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JpGU2018公開セッション『ジオパークがつなぐ地球科学と社会ー10年の成果と課題ー』を聞いて

      2018/06/03

5月GWが終わってから、ブログを書く時間が作れず、時間を作る心の余裕も全く無くなってしまってて、報告が遅れました。

肩のこりも全然治らず(→運動不足の最たるモノ)、集中して文章を書くのは急ぎの仕事優先にさせて頂いたため、余計、ブログから遠ざかることになりました。

少しずつ、過去投稿という形で載せていきます。(6/2記)

ジオパークの公開セッションを聞いた感想

毎年5月第三週目に幕張で開催される、地球科学に関する学会をすべて集めた「地球科学惑星連合大会」。大会は5-6日間開催され、このときに合わせてジオパークもイベントや学会発表が開催されます。

私はジオパーク全国大会より、むしろこっちのほうが中身が濃くて関係者とも話ができるから、ジオパーク講演会の営業や勉強も兼ねて、自費(→ここ大事!! 某GPから一切もらってません!)で毎年参加しています。

学会参加というと会費が高かったりしますが、公開セッションがある日曜日は入場料無料なので、地学に興味のある一般の方や高校生などもたくさん来ています。

ジオパークでは毎年、公開セッションを行っており、今年は『ジオパークがつなぐ地球科学と社会ー10年の成果と課題ー』について、ジオパーク関係者6人が招待講演として30分ずつ登壇しました。

この公開セッションは、毎年、ジオパーク関係者の世話人で登壇者や内容を決めるのですが、ジオパーク活動で古参の私も民間人枠?ガイド枠?で入っています。例年は座長席の横でタイムキーパーをしたり、演者に質問をする係なのですが、今年は私も登壇せよとお鉢が回って来ました。

(午後からのセッションに向けて座長や演者とミーティング)

今回は
①渡辺さん →ジオパークの10年の変遷とこれから
②柴田さん →行政の行う自然保護とジオパーク
③JGC委員など→JGCの10年を振り返る
④今井さん →民間業者からみた日本のジオパークの10年
⑤糸魚川宮島さんか竹ノ内さん →博物館とジオパークの10年
⑥朝日さん →最近ジオパークに加わった人の視点で,世界と日本のジオパーク
+米田会長のコメント

私の講演内容の詳細は次回以降にするとして、私以外の発表を聞いて特に印象に残った話をお伝えします。なお写真撮影は禁止されていたので、演者に関しては何一つありません。

(プログラムが英語〜!)

*ジオパークの10年を振り返るー渡辺 真人さん (産業技術総合研究所地質情報研究部門)

ジオパーク委員として、日本でのジオパーク立ち上げから関わってきた渡辺さん。ジオパークの歴史とこの10年を振り返ってのお話しをされました。

特に印象に残っている話は、ジオパークは文化や自然を保護保全しながら地域が持続可能な形で経済発展をすることで、地球上で上手に暮らしていくことを学んでいく為の活動。しかし、間口を広げて呼びかけたせいで地質遺産を用いたまちおこしになってしまい、ジオパークの量が増えたが質はどう?と評価が必要な時期に来ていること。

また、ジオガイドやジオツアーも、審査や再認定の時に数を書かせていたことから、質より量、実績を求めてしまう結果となったこと。生涯学習とツーリズムのガイドを明確に明確に切り分ける必要やボランティアガイドがプロガイドの出現を阻害している話。私が日頃から言っていることとシンクロしていたのが印象的でした。

*日本のジオパークでは何を評価してきたのか,今後何を評価していくのかー目代 邦康 (日本ジオサービス株式会社)

目代さんの話はとても理論的で分かりやすいのが特徴で、いろんなユネスコプログラムと比較しての話がすーっと頭の中に入ってきます。今回印象に残ったのは、最初の方の話で、ジオパークは、保全、教育、持続可能な開発があるが、地質遺産の保護保全を通じて、使っていろんなことをやっていこうがスタート。ベースは地質遺産の保全。どうできているかが問題であり、科学と地域社会が相互に利益をもたらす方法で連携していくことが重要という話でした。

ジオパークも若い研究者が関わるようになり、2015年のユネスコ正式プログラム化でさらに変化してきている評価基準をどういう方向性にしていくのかは、これからの課題ぽい感じでした。

*日本ジオパークにおける「ジオパーク」概念の再構築の必要性 :レスボス集中研修での文脈からー朝日 克彦 (伊豆半島ジオパーク推進協議会)

レスボスジオパークで毎年、ジオパークにこれからなる地域の研究者や勉強したい若い研究者が集まって、新任研修のような研修会が開かれているそうです。そこでは、「ジオツーリズムと称するアクティビティ、或いは奨励する社会経済活動に「ジオ」要素が何も無いがそれで良いのか?議論」や、「ラベルが欲しいので無ければなぜジオパークになりたいのか?誰のための世界ジオパークなのか?世界ジオパークになった後、住民は何をするのか?何を持ってユネスコGGNに貢献するのか?」という禅問答が繰り広げられているのだとか。

そんな中で日本のジオパークに関して「ジオパーク活動の主たる目的を考えた時ジオロジーやジオストーリーに偏重すると活動の制約要因になりかねない」と。簡単に言うと「ジオストーリーなんて要らんよね」ということ。ストーリー偏重の日本のジオパーク。何でもかんでも地形地質と組み合わせてエピソードとして伝えているのがおかしいのでは、ということなのかな?ジオストーリー、ジオロジーを前面に押し出すのでは無く、文学や芸術など様々なチャネルを用意するのがヨーロッパのジオパークのようです。

研修云々はおいといて、ヨーロッパのジオパークに行ってみたくなったのはいうまでもありません(特に山陰海岸GPと提携してるギリシャのレスボスGP)

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実際に会場で聴いた方の中では、特に最後の朝日さんの「ジオストーリー不要論」が最も響いたようで、講演後の打ち上げなどでは、事務局(自治体職員が多い)の方が「今まで必要だと思ってたのに、ホンマにいらんのですか?!」とあちこちで議論をしていたのが印象的でした。

(終わってからの飲み会が重要な訳で。)

私はジオスとリーが要らないとは思わないです。ジオパークの要素が好きでそれを求めて来るお客さんは、論理的に考えるのが好きなので、頭で理解させるほうがウケがいいかも。(それが一般観光客に対してなら別ですけどね)

今までみたいに、無理やりに地質遺産や地形と地場産品などを組み合わせなくてもいいし、ジオパークだからといって、文化や歴史と必ずジオ要素を組み合わせて説明しなくてもいいということなんじゃないのかなーと軽く捉えているのですが、どうなんでしょうね?

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このジオパーク公開セッションについては、日本ジオパークネットワーク(JGN)のYoutubeチャンネルで後日公開されますので、見たい方はそれをじっくりご覧下さい。今回は見応えありますので、公開されたら私もブログでシェアしますね。

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今井 ひろこ

今井 ひろこ

1968年生まれ。大阪府出身。住友精化(株)研究所に17年勤務。在職中に但馬の環境教育を支援するNPOを設立。自然豊かな暮らしに憧れ、日本海に面する兵庫県最北の町・香美町へ移住。2010年より観光まちづくりに関わり、地域資源を活かしきれていない事業者に出会う。2014年9月にコムサポートオフィスを設立。年30回の講演や110回のコンサルティングを実施。事業者のやる気を引き出し、売上につなげるアドバイスをしている。

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