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洞爺湖有珠山ジオパーク「昭和新山と三松正夫記念館」~守り伝えている人

      2014/05/26

昨日、北海道ジオパーク旅行から帰ってきました。4泊5日、ゆったりとした旅行にならなかったのは自分の性格ゆえでしょうが、夫婦ともども楽しく北海道という風土を満喫してきました。北海道でお世話になった皆様、ありがとうございました。

インカの目覚め
帰宅した日の晩御飯は「インカの目覚め」
栗みたいにホクホク甘くて美味しい!!

さて、北海道の旅の後半は洞爺湖有珠山ジオパークへ行ってきました。洞爺湖有珠山ジオパークは、全周43km(フルマラソンのためにあるような距離ですね)の洞爺湖を中心としてその周りの1市3町で構成されたジオパークです。活動の中心は、湖のほとりにある洞爺湖町とほんの少し離れた壮瞥町です。

私が今回ぜひとも行きたかったのは三松正夫記念館館長で三松正夫さんの義理の息子でもある三松三郎さんにお会いしたかったのです。2011(平成23)年の第二回日本ジオパーク洞爺湖有珠山大会の時の鼎談(ていだん)で登場した三松三郎さんの、ほのぼのとした会話の中にちょこっと毒舌が入る独特の口調が、有珠山の噴火をそばで見続けて達観の境地にある方のように思えて、お話をぜひとも聞いてみたいと思ったのです。

三松正夫記念館は、駐車場がすごく広くて、観光名所となっている昭和新山のふもとのお土産屋さんの奥にひっそりとありました。

三松正夫記念館
三松正夫記念館

三松正夫さんは元郵便局長さん。戦中の昭和19年ごろからわずか2年の間に、麦畑のなかに突如として現れた昭和新山の、土地の隆起から噴火までを克明に記録した「三松ダイヤグラム」で世界的に有名な方です。戦後すぐに、畑が火山となってしまい耕作できなくなった農家の方々に、私財の殆どを使って土地代を払って山をまるごと買い取り保護しました。その後、特別天然記念物となり現在に至ります。この記録があったからこそ、後の1977(昭和52)年の噴火、そして2000(平成12)年の噴火の際に噴火予知が出来、死傷者を最低限に減らすことにつながりました。

三松三郎さんと
三松三郎さんと

今回、たくさんのお話をうかがうことができましたが、三郎さんのユニークな語り口は相変わらず。私、三松三郎さんの大ファンになっちゃいました。

リアルタイムに火山が活動することがそこに住む人たちに与える影響。更には防災、災害対応への教訓。決してお金のためではなく、三松正夫さんから受け継いだポリシーを実直に守ってらっしゃる姿に感動すら覚えました。

昭和新山の歴史は三松正夫さん&三郎さんの歴史でもあります。支えてきた「ヒト」がいる。ジオパークはやっぱり「ヒト」なんだ、と改めて感じました。昭和新山に行かれた方はぜひお立ち寄り下さい。

三松正夫記念館
〒052-0102
北海道有珠郡壮瞥町昭和新山184-12
0142-75-2365

 
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今井 ひろこ

今井 ひろこ

1968年生まれ。大阪府出身。住友精化(株)研究所に17年勤務。在職中に但馬の環境教育を支援するNPOを設立。自然豊かな暮らしに憧れ、日本海に面する兵庫県最北の町・香美町へ移住。2010年より観光まちづくりに関わり、地域資源を活かしきれていない事業者に出会う。2014年9月にコムサポートオフィスを設立。年30回の講演や110回のコンサルティングを実施。事業者のやる気を引き出し、売上につなげるアドバイスをしている。

 - ジオパークの旅

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