地方の小さな宿とお店の集客をサポート!「今井ひろこドットコム」

宿泊施設や店舗の集客コンサルティング、プレゼンテーション指導、研修会、ジオパークにおける地域活性化を行う今井ひろこのブログサイトです

*

お客様向けセミナーの開催の4つのコツ

   

自分のお店のお客様に対して、技術指導や商品の体験会などを行ってコミュニケーションを図る「お客様セミナー」を開催するお店が増えてきました。商店街の活性化のために、複数の店舗さんで共同開催する「まちゼミ」という形をとるところも多くなりました。その一つが、豊岡市商工会が行っている「とくまるゼミナール」で、この8月中旬からの開催で5回目を迎えます。

私も今回は夫婦で『売り上げが2倍になるPOP講座』を開催するのですが、今回の話はそちらではありません。同じ「とくまるゼミナール」で8/25にセミナーをされるおおきた石材さんに、お客様セミナーを開催するためのノウハウをお伝えする「専門家サポート」を昨日させて頂きました。

とくまるゼミナール

今回させて頂いたアドバイスの中から4つ挙げます。

専門用語は極力避けて、言い換えるクセをつける

一般向けに行うお客様セミナーで専門用語を使うと、お客様にとってみれば「そんな難しいこと私にはわからないし、付いていけない・・・」とマイナス評価になり、それがクチコミで伝わると来店率も下がります。そこで、セミナー指導の際には、専門用語の使用は極力避けるか、言い換えるようにお願いしています。手作り体験などで、手順を書いた紙を用意するのであれば、専門用語を分りやすく言い換えた用語集も紙のどこかに書いておくとよいでしょう。

スライドは文字を減らす

お客様セミナーを開催する方の中には、スライドを使うとき、Microsoft社のPowerPoint等を使う方が多いです。発表に慣れていない人は、スライド中に文章をたくさん書きがちです。私の指導では文字を極力少なくし、写真のみにしていきます。スライドに文章を書くと、お客様は読む方に集中し、自分の話を聞いてくれないからです。スライドはあくまでも「副」、脇役です。主人公は話す店主です。店主の話をサポートする写真を見せて、お客様が頭の中で情景を浮かばせるための手伝いをスライド写真で行うという風に使います。配布資料をどうしても渡したいときは、配布用を別に作ったほうが丁寧です。

ワークの時間を作る

小学生がマイクなしで話を聞くのは最初の15分くらいです。それを過ぎると話を途端に聞かなくなり、ざわついたりよそ見をします。聞くには集中力、チカラが必要だからです。それは子供だけではなく大人も同じです。大人の場合は20分が限界です。そのため、できれば15分から20分で一つの話をして、2つ目の間は何か区切りの活動や写真などを入れて、区切りをはっきりとさせます。手作り体験の場合も、最初の話は15分程度で作ってもらって、途中まで進んだところでまた話をする、という風にメリハリを付けます。そうすると、お客様は話にも作業にも集中することができます。

練習では本番のように大きな声で時間を測る

スライドを使う場合、写真によっては説明が長くなるものもあります。一つの話に何分かかるのかをしっかりと計測し、必要な話、削るスライドを決めていきます。その際、小声でなく、会場で話すくらい大きな声で測定することです。むにゃむにゃだと時間が正確にわからず、当日その場になって「時間がなくて端折ってしまった」ということになります。私も講演会の前は必ず2時間近くかかりますが、その練習と時間測定を行い、詰まるところや話が飛びまくるところは削除するようにしています。

 

以上、長くなりましたが、このようにアドバイスをして、セミナー資料を整えていきます。おおきた石材さんのセミナーは8月26日(火)13時からワークピア日高で開催です。お墓セミナー後は、会場隣にある墓地で見学会も行います。話を聞いた後では、ずいぶん見方がかわりますよ。ぜひお誘い合わせの上、お越し下さい。

 

illust3786
中小企業、個人事業主の方、
販促支援、プレゼン、キャッチコピー指導は
ミラサポで今井ひろこを活用!
今年度、国の支援制度で、年3回まで
指導料は一切不要。今がチャンス!
詳しくは私のこちらのブログを参照ください!
180x50
illust3786

The following two tabs change content below.
今井 ひろこ

今井 ひろこ

1968年生まれ。大阪府出身。住友精化(株)研究所に17年勤務。在職中に但馬の環境教育を支援するNPOを設立。自然豊かな暮らしに憧れ、日本海に面する兵庫県最北の町・香美町へ移住。2010年より観光まちづくりに関わり、地域資源を活かしきれていない事業者に出会う。2014年9月にコムサポートオフィスを設立。年30回の講演や110回のコンサルティングを実施。事業者のやる気を引き出し、売上につなげるアドバイスをしている。

 - お客様セミナー開催指導, 伝える力200%UP

コメントを残す

  関連記事

私がPOP講習に力を入れる理由

先週月曜日から、私と主人で行うPOP講座の募集を始めています。 今月と来月、計4 …

ジオパークマーケティング専門家として、民宿の宿泊プランのアドバイスに!

ジオパーク活動を熱心に地域でされておられる方の中には、地域のことが熱心過ぎて、自 …

お客様向けセミナー運営指導を行いました!

昨日は、とくまるゼミナールというまちゼミ(町の商店主が講師で行う小規模のお客様向 …

「集客効果が出る 販売促進ツールの選び方」セミナー開催しました!

昨日、豊岡市商工会のまちゼミ企画の一つとして、当社で「集客効果が出る 販売促進ツ …

新聞折込チラシの効果は紙質で決まる?! 9/2集客&販促セミナーより

先日、「集客効果が出る販売促進ツールの選び方」というセミナーを豊岡市商工会のまち …

赤羽流「文章の推敲」で、伝わる文章に!

今月8日に私の「もの書きの師匠」、東京都在住の赤羽博之先生(耕文舎)のセミナーを …

プレゼンで頭が真っ白になってしまうケースを想定しよう

久しぶりにプレゼンテーションスキルのお話です。先日、友人が商工会青年部全国大会の …

さっそくお店のPOPの参考にします

8月25日と9月3日の昼と夜に開催したPOP講座では21名の方にお越し頂きました …

ターゲットの設定は具体的に人物像を描こう。 〜POP講座からの気づき

先週、POPセミナーを開催しました。前回は20名以上居られたのですが、今回は10 …

「私も!」動画とキャッチコピーで伝わる「共感」

昨日、スマホとタブレットの時代になってから、文字を打たずに写真や動画で情報をシェ …