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「地域活性化と観光振興が結びつかない違和感」〜先日のブログにご意見をたくさん頂きました

   

本日は10日にUPしたジオパークと日本版DMOに関連したブログ「ジオパークの図を見て違和感を感じた理由は、日本版DMOの図を見てハッキリした!」の続きです。

こんばんは。兵庫県北部・豊岡市で宿専門で集客のアドバイザー時々観光ガイドをしている今井ひろこです。当ブログへお越しいただき、ありがとうございます。

10日から全くブログを書いていませんで、申し訳ありません。積雪70㎝以上の雪かきでタイヘン疲れたのと、明日から講演会が連続3本ありますので、そのスライドづくりに集中させて頂きました。

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(こんな状態が丸3日も続きました)

その間に、Facebookではいろんな意見を頂きましたので、今日は前回10日にUPしたブログのご意見を掲載させて頂きます。

ジオパークの図を見て感じた違和感

前回UPしたブログはこちらです。

これについて、Facebookでシェアしたところ、「いいね!」が110カウントとシェアも4件頂きました。ご意見も現在13件頂きました。そのいくつかをご紹介します。

地域活性化と観光振興が結びつかない違和感

私がリスペクトする東京の通訳案内士・Fさんのご意見です。

共感しながら、一気に拝読しました。それにしても、地域住民にとって、どうして観光振興(インバウンド誘致含む)と地域活性が結びつかないのか、不思議で仕方がありません。

インバウンドの現場で、日々外国人観光客と接していて思うことがあります。
彼らの琴線にふれる物事が、地域住民の「当たり前」もしくは「都市より遅れていたり劣っていて恥ずかしい」と感じていることが多いのです。

ですので、処方箋としては、目線を少し変えて、今あるものの価値に気づくこと、次にその価値をどう伝えるかを真剣に考えること、地域住民の誇り、郷土愛を涵養することではないでしょうか。

時間も手間もかかる取り組みですが、今すぐ着手しないと限界集落が…

私も観光振興と地域活性化がどうして結びつかないのか不思議で仕方なかったんです。しかし、山田桂一郎先生のセミナーを聞いて、目から鱗がボロボロと落ちるくらい分かりました。

観光振興と地域活性化が結びつかない理由の一つは、観光客が地元に落とすお金を真剣に考えている自治体が少ないことです。その最たる数値が「観光入込数(かんこういりこみすう)」です。

観光入り込み数

このようにKPI( Key Performance Indicator : 重要業績評価指標)にする自治体が多いです。もし、目標値に達しない場合は急遽、補正予算等を付けてイベントを開催し、人数をかさ上げしてきた自治体もあるはずです。この観光入り込み数をKPI化しているのは日本だけということです。

日帰り客がどれだけ増えたとしても、その人達が弁当を途中のコンビニで買っていて、観光地に到着してお土産すら買わず、ゴミだけ捨てて帰ったらどうでしょうか?観光地でいくら消費が増えるでしょう?

それに対して、宿泊の場合は宿泊費として地元宿泊施設に落ちますよね。これが大事なんです。

外国人観光客

ただし、宿泊客が増えたとしても、ホテルで使う物の多くが地元企業のもので無いと、地元の業者が潤わないです。ホテルや旅館の従業員も東京からの派遣社員だとしたら、悲劇です。

地域で経済が循環しないから、

小売店が潰れる⇒雇用が無い⇒上京する⇒生産年齢人口が減る、となります。

このことを山田先生から学び、目から鱗でした。

観光振興が地域活性化と結びつかない最大の原因は、観光関係者以外の地元住民が地元の誇るモノ・コトに「無関心」だから。

いや、観光関係者が地元の特産品をメニューに出しても、その言われなどを知らない従業員やオーナーも少なからず居ますね。但馬なら、但馬牛にはどんな歴史があるか、但馬牛と神戸ビーフの違い、松葉ガニはどこで獲っているのか、白いかはどういうふうに獲っているのか、泊まった時に従業員やオーナーに聞いてみては?

地元に長らく暮らしている方の多くは、地元の宝より、隣町の巨大スーパーや都会の百貨店、専門店街の方が魅力的に感じてしまうでしょう。地元に居続けている方よりも、一旦、大学進学や就職で地元を離れたほうが、その良さに気づけるので、私は外へ一旦出た方が良いと思っていますけどね。

また、観光関係者も地元の誇るモノ・コトが「もしかしたら金づるになるかも」としか見えていない方が結構多いのではと思います。お金にならないのであれば、無駄なモノと思うのが今の社会です。

その視点を変えさせる一つが「ジオパーク」であると私は思っています。

地域振興≠持続可能な地域づくり

続いては、ジオパークガイドJさんからのご意見です。

私もそうですが、「地域振興」と「持続可能な地域づくり」を同義語みたいに考えていました。それに当地では観光協会のほかに商工会観光部会というのがあったり、地域の組織も縦割りのままで、総力戦体制にはなってません。

役場の縦割りだけでなく、地域の商業活動でも縦割りがありますね。飲料組合、加工組合、商工会、観光協会、旅館組合、協議会、○○協会・・・補助金や助成金の受け皿用にたくさん作られますが、よくよく考えると、五輪の輪の様に重なっている部分が多いですよね。

特に人口減少の激しい地域の20-50才代は同じような団体に複数関わっていることが多いので、「今日はどの会議だったっけ?」となる方も多いのでは?

それが一つにまとまるとどれだけスリムになり、イベントの時に人数不足になることも回避されるかも。

山田桂一郎先生によると、その仕組みをつくり、無駄を排除し、効率的なマーケティングと地域経営を行っているのが、北海道の弟子屈町です。(詳しくは山田先生の著書「観光立国の正体」をお読み下さい。)

人口も税収も、降ってくる補助金の額も多かったバブル前であればなんぼでも団体が出来て良かったのですが、人口も税収も補助金が減ってくる平成の世では限界が見えてきました。

この総力戦をしていこうという一つがDMOだったりジオパークなのかな、と私は思っています。

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あらっ、ここまでですでに2800文字に達しているので、後日、ご意見の続きを書いていきたいと思います。

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今井 ひろこ

今井 ひろこ

1968年生まれ。大阪府出身。住友精化(株)研究所に17年勤務。在職中に但馬の環境教育を支援するNPOを設立。自然豊かな暮らしに憧れ、日本海に面する兵庫県最北の町・香美町へ移住。2010年より観光まちづくりに関わり、地域資源を活かしきれていない事業者に出会う。2014年9月にコムサポートオフィスを設立。年30回の講演や110回のコンサルティングを実施。事業者のやる気を引き出し、売上につなげるアドバイスをしている。

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