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南紀熊野観光塾 第6期 〜観光振興の本質と広域連携を学ぶ〜【1】塾長講演から

   

昨年に引き続き、観光カリスマ山田桂一郎先生が塾長を務める「南紀熊野観光塾」に参加してきました。これからしばらくは備忘録として、私が注目した事を中心に書けるだけ書いていきたいと思います。肩こりとの戦いだな…

兵庫県北部・豊岡市で宿専門の集客アドバイザー時々観光ガイドをしている今井ひろこです。当ブログへお越しいただき、ありがとうございます。

南紀熊野観光塾ってどんなことをするの?

「魅力的で持続可能な地域づくりの仕組みを担う中核的な人材を育成することを目的とした塾(パンフレットから引用)」で、和歌山大学観光学部と和大南紀熊野サテライトが行う観光中核人材を育成する人材育成塾です。

南紀熊野観光塾は前半の基礎講座が田辺市で11月末に、後半の塾生講習が1−2月に古座川町で開催され、特に後半の塾生講習は実際に商品を持ち寄って、あーでもないこーでもないと講師から檄が飛ぶアグレッシブな合宿です。

塾長の山田桂一郎先生だけでなく、ゲスト講師に山田チルドレンや交流のある方が来られます。すべてスゴ腕。聞いていて、その実行力に圧倒される方々です。

今回は気仙沼市復興アドバイザーでリクルートの森成人(もりなるひと)さんと、青森の旅行会社たびすけ社長で東北インアウトバウンド連合理事長の西谷雷佐(にしやらいすけ)さん。どちらも私は2回以上、お話を伺っていましたが、聞く度に内容が進化していてとっても自信に満ちあふれて輝いておられました。

(トークセッションの時。中央が森さん、右が西谷さん)

今年の観光塾は定員15名に対し45名だったかな、めっちゃ多かったです。半分以上は自治体職員かDMO、観光協会の職員。残りは私のような経営者やガイド、会社員、議員、コンサル会社、農家、などなど。もちろん、和大学生も参加しています。

参加者の居住地、県外、県内が半々。今回遠くは北海道津別町から、私も大好きなノンノの森代表の上野さんと奈良さん。上野さんは直前に弟子屈町で開催される「てしかが観光塾」で2年連続で講師を務めるほどのスゴい方です。

(北海道と比べると格段に温かい和歌山県、だとか。)

観光による地域振興の真の目的とは?

塾長講演「選ばれ続ける地域とは?」では、山田桂一郎塾長の話を聞くのが初めての方が6割方居られたので、塾長の古典落語的なお話になりました。とはいえ、私もたった7−8回しか聞いていないので、聞く度に発見や気づきがあり、私の聞く耳はいつも新鮮です♪

自立と持続

「観光による地域振興の目的って何?」と聞かれたら、「外貨獲得!」「経済活性化!」「雇用増!」と思う方が多いはず。だけど、真の目的というならば、自ら立つという意味での「自立」と、地域を持たせ続ける「持続」だと先生は仰いました。

持続可能性って簡単に言うけど、心豊かでないと続かない。責任持って物事をするから、道が見えてくるし、夢も希望も生まれてくる。まずは経済的に他人に頼るのでは無く、自分で立つのが先なのです。

でないと、例えば生活保護を受けている、親の年金をアテにしているなど、経済的に自立できていない人は、もし生産年齢だとしても、暮らしが持続できないでしょ。

地方も全く同じ。交付金をアテにしていると、身の丈に合ってない公共事業をするでしょう。でも交付金が無くなったら、その事業維持のお金が無くて、ムラ自体が持続できません。

地域を自立させるには、お金が自分たちの地域で回っていく、つまり、地元のものを買い支えて、地元のものをできるだけ使い、お金が地域から流出しないような循環をできるだけ作る。100%は無理だとしても、できるだけ。先生の自宅があるスイス・ツェルマット村はそれができているから、今でもマッターホルンの見える世界的リゾートになっています。

激しい人口減少を緩やかにすることも必要です。そのためにと地方でよくやるのが企業誘致。でもこれは望み薄。企業誘致しても、税金は殆どが都会の本社に行き、人口はさほど増えません。工場はITとロボットで、地元の人間の入る余地はありませんから。

私も養命酒の工場見学に行きましたが、めーっちゃ広い敷地なのに、従業員100人程度しかいないって。。。

付加価値を上げることで、若い人の定住率があがる

若い人がたくさんIターンするのが沖縄。ダイビングガイドやカヤックガイドなど、ガイドが多い地域の場合。1人暮らしなら何とかギリギリの給料で食べていけるけど、家族ができたら養えないし、雇い主も給料が増やせないから、結局辞めて家族ごと島を出て行くのです。悲しいかな。

星野リゾートやそのガイドツアーをするピッキオさんの場合、付加価値を付けて利益を上げているから人が雇えています。ガイド商品に付加価値を付けて単価を上げることで、暮らせるだけの給料がもらえて、ガイドになる若い人の定住率があがり、人口減少を緩やかにする事ができるんですよね。付加価値って大事。

合意形成って無理だから!

先生がいつも仰ること。それは「合意形成は無理!」ということ。地域活性化で何か行動を起こそうとして合意形成を目指してやっても何一つ進まないことや、一歩進んで5歩下がることもよくあります。

今回のゲスト講師はまさに「最初は1人からスタートして、そして気心知れた仲間が増えた」人たち。組む人の人選はしっかりとして、連携したいと思っている人が何を求めているのかはきちんと理解した上で、仲間になりたいという人は入れて仲間を増やして広げていくのが、地域で仕掛ける上での秘訣なのだとか。

そう。最初は1人からスタートなのよね。私もジオパーク活動ではそうでした。1人からスタートして、今はガイドチーム香美がたりの皆様がサポートして下さってます。コムサポも最初1人からスタートして、今は旦那が一緒に手伝ってくれてます。

大事なのは動かないと始まらないこと、ですね。

次回のブログでは、キレッキレなお話で参加者のハートをわしづかみにした、たびすけの西谷雷佐先生のお話をまとめていきます。

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今井 ひろこ

今井 ひろこ

1968年生まれ。大阪府出身。住友精化(株)研究所に17年勤務。在職中に但馬の環境教育を支援するNPOを設立。自然豊かな暮らしに憧れ、日本海に面する兵庫県最北の町・香美町へ移住。2010年より観光まちづくりに関わり、地域資源を活かしきれていない事業者に出会う。2014年9月にコムサポートオフィスを設立。年30回の講演や110回のコンサルティングを実施。事業者のやる気を引き出し、売上につなげるアドバイスをしている。

 - 地域活性化

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