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全体会はコーディネーター全員が登壇、緊張したぁ〜!日本ジオパーク全国大会(伊豆半島大会)

   

今週12日で閉会したジオパーク全国大会。もうすでに懐かしんでいる私がいます。昨日は一日ボロ雑巾状態でしたが、今日は復活!週末の竹野浜ビーチクリーンイベントが楽しみです。

こんにちは。兵庫県北部・豊岡市で宿専門で集客のアドバイザー時々ジオパークガイドをしている今井ひろこです。当ブログへお越し頂きありがとうございます。

今年の全体会はコーディネーターそろい踏み!

分科会の様子は昨日までブログでお伝えしてきました。分科会が終わると「良かったねー!楽しかったねー!」とお茶するような間もなく、ガイド分科会①スタッフと後片付けに追われ、その後は全体会で発表する「3分スピーチの内容」を考えなければなりません。

幸いにも、この日、夢でうなされて早朝に起きたので、朝に原稿の殆どを作っていました。あとはこの日のワールドカフェでどんな意見があったのかについて、メモを見ながら、文章を考えました。

そして、スタッフの前で読んでOK頂いたのが、全体会が始まる20分前。サンドイッチだけ食べて、ホッとするのも束の間。登壇指名が?!

舞台では13時からの全体会で、12分科会の報告と大会宣言の発表のため、12名の代表コーディネーターが登壇。私は4番目に発表となりました。せっかくなので、山陰海岸ジオパークをPRするべく、法被を着て登壇しました。

img_0728ジオパーク大会

たくさんの皆様の視線に緊張〜!

ガイド分科会①の分科会報告(全文)

ガイド分科会−①「ガイドスキルをあげるための情報交換会」コーディネーターの、山陰海岸ジオパーク公認ガイド・今井ひろこです。

今回、ガイド分科会はステークホルダー別に3つのグループに分けました。一つは、私が担当した、ジオガイドの初心者からスキルを上げたいガイドさん向け。続いては、養成講座を組み立てる行政職員、協議会職員向けのいわゆるマネジメントを行う方向け、そして、アクティビティーを行うガイドさんがもっと儲ける為の、いわゆるマーケティングを学びたい方向けです。

pa110385ジオパーク大会

さて、今年の分科会の中で最も多い約100名が参加した当グループでは「ガイドの初心者からガイドスキルをあげたい方」を対象として、専門家による講義と参加者によるグループワークを行いました。

初日は山陰海岸ジオパークでもガイド指導もされている、兵庫県立大学大学院准教授、先山徹先生に『ジオガイドの幅と深みを増す3つのポイント』についてご講義頂きました。

その中では玄武洞と玄武岩の関係の話など山陰海岸ジオパークの素材を使って、
①ジオパークになぜガイドが必要なのか、など、ガイド活動の意味を考えること
②地球のこと・地域のことへの理解を深めてこそ、ジオサイトの素晴らしさが伝えられること
③ジオパークに来る観光客の多くが勉強しに来ているわけではありません。お客様がジオパークの素材に興味を深めることを重視し、ガイドは説明のために専門用語はなるべく使わないこと、言い回しが重要であることをお話し頂きました。

2日目はワールドカフェ形式によるグループディスカッションを行いました。お題は「前日の講演を聴いて、取り入れたいことは?」、そして、ジオパークで活動している方は避けて通れない「ジオパークをひと言で伝えると?」について、居眠りする間も与えない、活発な意見交換を行いました。

取り入れたいコトについては、目に見えないものより、目の前のことをどう伝えるか、ジオストーリーづくりと資料づくりが大切だ、という意見がでました。また、ジオパークをひと言で伝えることについては、屋根の無い博物館や、地味パークという言葉が出ていました。地域を味わう、地球を味わうという意味です。

詳しくは今大会報告書及び、日本ジオパーク伊豆半島大会@ガイド分科会Facebookページをご覧下さい。

全体会雑感

ガイド分科会②③の報告も伺いました。

img_0727 ジオパーク大会

ガイド分科会②の蓮岡さん(磐梯山GP)と
③の福島さん(鹿児島・錦江湾GP)

マネジメントを考える②の協議会、自治体職員向けの分科会では、昨年、ガイド分科会で作った「理想のジオガイド像2015」のガイドを育てる為に、どのような養成講座を構築していけば良いか、活発な議論が行われたようです。43もジオパークがあれば、私の居る山陰海岸ジオパークのようにたった2日で終わる養成講座から、1年かけてじっくりとジオガイドを育てる養成講座もあります。どういう養成講座にすると自立したジオガイドが育成できるのか、大きな課題です。

マーケティングを考える③の分科会は私の主人も参加していました。今も積極的に経営しているが、もっと儲けたいという人と、経済活動は殆ど無くて情報だけ欲しいという人と入り交じったようでした。その儲けたい濃淡別にグループを分けて議論したので、とても充実した分科会にしてもらったと喜んでいました。

その他の分科会報告を聞いていると、それぞれに工夫を凝らして、先生方をお呼びしたり、外へ出てジオサイトを巡った分科会もあったようでした。それぞれの分科会の運営には、代表コーディネーターだけでなく、ボランティアスタッフ、全国大会スタッフの汗と努力が必要です。関わって下さった皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました!

私も今回の全国大会はノーギャラどころか、参加費や交通費、宿泊代その他オール自腹で参加しましたが、100人規模の分科会のコーディネーターを敢行できたことや、ジオパーク講演会などの打ち合わせも出来て、そういう意味では新たな土台作りになって充実した全国大会でした。

来年の作戦会議もすでに行っており、インタープリテーションをテーマにする案や、理想のジオガイド像2015の改訂などなど、たくさんの案が出てきています。また来年の地球惑星連合大会のときに集まれるジオガイドで方向性を決めたいと思います。

pa110421ジオパーク大会

次回、10月25日〜27日、男鹿半島・大潟ジオパークでお会いしましょう!

 

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今井 ひろこ

今井 ひろこ

1968年生まれ。大阪府出身。住友精化(株)研究所に17年勤務。在職中に但馬の環境教育を支援するNPOを設立。自然豊かな暮らしに憧れ、日本海に面する兵庫県最北の町・香美町へ移住。2010年より観光まちづくりに関わり、地域資源を活かしきれていない事業者に出会う。2014年9月にコムサポートオフィスを設立。年30回の講演や110回のコンサルティングを実施。事業者のやる気を引き出し、売上につなげるアドバイスをしている。

 - ジオパーク, ジオパーク大会など

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