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昨日、当事務所の経営革新計画が承認されました!

      2017/08/20

昨日、コムサポートオフィスで一つの節目となる出来事がありました。

1年かけて練った経営革新計画の申請書が通り、昨日、合格通知となる「承認書」が届きました!

兵庫県のお墨付き♪ 井戸知事、ありがとうございます!

 

兵庫県北部・豊岡市で宿専門の集客アドバイザー時々観光ガイドをしている今井ひろこです。

当ブログへお越しいただき、ありがとうございます。

「経営革新計画」って何?

簡単に言うと、中小企業者が、新商品・サービスの開発など、新たな事業活動を行い、経営の向上を図るビジネスプランのこと。

この計画書が受理されると

 ■融資が受けられやすくなったり、信用保証を優遇してもらえる。

 ■補助金申請で優遇してもらえる。

 ■銀行や公的機関からの信用度が上がる

などのメリットがあります。

新規商品・サービスを販売する前には元手が必要。補助金申請の優遇や融資が受けられやすくなるというのはメリット大ですね。

(詳しくはこちら【ひょうご産業活性化センター資料】をご覧下さい)

但し、申請したら誰でも通るものではなく、独自性、成長性、実現性が伴う新規事業でなければ申請が通らない、ある種狭き門なのです。

きっかけは「今井さんも書いてみませんか?」という甘いささやき・・・

経営革新計画を作ってみようと思ったきっかけ。

起業からお世話になっている豊岡市商工会のU女史からの甘いささやきでした。

「クライアントに経営革新計画を勧めるのなら、今井さんご自身も計画書を書いて申請してみませんか?」

私は中小企業診断士ではないので代筆はしませんが、理念など事業者の「思い」を言葉にすることへのアドバイスは出来ます。

お客様の役に立つなら、と軽い気持ちで書いてみることにしたのです。

今までの事業をふりかえることに。

実際に計画を作っていくとなると、自身の商品を考えねばなりません。

誰もが売っていない独自性の高い新商品・サービスを、です。

振り返ってみると、起業1年目は周囲の方の応援もあり、仕事がたくさん入ってきました。

しかし2年目からは仕事の量がガクンと減り、3年目に入った春でしょうか、2年目よりも苦しい状況で、キャッシュフローに困る月などは、1日1食+古米のおにぎりだけにして食費を浮かし、事務所の維持費を捻出した時期もありました。

ここで心機一転して攻めの経営をしていかないと、事務所をたたまないといけなくなる・・・?

起業した目的である「観光業を応援して地元に雇用を生み出す」ということが叶えられなくなってしまう。

それに気付き、真剣に新規事業の内容を考えるようになりました。

商工会のセミナーや専門家派遣で助けて頂きました

豊岡市商工会で定期的に開かれている川上先生の経営革新計画策定セミナーにも参加。

そこで参加者に配られる経営革新計画を整理するための表を埋めるのが大変!

(埋める項目が多い〜!)

いざ、自分のとなると思いが強すぎて、言葉にできない。。。(涙)

今までの仕事を見つめ直し、整理し、何とか頑張って、埋めていく、を繰り返し。

途中で何度「やっぱり申請止めておこうかな」と思ったことか。。。

ぼやぁ〜っとしていた商品が形となって見えてきたのは、作り始めて8ヶ月ほど経った今年5月でした。

書面は商工会の専門家派遣をお願いして、起業時からお世話になっている中小企業診断士&酒屋の藤尾先生に見て頂きました。

(藤尾先生<右>と豊岡市商工会のU女史<中央>と共に)

先生は同じコンサルタントとしての視点で独自性を見つけて下さいましたし、申請書の独特な言葉遣いなど、文章もキレイに整えて下さいました。

書類を書いていく中で、難しかったのは、新規性及び販売金額が妥当であることの証明でした。

自分の活動エリアで同業他社が事業化していないことの証明をしなければならないのです。

そこで同業者のホームページを探したり、商工会の職員に尋ねたりしながら、私しかいないことを文章にまとめなければいけませんでした。

そうして出来上がった新規事業が、

『宿泊事業者を対象とした集客&販促サポートパッケージ』

です。(詳しくは後日ブログでお伝えします♪)

書類を提出した後も、何度となくやりとりが。

書類は県に提出したら終わり、ではなく、経営計画の細かい数字の計算しなおしなど続き、面接の2週間前に質問状が来ました。

当然ですが、痛いところをチクチクと突いてきます!

質問の回答を、「大変急ぎですが、明日までに回答下さい」って言われ、すごく焦りました。

 

試されてる〜ワタシ!!

 

絶対無理と思ってましたが、それまでに10ページ以上の書類を作り込んで、頭の中に叩き込んでいたからでしょうか、意外にスラスラと書けました。

商品が頭の中で鮮明に整理されていると、書けるもんですね!

最後の難関「申請プレゼンテーション」で、審査員から・・・!!

経営革新計画最後の難関は、神戸で行われる「申請プレゼンテーション」。

経営革新計画を読み上げるのでは無く、概要、新規性や独自性、成長性と実現性について簡潔に話し、事業への自信、ビジョン、熱意も含めて10分で伝えよ、とのこと。

(線を引いているのは、よっぽど何かあったのかな?)

プレゼン好きな私も、緊張して商品名を間違えたり、頭が真っ白になったらダメだと思い、今回は原稿作って読み上げる形で伝えることにしました。

(もちろん、PREPA法です!)

審査は3名。恐らくですが、経営コンサルタントの方、県庁の方、そして、ひょうご産業活性化センターの方でした。その他、県庁職員など6-7名が私のほうを見ています。

こんな緊張感、2014年の県の女性起業補助金申請プレゼン以来です(涙)

幸い、わずか10分のプレゼンと10分の質問時間の計20分の為だけに、商工会のU女史も往復5時間かかるのに同行して頂き、後ろの席で見守って下さってたことが心強かったです。

事前質問で痛いところを鋭く突いていたので、口頭質問も鋭いかなと身構えていたのですが、意外にそういうこともなく、ちょっと拍子抜けでした。

逆に、最後の審査員からは

 

「熱いプレゼンに感動して、何を質問するかを忘れました」

 

と言葉を頂き、思いが120%が伝わったんだなーーーと涙が出るほど嬉しかったです。

結果は封書で、お盆を挟んでいたので10日後に来ました。

(かなりあっさりした封筒・・・)

私のとっては、1年かけて、いろんな方に協力いただきながら作り上げた最高の計画です。

途中で投げ出さないで本当に良かった!(U女史がスパルタだった?!)

やっとの思いで計画が合格したのだから、絵に描いた餅にならぬよう、計画を実行するためにさらに精進しなければ!!

ランディングページやパンフレット製作、営業活動もがんばっていく所存です。

申請まで全面サポートしていただきました、豊岡市商工会日高本所の経営指導員のU女史をはじめ、先生方皆様に厚く御礼申し上げます。

(豊岡市商工会のU女史と)

肝心な経営革新計画の内容は追ってブログでお伝えします。

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今井 ひろこ

今井 ひろこ

1968年生まれ。大阪府出身。住友精化(株)研究所に17年勤務。在職中に但馬の環境教育を支援するNPOを設立。自然豊かな暮らしに憧れ、日本海に面する兵庫県最北の町・香美町へ移住。2010年より観光まちづくりに関わり、地域資源を活かしきれていない事業者に出会う。2014年9月にコムサポートオフィスを設立。年30回の講演や110回のコンサルティングを実施。事業者のやる気を引き出し、売上につなげるアドバイスをしている。

 - ご挨拶・お知らせ, コムサポートオフィス

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