人には必ず「適材適所」がある☆自然学校リーダーを終えて思ったこと

2016/06/29

今日こそ雨が降ると思っていましたけど、相変わらずのどんより曇り。
昨日も夕方から雨が降ってきたくらいで、梅雨は近畿中南部がまだまだ中心です。
日本海側は7月上旬にいつもの大雨パターンかな？

こんにちは。
兵庫県北部・豊岡市で宿とお店の販促アドバイザー時々観光ガイドの
今井ひろこです。当ブログへお越し下さり、ありがとうございます。

今年の自然学校、無事役目を果たしました

私の主宰するNPOが関わった、自然学校リーダーのお仕事が
全て終了しました。今年は全部で5回も開催！
10年ほど前から、地元集落に来る篠山市の自然学校（臨海学校）で
スノーケリングと磯観察を担当しています。

当初は私や主人が中心に行っていましたが、ダイビング事故を
きっかけにダイビング事業からほぼ撤退した今は、
うちの主人のダイビング店を「卒業」したスタッフが
スノーケリングリーダーを引き継いで行ってます。
とてもありがたいです。

私はこの3年ほどは磯観察を担当しています。生き物の特徴などを
子ども達と一緒に箱めがねで見ながら、観察をしていきます。

適材適所ということ

スタッフはいつも潤沢に足りているとは言えず、
月に最高でも4日程度しかないため、常勤雇用もできません。
「誰か空いていませんか？やって下さる方居られませんか？」と
数ヶ月前からお声をかけて、やっと集まるという綱渡り。
隣の町で同じようにスノーケリングなどを行う施設のスタッフを
結果的に取り合っているのが現状です。

今年は新たに、隣町の環境省施設でずっと磯観察を担当していた、
恐らくこのエリアで最も生き物に詳しい人がスタッフとして参加して
下さいました。その方は体と心を痛めてその施設を退職して、今は
治療に専念されているとのことだったのですが、快く私たちの活動に
協力して下さいました。

昨日は初めてその方に「磯観察のリーダー、やってみます？」と
お願いして、ぶっつけ本番だったのですが行って頂きました。
「ずいぶんやってなかったから、できるかな？」とおっしゃって
いましたが、いざリーダーをして頂くと、水を得た魚のように、
私もかつてその施設で拝見したときのように、子ども達の心を掴み
子ども達がワクワクするような解説をして下さいました。
ご本人もやり遂げた感がとてもうれしかったのでしょう。
来年もさせて頂きます〜！と仰って下さいました。

そんな彼を見て、

「適材適所」

という言葉が頭の中に浮かんできました。

その人が心からウキウキして、そして活躍できる場。

私はNPO責任者として、スタッフさんや関わる民宿の方々が
快く活動を行えるよう、段取りや準備をしていましたが、
今回ほど「適材適所」という言葉が思い浮かんだ年は無かったと
思います。

昨日までちょうど、音声ブックですが、

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの
『イノベーションと企業家精神』を読んだら

を読了したところでした。

人材の適材適所が叶ったときに企業のチカラは何倍にもなる。

そんなことを今回のことでも感じた次第です。
この本の感想は後日お伝えしますね。

そういう適材適所を探し提供し、随所で活躍して頂くことに
私は喜びを感じるんだなぁ〜これが私の信念の一つということに
気付かされた、そんな今年の自然学校でした。

また来年も人材に困ると思いますので、
スノーケリングリーダーをやってみたい方はぜひお声を掛けて下さい。

この記事を書いた人
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今井ひろこ

1968年生まれ。大阪府出身。住友精化(株)研究所に17年勤務。在職中に但馬の環境教育を支援するＮＰＯを設立。自然豊かな暮らしに憧れ、日本海に面する兵庫県最北の町・香美町へ移住。2010年より観光まちづくりに関わり、地域資源を活かしきれていない事業者に出会う。2014年9月にコムサポートオフィスを設立。年30回の講演や110回のコンサルティングを実施。事業者のやる気を引き出し、売上につなげるアドバイスをしている。