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ジオガイドの質の維持と向上に必要なこととは?(2/2・終)〜ジオパーク全国大会2017分科会⑤「ジオガイドの人材育成と団体運用について」報告

   

2017年10月25日〜に行われたジオパーク全国大会の中で、ワタクシは今年もガイド分科会のコーディネーターを、当日はファシリテーターをさせて頂きました。その話を昨日からブログで報告しています。

前回のブログでは分科会の前半・事例発表についてお伝えしました。

今回は後半のワールドカフェで出た意見を中心に報告します。

兵庫県北部・豊岡市で宿専門の集客アドバイザー時々観光ガイドをしている今井ひろこです。当ブログへお越しいただき、ありがとうございます。

「前半の事例発表を聞いて取り入れたいと思ったこととは?」

今回、分科会の時間が3時間と大変短いので、後半の75分は「分かち合い」に時間を割きました。

5−6人で一つの輪を作り、ワールドカフェ専用ボード「えんたくん」を用いて、「前の事例発表を聞いて取り入れたいことは?」というお題で、それぞれのグループで話し合って頂きました。

グループ分けは世界ジオパーク、日本ジオパーク、準会員のジオパークが均等になるよう、事務局(栗駒山麓GP)でして頂きましたので、意見交換も偏りがなかったと思います。

途中で席替えをして、もう1セット繰り返しました。多い人で10人と意見交換をして頂いたことになりますね。

キーワードなどをたくさん書いて頂きましたが、大きく3つに絞ってお話しします。

1)ガイドの有償化

最も多かった意見が有償化。事前アンケートでは殆どのジオパークが有償化(ないしは検討中)しているため、有償化といってもお客様から一人百円などの微々たる金額でなく、お客様から数千円を頂くような有償化を目指したいということだと思います。

主な意見としては

◆ガイドの品質を維持向上するためには有償化が必要

◆次世代のためにお金をとってガイドするプロのガイド育成(雇用を生む)

◆高校生が地元に残るための職業としてのジオガイドと捉えたい

◆有償でガイドをすることでスキルアップの財源を確保

◆品質を保証するための有償化

その一方で、地域教育、学校教育の現場でお金を取るのか?という話にもなったようで

◆地域の人に対するガイドでは無償でもいいのではないか?

◆学校現場でのガイドは無償に。

◆ジオパークの普及が目的であればガイド料は無料で。

実際、事例発表の時に「学校からガイド料を取るなんてけしからん!」という意見も出ていました。

でもね、冷静に考えて下さいね。・・・学校の教師は給料無償ですか? 

ガイド料を無償にしているジオ協の中には、有償にした場合の会計業務の煩雑さを指摘した意見もありました。そういう意味では、ジオ協がガイド団体の事務局を今後もしていくことについて、見直しを考えてもいいかもしれないですね。

切り離してガイド団体を民営化にすることで、ガイドの受付、会計業務から卒業できますから。

2)ガイドの質の確保・担保

先の事例発表にもあったとおり、たくさんガイドを養成しても、その人達全てにガイドの仕事が渡る訳ではありません。

需要と供給のバランス、今は需要が少なく供給過多になっており、粗製濫造の感が否めないという意見もありました。

そのため、

◆認定ガイドの基準や難易度を高め、ハードルを上げる

◆ガイドとして活動する意思の確認

◆ガイド試験に面接を取り入れたい(→コミュニケーション能力を見たい)

◆ガイド認定の方法(面接、実地ガイド試験)

◆料金に見合うガイド内容とコミュニケーション能力を持つ

など認定基準を現状より上げて、試験を行い、質の担保を図りたいという思いが見えました。

また、ジオガイドのレベル格差、交流の濃淡が問題と指摘している方もいて、

◆ガイド間の情報共有レベルの均一化

◆地域間のガイド交流の格差を少しでも埋める

と、広域連携のジオパークにありがちな問題を解決したいという思いが垣間見えます。

◆ボランティアガイドグループより有償ガイドグループの方が品質の維持向上に適する

という意見には、私も同意見です。

3)「プロ」ガイドの養成

有償化するためには、プロのガイドを養成する必要があります。きちんと整備されたガイド向けテキストをまだ作っていないジオパークからは

◆テキストは誰が作るのか?何を利用して作るのか?

◆既存の書籍を講座のテキストに使う(あるものを活用する)

など、養成講座に必要なテキストの制作について考える意見が出ていました。

そもそも、養成講座の在り方についても意見があり、

統一した講座や認定試験の実施

◆養成講座のレベルのあり方

◆最初からプロガイドの養成を目的に講座を開催

◆スキルアップはお客様目線が大事

と、養成後を見据えたガイド養成講座やスキルアップを考えていく必要がありますね。

また、教える側に対しては

◆育てる人の意識向上

◆大学の先生頼りの講座からの脱却

講師側の人選や内容、プロ意識についても考えなければいけません。

私が最も共感したこと

えんたくんに書いて頂いたコメントの中で、私が最も共感したのは

◆ジオガイドという職業の存在を周知させる

◆次世代のためにお金を頂いてガイドするプロガイドの養成

この2点、声を大にして言いたいです。

ちなみに私は、今年、NPOで企画したガイドスキルアップ講座で、プロガイドを養成するために、マーケティングや安全管理計画の作成、SNSの発信方法(Facebook 、Instagram)や、ガイド事業のホームページを作るためのランディングページの作り方などの講座を行います。

エコツーリズムガイド養成講座では行っている内容ですが、ジオパークで行っている例は無いので、挑戦してみてどうだったのかは、修了したときにブログで報告します。

今回、どうして推進協議会職員のみを対象としたか。予算申請のときの参考にして欲しいからです。

丁度、今時期が次年度予算申請の時期に当たっています。養成講座やスキルアップ講座、そのための外部講師による講演など、今回の分科会に参加した方はぜひ講座の中身なども再度考えて欲しいということで、今回の分科会を企画した次第です。

ワールドカフェの手順

分科会終了後に、ワールドカフェの手順やえんたくんの質問を何名かから頂きました。

◆えんたくんについては、リンク先(ワールドカフェ専用ボード「えんたくん」)をご覧下さい。かさばりますので、場所に余裕の無い方は半円に折りたたむタイプをオススメします。

◆ワールドカフェの手順ですが、今回は1時間15分と大変短い時間のため、2セットがやっとでした・・・

1.自己紹介(1分×6人)

2.「前の事例発表を聞いて取り入れたいことは?」に対して、えんたくんにキーワードなどを書く(3分)

3.なぜそう思ったのか、各1分ずつ述べる(1分×6分)

4.時間が残ったらグループ内で自由討論

5.カフェマスター残して席替え

6.新たなグループで自己紹介(1分×6人)

7.カフェマスターは前のグループでどんな意見が出たかをグループに伝える(2分)

8.先のグループで出た意見の中で、共感したものについて、えんたくんにキーワードなどを書く(3分)

9.なぜそう思ったのか、各1分ずつ述べる(1分×6分)

10. 時間が残ったらグループ内で自由討論

11. 各グループで出た意見の中で主なものをテーブルマスターが参加者全員に伝える(1分×8テーブル)

ちなみに、私がどうしてえんたくんを使うかというと、

①参加者との距離が近い。模造紙だと両端の人が意見するときに遠いんですよねー。

②付せんを使うのが嫌い。すぐに外れるし貼る方向が問題になる。えんたくんは円形なのがよい!

という2つの理由から。

私にワークショップを依頼されるともれなく「えんたくん」動員します♪

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今井 ひろこ

今井 ひろこ

1968年生まれ。大阪府出身。住友精化(株)研究所に17年勤務。在職中に但馬の環境教育を支援するNPOを設立。自然豊かな暮らしに憧れ、日本海に面する兵庫県最北の町・香美町へ移住。2010年より観光まちづくりに関わり、地域資源を活かしきれていない事業者に出会う。2014年9月にコムサポートオフィスを設立。年30回の講演や110回のコンサルティングを実施。事業者のやる気を引き出し、売上につなげるアドバイスをしている。

 - ジオパーク, ガイド, ジオパーク大会など, 講演・セミナー活動

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