05/26
北海道旅行最後の夜は、洞爺湖有珠山ジオパークを牽引する若手火山マイスターが集まって、交流会となりました。参加して下さったのは、三松正夫さんのお孫さんで役場職員の三松靖史さん、洞爺ガイドセンター代表の小川さん、そして有珠山ロープウェイの飯田さん、そして火山女将の川南さんです。全員Facebookでつながっていて、情報交換は日頃から密にしているので、とても話が弾みました。
この日登場した特産品は「黄金豚(こがねぶた)」、伊達で生産されている豚肉の陶板焼きでした。臭みも無くて美味しかったです。付ダレが湖畔の宿かわなみオリジナル・地元特産のリンゴを使ったソースです。ジオの恵みが満載です。こちらからは、ベニズワイガニのゆで汁で茹でたホタルイカ「カニホタル」を用意。カニを食べているみたい、これは美味しい!と大好評でした。食の交流も素敵ですね。
さて、食といえば、洞爺湖有珠山ジオパークが全面バックアップしている「大地(ジオ)の恵み」プロジェクト。ピザ窯はもちろんのこと、ピザをのせて焼くための台に、このために特別に用意された有珠山の溶岩・壮瞥鉱石(そうべつこうせき)を使うなど、提供するレストランなど民間とジオパーク推進協議会が(自治体)がタッグを組んで取り組んでいます。ちなみにこのピザ窯たちは推進協議会で買っているもので、イベントの時に使うそうです。
洞爺湖有珠山ジオパークは洞爺湖の周りだけと思われがちですが、別名「噴火湾(Volcano Bay)」と呼ばれる内浦湾のミネラル豊富な海の幸と、洞爺湖から少し離れた山間地特産のリンゴ、米、トマトなど農作物も多く、それらを合わせると300種類もの食材があるそうです。特に、奥洞爺牛、噴火湾ホタテなどの高級ブランド品は東京築地へ売られて、地元では高すぎて買えない、あるいは手に入らないものもあったそうです。それら豊かな食材の数々をまずは地元の方に知ってもらうにはどうすればいいかと考え、ピザプロジェクトを立ち上げたのだそうです。ちなみに、使う小麦も地元産の小麦。流通量が少なく、手配に相当苦労されたようです。
洞爺湖から新千歳空港までの帰り道にぜひ下道を通って、道の駅でそのピザを食べてみて!と教えて頂いて、1時間ほど走ったところにある「道の駅フォーレスト276大滝」へ寄りました。大きなピザ窯が店の中に!窯には世界ジオパークの名前がニックネームとしてつけられています。
まだ昼前でお腹もよかったので、シンプルにチーズ1種類で焼いて頂きました。生地を広げてトマトソースとチーズ、具材を載せて、350~400℃の窯の中に入れること4分弱。あっという間にパリパリ美味しいジオパークピザの出来上がり!アツアツで美味しいジオの恵みを最後まで堪能することができました。
以前、日本ジオパーク委員会の尾池委員長が「地元のものを使っているだけで味は二の次というのが意外と多い。ジオメニューは美味しいことが絶対条件!」とおっしゃっていた通り、本当に美味しいものは覚えてますね。その景色や味とともに覚えてもらえるジオパークに。。。さすが先進ジオパーク、洞爺湖有珠山ジオパークの取り組みには目が離せません!
動画「ジオパークピザ」(音は消してあります)
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今井 ひろこ
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