ノジュールの意味~日本海新聞連載コラム・三笠ジオパーク編
2014/06/04
昨日の日本海新聞連載コラム「日本のジオパークへ行ってみよう」三笠ジオパークの続きです。核となる生物の周りが硬くなり化石になる、という地質用語「ノジュール」。私はここ三笠で初めて理解できたのですが、実は日本語に翻訳した言葉は、下手すると毎日のように聞いている言葉だったのです!
何と「団塊」。団塊の世代ガイドブックによると
1976年に発表された、作家の堺屋太一さん著「団塊の世代」という小説のなかで、世代をあらわす言葉として使われました。(中略)ちょうどベビーブームと呼ばれる時代に生まれた世代ということもあって、人数が多いことから塊という意味の「団塊」と名付けられたのでしょう。
あと、もう一つはこの鉱物そのものが大きく固まっている存在というだけでなく、密度が高く周囲と異なる性質を持つというところに意味があります。(以下略)
当たり前のように使っていた「団塊の世代」という言葉は、地質用語だったのですねー。知らなかったー!
その他、旅行雑誌「ノジュール」という、JTBが50-60代のいわゆるアクティブシニア向け、団塊の世代向けに発行している定期購読雑誌もあります。おしゃれな感じがしますよねー。フランス語みたい。この手の雑誌は、近畿日本ツーリストの「クラブツーリズム」や読売旅行の「旅行読売」がありますが、それに続く雑誌なのかな? アクティブシニア世代の旅行ブームはしばらく続きそうですね。
旅行雑誌ノジュールのHPから。
今回のツアーでは1m以上残っていた雪に阻まれ、博物館から山側にある屋外展示の大半が見れませんでした。この野外展示も人気で、地層の違いがハッキリ見える断層や、石炭が見えているところ、また、地層が両方向から押されて縦に曲がってしまった(褶曲<しゅうきょく>といいます)地層も見られて、地層好きにはたまらないそう。そして、三笠市に多く残る炭鉱の産業遺構についても、時間が無くて、博物館に近い奔別炭鉱の立坑櫓しか見ることができませんでした。三笠ジオパークはテーマが「アンモナイト」と「炭鉱」とはっきり分かるし、コンパクトなジオパークなので、見学もしやすいし分かりやすいです。次は雪のないときに是非行きたいと思いました。
雪が多くて先に進めず。。。次は雪のないときに!
香美町まち歩きガイド「香美がたり」
香住、今子浦、佐津エリア受付中!
山陰海岸ジオパーク公認ガイドが
深堀りしたまちの魅力をわかりやすくお伝えします!
お問い合わせ・申込はこちらをクリック!
今井 ひろこ
最新記事 by 今井 ひろこ (全て見る)
- 第6期・南紀熊野観光塾「塾生講習」に参加して(5/n) 選ばれるだけの理由が無ければ売れない - 2019年1月17日
- 第6期・南紀熊野観光塾「塾生講習」に参加して(4/n) 着地型観光で選ばれる商品とは? - 2019年1月15日
- 第6期・南紀熊野観光塾「塾生講習」に参加して(3/n) ターゲットを一つに絞る - 2019年1月14日
関連記事
-
-
ジオパークは教育旅行に最適!
先日、県内の旅行関係のコンサルタントの先生とミーティングする機会がありました。但 …
-
-
北海道地図さんのジオパークショールームはワンダーランド!
今週月曜日から、卒業旅行で北海道へ。夫婦で旅行らしい旅行は新婚旅行以来、6年振り …
-
-
白山手取川ジオパークで水の旅(2/3)へしこを訪ねて
白山手取川ジオパークは活火山・白山を水源とする手取川とその伏流水がテーマになって …
-
-
萩市須佐地区でジオパーク講演会を行いました!
昨日、山口県の萩市須佐地区でジオパーク講演会があり、登壇させて頂きました。このよ …
-
-
日本のジオパークのメッカ「糸魚川ジオパーク」巡礼へ<2・終>
北陸新幹線が通り、リニューアルした糸魚川ジオパークへ巡礼に行ってきたお話の続きで …
-
-
五里霧中から霧が晴れたAPGNガイドツアー準備
昨日の続きです。ガイド依頼の荷が重すぎて、いよいよ撤退か?と追い詰められた私が、 …
-
-
新聞記事に!!但馬牛と人々の暮らしを感じるシーンが続々!但馬牛ツアー報告(2)
みなさんにお知らせです。何と、先日の但馬牛ツアー、日本海新聞に大きく取り上げられ …
-
-
世界屈指のカルデラ-日本のジオパークへ行ってみよう(日本海新聞掲載コラム)
毎月第四土曜日に日本海新聞但馬欄に掲載される「日本のジオパークへ行ってみよう!」 …
-
-
山口県萩市にやってきました☆講演会を前に須佐地区見学
さすが日本海側ですね。週末寒波で昨夜遅くから積もりはじめ、今は5センチくらいでし …
-
-
ジオパークが急激に広がった5つの理由(2/2)
昨日のブログの続きです。東北環境教育フォーラムで登壇した時に頂いた質問で、ジオパ …