地方の小さな宿とお店の集客をサポート!「今井ひろこドットコム」

宿泊施設や店舗の集客コンサルティング、プレゼンテーション指導、研修会、ジオパークにおける地域活性化を行う今井ひろこのブログサイトです

*

住民に対しジオパークに興味を持たせる3つの仕掛け(1/2)

   

先週登壇した東北環境教育フォーラムで頂いた質問のお答えシリーズ続きます!

地域をまとめる(一つの方向を向く)ためのコツは?

住民へジオパークへの興味の持たせ方や住民の巻き込み方とは?

同じ答えになるのでまとめてお答えします。

昨年のアンケート調査で、山陰海岸ジオパークエリア内の90%強の住民の方々がジオパークを知っているという回答をしています。驚異的なこの数字も、各方面いろんな活動と努力があってこその数字です。

日本海新聞記事_2014年4月6日
2014年4月日本海新聞記事

私もかつて、ジオパークになーんの興味も持たず、世界遺産みたいなんを狙ってどうするんかなぁ?って懐疑的でした。話を聞きに行っても岩や化石の話ばかりで、私がまず興味を持たなかったし、隣で聞いていた旦那はすでに居眠りしていました。

そんな私が町ジオパーク推進員になり、まず始めたことは「ジオパークは何を手段として何が目的なのか?」を探り、一般市民に分りやすく説明するためには、どういう切り口で伝えればいいのか、ということでした。

世界ジオパークになる前に香美町の広報誌「ふるさと香美2010年5月号」に掲載された、香美町のジオパークの目的のようなものは

審査項目にあるように、地域の皆さんが、GGN加盟という「同一の目標」に向かい、自然環境を保全する活動などを協力して行い、地域の一体感を増していくことにこそ本当の価値があるはずです。観光発展による町の振興に加え、加盟への地域ぐるみの取り組みと一体感の醸成こそがGGN加盟による産物なのではないでしょうか。

と、読んで分かる通り、手段は書いていますが、明確な目標が無いという、行政でよくありがちな文章になってしまい、住民に意図が全く伝わっていなかったのです。だからこそ、世界ジオパーク認定となった時には、ジオパーク事業に町が一千万円以上投じて進める意味を住民にきちんと行きわたらせる必要がありました。事業の価値が無いものには、ビタ一文出したくないのが住民です。

住民に関心を持ってもらうには、ジオパークは自分の事と思ってもらうこと。そのために、まず、何のためにジオパーク推進事業を行うのかを山陰海岸ジオパークの学術部会・先山先生や松原先生に教わりながら、先ほどの難解な行政言葉を住民に分りやすい言葉に置き換える作業から始めました。その上で3つの仕掛けをジオパーク事業ででしていきました。

マスコミさんに記事をたくさん載せてもらうこと

但馬という地域は全国から見ると珍しい場所で、面積は県の1/4を占めていますが、人口は全部で20万人もいません。ですが、阪神間のマスコミの支社が豊岡にあったり、鳥取の新聞社:日本海新聞の支局も新温泉町にあることから、日々の暮らしの歳時記をよく載せています。(私の実家、大阪市内版は事件の記事の方が多いです)

記者の皆さんはとてもよく勉強されていて、ジオパークは地域活性化のために行っていることを知っていましたので、ジオパークに関することをどんどん記事にしてくださいました。新聞の購読率は都会とは比べ物にならないほど田舎は高いのです。ジオパークという文字や頑張っている「人」をクローズアップして頂くことで、「活気あるジオパーク」を描き出して分りやすく書いて下さいました。

ジオかるた

そのために、私もどんどんマスコミさんに記事の掲載をお願いしたほか、マスコミリリース文書の書き方を現役の記者さんや成功している道の駅のオーナーさんにお願いしてNPOでセミナーを開いたり、記者さんとのコミュニケーションを大事にして頂く交流会も何度か企画して頂いて開催しました。

 

すでにここまででかなりの文章になってきました。この続きも長くなりそうなので、残り2つは明日にお話します。

 

illust3786
ジオパークの推進協議会の皆様
中小企業、個人事業主を含む
ジオパークの民間事業者支援は
ミラサポで今井ひろこを活用!
今年度、国の支援制度で、年3回まで
指導料は一切不要。今がチャンス!
詳しくは私のこちらのブログを参照ください!
180x50
illust3786

The following two tabs change content below.
今井 ひろこ

今井 ひろこ

1968年生まれ。大阪府出身。住友精化(株)研究所に17年勤務。在職中に但馬の環境教育を支援するNPOを設立。自然豊かな暮らしに憧れ、日本海に面する兵庫県最北の町・香美町へ移住。2010年より観光まちづくりに関わり、地域資源を活かしきれていない事業者に出会う。2014年9月にコムサポートオフィスを設立。年30回の講演や110回のコンサルティングを実施。事業者のやる気を引き出し、売上につなげるアドバイスをしている。

 - ジオパーク, ジオパークとは?, ジオパーク講演会

コメントを残す

  関連記事

目の前の出来事にとらわれず、ゴールだけを見る。

昨日、主人が経営するダイビング屋さんの手伝いで体験ダイビング(インストラクターと …

他のジオパーク事務局で質問攻めに合う人気ぶり!「山陰海岸ジオパーク・フィールドノート」

今年のジオパーク講演会での訪問先及び予定は、今現在、すでに終了したところが、準会 …

うんちくを語ってもダメな理由~小阪裕司先生の講演会での気づき

先日、豊岡市商工会で、ワクワク系マーケティングの小阪裕司先生の講演会がありました …

日本ジオパーク全国大会<霧島>で行われるジオガイド分科会は?

10月27日から霧島で開催されるジオパーク全国大会。ガイド分科会では「ジオガイド …

ジオパークにおける「ソシオ資源」とは?

昨日、兵庫県立コウノトリの郷公園の運営懇話会に行ってきました。年2回、環境系NP …

手軽に活イカを食べる贅沢ランチとは?☆山口県萩市須佐

昨日は、山口県萩市須佐地区の旅館で出して頂いた、須佐の海の幸会席を賞味致しまして …

プレゼンのシメには希望や目標を

先日からのプレゼン話の続きです。昨日のブログでは、話す順番を「結論」から先に伝え …

福崎町商工会で「地域の宝の探し方」セミナーを開催

昨夜、兵庫県の福崎町にある福崎町商工会の研修室で、「地域の宝の探し方セミナー」の …

日本のジオパーク候補地へ行ってみた!山口県萩市(2)☆ジオパークの見所が風景印に?!

昨日から2日間に渡って、山口県萩市のジオパーク候補地についてお話をしています。今 …

兵庫県の環境審議会委員として、鳥獣部会に参加してきました!

昨日は但馬から神戸に出向いて、兵庫県環境審議会・鳥獣部会の会議に参加してきました …